"洗濯ブラザーズ"こと、<リブレ ヨコハマ>の茂木貴志氏(左)と康之氏(左)
第2弾となる今回も、稼働中の工場に取材班がお邪魔させていただき、洗濯にまつわるお話を伺いました。

メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンスのギフトコーナーで人気のナチュラルな洗濯洗剤ブランド<リブレ ヨコハマ>を手がける洗濯ブラザーズが、白い衣類専用の粉洗剤「ホワイト ディタージェント パウダー(漂白剤・蛍光増白剤フリー)」をリリース。
液体洗剤だけでは落としきれなかった頑固な汚れにアプローチし、白い洗濯物(肌着やタオル、靴下など)が本来持つ白さへ、しっかりと洗い上げる白物専用粉洗剤を使って、夏から初秋にかけて覚えておきたい洗濯のコツを指南します!



新商品 <リブレ ヨコハマ>白物用粉洗剤「ホワイト ディタージェント パウダー(漂白剤・蛍光増白剤フリー)」
(500g)3,780円 商品を見る


蛍光増白剤・漂白剤フリーで衣類に優しい新製品を解説


首まわりなどに黄ばみが目立ってきたワイシャツやTシャツ、「着たいけど、みっともないからお蔵入り」にしていませんか。 <リブレ ヨコハマ>が新たに開発した白物用粉洗剤「ホワイト」はリキッドベースの粉洗剤。洗浄力を高めるために、液体洗剤を時間をかけて粉末状にすることで、液体洗剤だけでは落としきれなかった頑固な汚れにアプローチします。

この粉末洗剤は蛍光増白剤・漂白剤フリー。衣類は皮脂や汗などの汚れによって洗うほどくすんでいきますが、洗剤を粉末状にすることで、洗浄力がさらにアップし、洗う度にワントーン、白く洗い上げます。


しっかりと洗剤を撹拌子して洗濯液を作る準備段階から、真の洗濯は始まっていた。


効果的に白物衣類を洗う方法を伝授


「ホワイト」を効果的に使うポイントは、熱湯を使って粉をしっかり溶かす こと。ウォッシュタブに約40℃ほどのお湯を入れて洗剤を適量溶かし、30分程度つけ置きして、そのままお湯ごと洗濯機に入れ、すすぎ⇒脱水するのをおすすめします。

皮脂や汗の汚れが蓄積しやすい肌着やワイシャツ、Tシャツ、さらに油ジミが付きやすいエプロンや白衣などもこの「ホワイト」を使えば、衣類本来の白さが増し、臭いも軽減。服のアンチエイジング=生地の風合いも持続します。これでもう、白いアイテムを買うのは怖くないはず。

今回はこの「ホワイト」を使った洗濯方法を中心に、夏の衣類や帽子の上手な洗濯方法を、洗濯ブラザーズが直伝。服のアンチエイジングをぜひ実践してみよう!



「ホワイト ディタージェント パウダー」を使った衣類本来の白さを目指す洗濯方法





【洗濯に必要な表通アイテム一覧】
■水(お湯約2リットル)
■ウォッシュタブ(桶他、大き目の洗面器、もしくは水を張ることが出来る洗面台でも洗濯ができます。)
■ブラシ

□使用する洗剤
前処理スプレー「プレウォッシュスプレー(綿・麻・合成繊維用)」1,998円(150ml) 商品を見る
白物衣類用 粉洗剤「ホワイト ディタージェント パウダー」(500g)3,780円 商品を見る



 白いコットンシャツ




▶手順①:汚れを落とすための下処理をする
まず、白さを目指す前準備として、前処理スプレー「プレウォッシュスプレー(プレウォッシュスプレー)」(以下プレウォッシュ)を使用。
皮脂や食べこぼし汚れ、ファンデーション、泥などを落とすことに効果を発揮するプレウォッシュとブラシを使うことで、表面の汚れはもちろん、繊維の奥に蓄積した汚れも浮かせて分解します。


▶手順②:洗濯液を作る
シャツ襟など汚れの目立つ部分にブラッシングをしたら15分ほどそのままにして、ウォッシュタブに約40℃のお湯を張ります。
「ホワイト」は45リットルで30gの量を基準にしていて、付属のスプーン1杯が30gです。今回は約3gをお湯に攪拌。
粉の粒子が見えなくなるまでしっかり混ぜましょう。



▶手順③:洗濯液へ衣類を投入。しっかりと染み込ませる。
洗濯液へプレウォッシュしておいた衣類を投入。
襟をお湯につけて汚れの落ち具合を見つつ、入れていきましょう。しっかりと衣類に洗濯液が染み込むよう押し洗いし、そのまま約1時間ほどつけ込み洗いをます。

▶手順④:汚れの落ち具合を確認し、脱水&すすぎ
汚れが落ちたかを確認してから、洗濯液ごと洗濯機に投入。
脱水⇒すすぎ⇒脱水をして終了。
シワを伸ばして干しましょう。



*皮脂で汚れた襟の黒ずみがしっかりと落ちて、本来の白さへ。



 白いコットンTシャツ




▶手順①:汚れを落とすための下処理をする

白いコットンシャツ同様、首回り、袖、裾などの汚れのひどい部分はまず、プレウォッシュで汚れを分解させましょう。ここでしつこい汚れに満遍なく塗布することが大切。


▶手順②:洗濯液を作り衣類を投入。しっかりと染み込ませる。
ウォッシュタブに約40℃のお湯を張り、「ホワイト」を攪拌させ、約1時間ほどTシャツをつけ込みます。
空気を含んで部分的に生地が浮いてしまうので、Tシャツの上に濡れたタオルなどを重しの代わりに乗せ、完全にお湯の中に漬け込むのがポイント!
「つけ込み時間=汚れの分解力」なので、皮脂汚れなどがひどい場合は約半日ほど漬け込んでおきましょう。

