2020.04.01 update

【特集】世代を超えて人気が広がる「バラクータ G9」という傑作アウター

世界中のショートブルゾンのベースとなった「バラクータ G9」は永遠の定番だ。機能美が際立つシンプルかつ完成されたデザインも、大人から支持される理由の1つ。時代が変わっても彼らの強い味方であり続ける<バラクータ>は、後世に伝えていきたい、残していきたいと思えるブランドの筆頭だ。今回は、数々の服に袖を通してきた伊勢丹メンズ館のバイヤーに、今だからこそ理解できるその魅力について語ってもらった。


  1. 「バラクータ G9」の本当の魅力がわかるとき
  2. 現代的にモディファイされた「G9」
  3. 多彩な着こなしが楽しめる「G9」、そのポイントは?


「バラクータ G9」の本当の魅力がわかるとき

 

井波 亮

メンズ館7階=メンズオーセンティック
バイヤー

「バラクータ G9」はもともと英国のレインウエアですが、和製英語のスウィングトップをはじめ、ゴルフジャケット、ハリントンジャケット、ドリズラーなど、呼び方もさまざまで、それだけ親しまれているアイテムであることがわかります。50~60代の方には、スティーブ・マックイーンや高倉健さんが着ている"あの"ジャケットとしてもお馴染みですよね。

 
 

私の中で「G9」はモッズカルチャーの象徴的アイテムです。<フレッドペリー>のポロシャツや<リーバイス>の501などと共にカウンターカルチャーの表現手段として流行した男のマストアイテム。そんな歴史的な流れを踏まえて着こなすのも大人の男性の楽しみ方の一つです。

例えば、「G9」は肩に肉がのってきて、みぞおちが痩せてくるような加齢による身体の変化にフィットする瞬間があるんです。防風のためのアンブレラヨーク(写真上)など機能のためのディテールがデザインとして昇華されて、若い世代からも注目されていますが、オヤジ世代でも似合ってしまうのが「G9」の懐の深さですよね。

デザイン的にアクセントになっているスタンド衿に釦をあしらったドッグイヤーやサイドに付くフラップ付きのハンドウォーマーポケット、防風性を高めるための袖リブや裾リブもすべて、機能的に着こなすための意味のあるディテールだというところにも惹かれます。


現代的にモディファイされた「G9」


  • スリムなシルエットによってグッと着こなしやすさがアップ。鮮やかなフレーザー・タータンチェックの裏地もポイント。
    <バラクータ>
    ブルゾン「G9」50,600円
 

上掲の「G9」は、身幅と袖回りをタイトなサイジングにした「スリムフィット」です。昔の「G9」を知っている、着たことがある方には細めのシルエットですが、今の時代感にあった着こなしを提案できるアイテムになっています。

もちろん、昔のゆったりしたフィッティングを再現した「オリジナル G9」も取り扱っていますよ。スーツ生地で有名な英国・フォックスブラザーズ社の“フォックスコットン”を使ったモデルもあり、そのバリエーションは多彩です。


多彩な着こなしが楽しめる「G9」、そのポイントは?



着こなしのバリエーションが楽しめるのも「G9」の魅力ですよね。そのポイントは「ダブルジップ」。加齢によって肩が張って、ウエストのリブがお腹に乗って、ジップを上下で開けると、ちょうど“Xフォルム”になって、ジャケットの中一つ掛けのような感覚で着こなせるんです。ジャケットの裏地も着こなしのアクセントになって、コーディネートがより楽しくなります。

昨今、さまざまなブランドとコラボレーションするなど、再注目されている「G9」ですが、その背景には、年代を問わず十人十色で着こなせて、通年着られるユーティリティ性があり、なおかつお仕着せではない普遍性を感じさせるところに多くの男性が惹かれているのだと思います。ワードローブに加えた瞬間からすぐに馴染み、「いつもの一着」になってくれるところも魅力なんです。

Photo&Text:ISETAN MEN‘S net

*価格はすべて、税込です。
*組織、役割に関する記載は、2020年3月現在の情報です。

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