<LA SCALA>Brand Information


Contents

  1. <LA SCALA> 各種モデルのご紹介・オーダー方法について
    1. Entry Model
    2. High end Model
    3. Be Spoke


<LA SCALA/ラ・スカーラ>各種モデルのご紹介・オーダー方法について 

 

イセタンメンズ専属テーラー、山口信人の手掛ける<ラ・スカーラ>のメイドトゥメジャーと、フルビスポークオーダー。お客さまのご要望に合わせ、細部にまで拘った1着をお仕立ていたします。


Made to measure
― Entry Model ―


<ラ・スカーラ>の描く男性的でエッジの利いた世界観をメイドトゥメジャーに落とし込んだ「Entry Model」。ブランドの世界観をより多くの方にご体験いただくために誕生したモデルです。


メイドトゥメジャー スーツ

メイドトゥメジャー ジャケット

メイドトゥメジャー「Entry Model」オーダー詳細
□価格:スーツ 108,900円~、ジャケット 71,500円~
□お渡し:約5週間後以降
■メンズ館5階=メイド トゥ メジャー
*メジャーメイドはご予約不要です。店頭にて常時承ります。


Made to measure
― High end Model ―


日本国内トップクラスの工場にて仕立てる、「High end Model」。フルキャンバスで作られる一着は、メイドトゥメジャーながら細かなディテイルまで山口信人のコンセプトを感じられる、ビスポークに近い雰囲気と、抜群の軽い着心地をご体感いただけるモデルです。


メイドトゥメジャー スーツ

メイドトゥメジャー ジャケット


メイドトゥメジャー コート
 

メイドトゥメジャー「High end Model」オーダー詳細
□価格:スーツ 141,900円~、ジャケット 93,500円~、コート 141,900円~
□お渡し:約6週間後以降
■メンズ館5階=メイド トゥ メジャー
*メジャーメイドはご予約不要です。店頭にて常時承ります。


着心地にこだわり、襟、肩、袖など山口本人が縫う「プラスワークス」。ステッチ、ボタンホールもハンドメイドで承ります。

メイドトゥメジャー「+works」オーダー詳細

□価格:スーツ 251,900円~、ジャケット 203,500円~
□お渡し:約2か月後
■メンズ館5階=メイド トゥ メジャー
*メジャーメイドはご予約不要です。店頭にて常時承ります。



― Be Spoke ―


「Be Spoke」では、採寸からカッティング、縫製まで全ての工程を山口信人が行います。
お客さまお一人お一人の体型や特徴を考慮しお悩みをカバーしながらも、魅力を引き立てる唯一無二の一着を仕立てます。これまで培ってきた技術を注ぎ込み、独自の美学に基づいて作られる、オーダーメイドスーツをご堪能ください。


オーダースーツ 参考商品

オーダージャケット 参考商品

「Be Spoke」オーダー詳細
□価格:スーツ 605,000円~、ジャケット 440,000円~
□お渡し:約6か月後以降
■メンズ館5階=オーダーメイド

フルビスポークオーダーをご希望のお客さまは、専用ご予約サイトより、日時・ご要望やご用途・ご予算をご入力の上、ご来店日をご予約ください。

*ご予約には、専用サイトの会員登録(無料)が必要です。
*ご予約に関しましてはご希望に添えない場合もございます。予めご了承ください。
*オンラインでのご予約は、ご来店ご希望日の3日前までの受付となります。その他ご予約に関するお問い合わせは、下記店頭までお問い合わせください。
*お電話によるお問い合わせの際は、「メンズ館テーラー<ラ・スカーラ>来店予約」とお伝えください。


Brand Philosophy


ブランド<LA SCALA/ラ・スカーラ>と、テーラー 山口信人とは


オーダーメイドスーツほど、作り手の価値観や美学が投影される服はないだろう。
<ラ・スカーラ>のテーラー山口 信人が仕立てるスーツも、彼の美学が色濃く反映されている。

山口の作り出すスーツは一見、いわゆる「ナポリ仕立て」のスーツに見えるかもしれない。
しかし、本質はそうでは無い。

実は、山口のスーツには、イタリアや英国のみならず日本独自なモノまで、これまでに学んださまざまなテクニックがミックスされており、それは自分の美学を体現するためのツールであると考えている。
そして何より、今のスタイルを作り上げたのは、これまでに携わった顧客と、それに対して真摯に向き合ってきた山口との共作といえるだろう。

山口信人の美学に影響を与えたものとは


この美学を生み出すまでに、さまざまな影響を受け独自の解釈で構築してきたという。

まず、一つ目は1970年代のカルチャー。10代の頃東京郊外で育った山口は、同年代が好むような流行りの映画や音楽・ファッションよりも、マイノリティーなジャンルを好んでいたという。その中でも1970年代に作られた作品群に最も影響を受けたという。
特に名作として知られるアメリカ映画は、歳を重ねてもなお新しい発見をもたらしている。いつも山口にとってのスクリーンの中で活躍するヒーローは、孤高を貫くアウトロー役の俳優が多く、その男としての人生観や、家族・仲間愛などに感化されたという。

もう一つは、師と仰ぐナポリの巨匠との出会いだ。クオリティ重視のスーツ作りから、山口自身が思う理想的なスーツ作りの技術やスタイルを学んだことだ。

20代半ばの修業時代、日本有数の縫製工場で働いていた山口は、仕事を終えた後翌朝までに一人でボタンホールをいくつも作り、同僚と競い合っていた。当時、スーツづくりでの興味は、どれだけ高いクオリティの物を作り出せるかにあった。
この時、伝統的で英国的なスーツの美しさは理解していたが、自身の作るスーツの理想像を考えたときに、そのスタイルには違和感を持っていたという。

