【特集】シューケア3大ブランドを比較!靴磨きのプロが教える必須道具の使い方と選び方とは。【2025年12月更新】(1/2)
シュー ケアが身だしなみの一部として注目されるいま、ケアアイテムの製品数が増える中で「何を選べばいい?」という声をよく聞きます。ここでは、「コロンブス」シューケアのプロの解説を一部交えつつ、革靴の正しいお手入れ方法と、伊勢丹メンズ館のお客さまからも支持されているシューケア3大ブランドのベストセラーアイテム、さらに日常使いに便利なシューケアセットをご紹介します。
革靴のお手入れや、靴磨きセットのおすすめを探している方は必見の内容です。
【この記事で分かること】
1.「シューケアとシューシャインは何が違う?」まず知っておきたい基本のシューケア手順2.メンズ館で売れている3大ブランド“革靴クリーム”比較
3.鏡面磨き(ハイシャイン)は「水」の使い方が肝!ーおすすめケア用品4選
4.初心者から革靴マニアまで、プレゼントにもおすすめ「シューケアセット」
5.「シューズキーパーは本当に必要?」使うタイミングと選び方
プロに聞く「シューケアとシューシャインは何が違う?」まず知っておきたい基本
- 解説者
イタリア・フィレンツェで年2回開催される「PITTI IMAGINE UOMO」に参加し、同ブランドの<ブートブラック>と日本のシューケアを世界へ発信している。
お客さまからよく聞かれるのが、『どうしたら光るの?』という質問です。まずはシューケアとシューシャインの違いを知りましょう。
「シューケア」は革の素材を守ること。革はタンパク質の塊ですから、10%くらいの油分があると良い状態を保ちやすいので、“減った油分を補う”イメージでケアしてください。「シューシャイン」は見た目の仕上げ。ツヤを出すことで見栄えが整うだけでなく、表面の保護にもつながります。ただし見た目だけを追うと革を痛めることがあるので、まずはシューケアを優先することをおすすめします。
シューケアも人間のスキンケアの手順と同じ。「洗う」→「栄養を与える」→「仕上げる」。この順番を守るだけで靴の寿命はぐっと伸びます。
クリームばかり塗るのではなく、クリーム3回につき1回はクリーナーで汚れを落としてください。月に1回の丁寧なケアだけでも革が長持ちします。(成田)
【まとめ】
・シューケア=革の「栄養補給・保湿」。素材を長持ちさせる基本ケア。・シューシャイン=表面の「見た目(光沢)」仕上げ。保護効果もある。
【シューケアの基本の流れ】
汚れを落として(クリーナー)↓
栄養を与える(クリーム)
↓
最後に仕上げる(ワックス)
メンズ館で売れている3大ブランド“革靴クリーム”比較
それではここからは、伊勢丹メンズ館で人気の「シュー ケア 用品」3ブランドの「売れてるアイテム」をご紹介。とれも基本アイテムですが、靴の素材や目的(補色か保革か鏡面か)で使い分けるのがコツです。
1.「仕上がりと安定感」でお客さまからの評判も良い
<コロンブス>のハイグレードライン<ブートブラック>
日常ケアで色味と栄養を両立したい人向け。
<ブートブラック>コレクションズ シュークリーム(85g)
日常の栄養補給と補色。色の調整がしやすい乳化性クリーム。染料を多めに配合し、重ねるほどに少しずつ色に深みが出て、しっとりとした仕上がりに。保革効果の高いアルガンオイル配合で、日常ケアで色味と栄養を両立したい人向け。
<ブートブラック>
<コロンブス>が長年培ってきた染料・仕上げ材の技術を基盤に、「革は油で潤す」という設計思想を持ち約10年前に誕生したシューケアブランド<ブートブラック>。
細かなリクエストに応えるものづくりが秀逸<M.モウブレィ>
伸びと香りが良く、ソフトでデリケートな革にも安心して使える定番アイテム。
<M.モウブレィ>デリケートクリーム(60mL)
<M.モウブレィ>
デリケートクリーム (60mL)1,320円
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
水分を多く含み、ベタつかないサラッとした仕上がりで伸びが良く扱いやすい。ソフトでデリケートな革に適し、乾燥して硬くなった革の柔軟化や、雨後の保湿ケアにもおすすめ。
<M.モウブレィ>
イタリア発のシューケアブランド。長年の取扱で培ったノウハウを生かし、日常使いで扱いやすい処方設計と保湿・栄養に特化した製品が揃う。
パッケージや香り、色展開が魅力<サフィール ノワール>
汚れ落とし・栄養補給・ツヤ出し・補色の4役をこなす多機能クリーム。
<サフィール ノワール>クレム1925(75mL)
<サフィール ノワール>
クレム1925(75mL) 2,970円
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
シアバター配合で、乳化性のような柔らかさと伸びを持ちながら「水分ゼロ」を実現。色づき・浸透力が高く、雨でも流れにくいため効果が続きやすい。手入れ回数を減らしたい方、補色効果も欲しい方におすすめ!
<サフィール ノワール>
フランスの<SAPHIR/サフィール>の中でも最高品質を追求するハイグレードライン。天然成分へのこだわりが強く、革に不要な合成樹脂やシリコンを配合しない方針を貫く。「水を入れない」独自の処方哲学でも知られる。
プロに聞く「鏡面磨き(ハイシャイン)は「水」の使い方が肝!」
鏡面磨きは“水加減”の技術です。まずベースで凹凸を整え、薄くワックスを重ねる。その上でほんの少し水を使って層を滑らかにする。光らないからと水を使いすぎると逆に革を傷めてしまうので注意してください。
薄く塗り、適度な水分で均し、休ませる。再現性を上げるなら、用途に合わせた専用アイテムを使うこと。たとえば、ベース(油性)で下地を作り、コート(乳化性)で仕上げる2段構えは失敗が少ないです。(成田)
ハイシャイン|メンズ館おすすめケアアイテム
<ブートブラック>「ハイシャイン ベース」/「ハイシャイン コート」
油性で水が入っていない「ハイシャイン ベース」で革の表面にある凹凸を埋めてフラットな状態にし、次に油の層の上にしっかりと水(乳化性)の「ハイシャイン コート」で仕上げます。2つのアイテムで効果をしっかり出せて、薄塗りで鏡面仕上げができるのでおすすめです。
<ブートブラック>
ハイシャイン ベース(ビン入り・50g)
1,210円
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
その他、ハイシャインにおすすめケアアイテム
►鏡面磨きが難しいと感じる方に!鏡面磨き用に設計された高濃度ワックス
<サフィール ノワール>ミラーグロス
薄く重ねて少量の水でならすと、早く強いツヤに到達しやすいのが特長です。
<サフィール ノワール>
ミラーグロス/ブラック(75mL)
3,300円
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
►ワックスの厚膜をスムーズにオフできる専用クリーナー
<ブートブラック>ハイシャインクリーナー
ハイシャインのリセットや仕上げ直しが短時間で行え、次の層づくりが均一になります。
<ブートブラック>
ハイシャインクリーナー 無色(45g)
1,430円
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
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