その後、国内のさまざまなテーラーや工房での経験を積み、予てより憧れていたサルトリアで働くため、単身でミラノに渡り、さまざまな技術を習得し日本へ帰国。三越伊勢丹に入社し、テーラーとして勤務しながら、自分のスーツ作りを模索していた。

そんな折に山口は、ナポリの巨匠との運命的な出会いを果たし、自分が作り出したかったスーツの理想像を見ることになる。
巨匠が生み出すスーツの技術的なところではなく、巨匠が描き出す男性像のカッコよさに最も感銘を受けた。そのスタイルは、男性的な力強さを持っているが決して威圧的ではなく、大人の柔軟さや軽さを兼ね備えていて、どこか力の抜けているような男性像。したたかに世の中を生きる賢さが、粋に見えたという。
それから山口は実際にナポリの工房へ通い、巨匠のスーツ作りに触れていき、自身のスタイルを確立していくことになる。

他にはない<LA SCALA/ラ・スカーラ>ならではのスタイルの追求


山口がどういったバックグラウンドを持っているかは全段で説明をしたが、ここからは山口独自のスタイルがどう確立されていったかについて説明する。
テーラーとしての力が本当の意味で上がるのは、実際に多くの顧客にスーツを仕立てることしかないのだろう。注文をもらう度に、山口は思い悩みながら、顧客と自分に向き合っていく。
その山口の成長過程において、最も大きな壁となったのは、日本人特有の体型である。

そもそも、欧米人に比べて、胸板が薄く、いかり肩で前肩の上半身と、下半身もO脚が多い日本人は、スーツ姿を美しく見せるには難易度が高いとされている。その体型に対して、着心地を犠牲にせず、美しく見せるために、山口はチャレンジしてきた。
理想の男性像をスーツのディテールに落とし込んだ時に、ナチュラルな肩傾斜と胸のボリュームは必須事項だったが、どちらも日本人の体型とは相性が悪い。

これに対し山口のスーツはというと、まずは男性的な印象へと導くジャケット。
襟越しを若干高く設定し、肩幅もやや広くしている。そうすることで、いかり肩体型でも、視覚的に美しいナチュラルな型傾斜を描くことが出来る。
若干胸周りにボリュームを持たせているが、ダーツを深くとりウエストから蹴回し(裾)まで強くシェイプさせることで、相対的に胸のボリュームを大きく見えるよう実現させた。さらに、肩幅と胸幅とのバランスをとるために、広めのラペルをあまく返し、視覚的に胸周りにボリュームを出し、自然に男性的なシルエットを描くよう工夫している。
もちろん、着心地が犠牲にならないよう、これまで培ってきた、さまざまな技術や資材の選定をすることで、軽い着心地も実現した。

パンツについても、ジャケットの雰囲気を崩さず調和させている。
細いパンツは脹脛にぶつかり依れてしまうと、O脚を強調してしまい、短足に見えてしまうという難点がある。
一方山口のパンツは、横から見るとやや太く感じるかもしれないが、正面から見た印象は全く別物だ。パンツのセンタークリースがウエストから裾にかけて、真っすぐに床へ落ちるようなラインにすることで、視覚的に足を長く細く見せている。また、ウエスト位置を高めに設定することで、トータルでスーツを見た時に、上半身から下半身までを見事に統一させている。

着る人にどんなスタイルを提案し、今後どのような道を目指すのか?


あえて言うならば、「権威や常識にとらわれず、自分の道を生きる粋な日本人を、最も美しく見せることができるスーツ」であるといえる。


NOBUTO YAMAGUCHI Profile

 

  • Who’s tailor 山口 信人/NOBUTO YAMAGUCHI
  • 文化服装学院を卒業後、国内有数のファクトリーにて仕立ての基礎を習得。その後更なる技術取得のため、イタリア・ミラノへと渡る。帰国後、三越伊勢丹へ入社。トランクショーで出会ったナポリの巨匠に感銘を受け、休暇を利用してナポリへ通う。そこで学んだ技術をベースに、力強い男性的な美しさと、軽い着心地を実現したスーツを作り上げ、テーラーとして他にはない独自の存在感を発揮している。2014年、自身のブランド<LA SCALA/ラ・スカーラ>を立ち上げ、現在に至る。
  • <ラ・スカーラ>ブランド公式Instagramはこちらから

Original interview


メンズ館常駐テーラーが手がける「メイド トゥ メジャー」の先にあるもの
身体の欠点を包み込むスーツ
ナポリのスーツをこよなく愛する男が目をかける職人 「ザ・ワインギャラリー」オーナー成田 忠明氏
テーラー山口信人×シューメーカー福田洋平──海外で学んだこととこれから


LA SCALA history 


オーダースーツが出来るまで。着る=ほどに良さが伝わるス ミズーラとは?
ヤツらのスタイルを叶える、 "ルパン ザ テーラー" 山口信人
世界を目指すモデルへ託す一張羅──KUYURIのために仕立てた、"極み"のロングコート
我が子に託した父の想い──「1歳の誕生日に贈るオーダーメイドスーツ」

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Photo&Text:ISETAN MEN‘S net

*価格はすべて、税込です。

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