▶手順③:汚れの落ち具合を確認し、脱水&すすぎ
つけ込んで汚れが落ちたのを目視で確認してから、洗濯液ごと洗濯槽へ入れてて脱水⇒すすぎ⇒脱水をして終了です。
汚れを確認する際に、まだ汚れが落ち切っていない場合は、もみ洗いし、つけ込み時間を追加しましょう。


*首のリブには皮脂や汗、化粧品や日焼け止めなどで汚れがり。さらに洗濯回数を重ねることでくすみがちだが
「ホワイト ディタージェント パウダー」を使えば、本来の白さ・風合いを取り戻す。


メリヤスボーダーカットソー




▶手順①:毛羽立ちを防ぐためにネットに入れる
ボーダーカットソーなどサマーニットは、摩擦による毛羽立ちが目立ちがち。毛羽立ちやすいものを「ホワイト」で洗うときは、衣類を裏返しにして、ネットに入れましょう。


▶手順②:洗濯液を作り衣類を投入。しっかりと染み込ませる。
ウォッシュタブに約40℃のお湯を張り、「ホワイト」を攪拌し、約1時間ほど衣類をつけ込みます。


▶手順③:汚れの落ち具合を確認し、脱水&すすぎ
つけ込んで汚れが落ちたのを確認してから、洗濯ネットに入れたまま、洗濯液ごと洗濯槽へ入れてて脱水⇒すすぎ⇒脱水をして終了です。
汚れを確認する際に、まだ汚れが落ち切っていない場合は、もみ洗いし、つけ込み時間を追加しましょう。
また、伸びやすい生地は平干しで乾かします。


*コットンの毛羽立ちを抑えた仕上がりに。ボーダーのコントラストがしっかりと見えるようになる。


白いコットンキャップ




▶手順①:汚れを落とすための下処理をする

夏に活躍するキャップやハットは、汗をかいて汗染みになりやすいので、シーズン中でも洗濯するのをおすすめします。日焼け止めやファンデーションなどが付きやすく、黄ばみや臭いの原因にも。
汚れがひどい部分にまずプレウォッシュを塗布し、ブラッシングします。泥汚れも同じように落としていきます。


▶手順②:洗濯液を作り衣類を投入。しっかりと染み込ませて洗う。
ウォッシュタブへ、約30℃のぬるま湯を張り、「ホワイト」を溶かし入れ、つけ置き洗いします。汚れと臭いは縫い目のに多く蓄積しやすいので、縫い目の汚れ落ちを目安に、つけ置き時間を調整してください。



▶手順③:タオルを使い型崩れを防ぎながら脱水とすすぎ。
つけ置き洗いしたら、型崩れを防ぐために頭部にタオルなどを詰め入れ、ネットに入れて縛ったら、洗濯槽に洗剤液と共に投入。
脱水⇒すすぎ⇒脱水を行いましょう。
尚、脱水をしすぎると型崩れの原因になるので、頭部分には必ずタオルを詰め、ネットに入れ1分以内が目安。
すすぎは1回、約1~2分が目安です。


▶手順②:洗濯液を作り衣類を投入。しっかりと染み込ませる。

形が崩れないように形を整えたら、洗濯ハンガーで帽子のフチを数か所止めて干しましょう。



泥と皮脂の混合した汚れを放置していた白いキャップのツバ。見違えるように汚れが落ちているのが分かる。
しっかりと下処理をした上で、洗濯をすれば汚れも怖くないはず。




 

「シルク&ウール 用洗剤」を使った色柄モノ・麻素材を使用した衣類の洗濯方法





【洗濯に必要な表通アイテム一覧】
■水(常温約2リットル)
■ウォッシュタブ(桶他、大き目の洗面器、もしくは水を張ることが出来る洗面台でも洗濯ができます。)
■ブラシ

□使用する洗剤
前処理スプレー「プレウォッシュスプレー」 商品を見る
<リブレ ヨコハマ>シルク&ウール用洗剤「シルク&ウール 用洗剤」4,320円(600ml) 商品を見る



ナイロン素材のブラウンカラーシャツ




▶手順①:洗濯液を作る
洗剤は中性洗剤のシルク&ウール用洗剤を使います。洗顔と同じように、泡がしっかり立つように混ぜましょう。泡がクッションになって繊維が傷つくのを防ぎます。
*リヨセル、テンセル、レーヨンなどの化繊シャツは、汚れがひどい部分には前処理スプレー「プレウォッシュスプレー」を使用します。


▶手順②:衣類に洗濯液を染み込ませて、押し洗いをする。
押し込むように、衣類の空気を抜くように洗濯液を染み込ませます。しっかりと押し洗いしていきましょう。
*汚れがひどい時は、新たに①の洗濯液を作り直し同じ工程をもう一度繰り返します。



▶手順③:洗剤をしっかりすすいで落とす

ウォッシュタブに新しい水を注ぎ、今度はすすぎます。
洗剤残りが発生しないよう、しっかりとここでも衣類を水中に押し込み、すすぎます。


▶手順④:ネットに入れて洗濯機で脱水とすすぎ
型崩れを防ぐために洗濯ネットに入れて脱水します。すすぎは約3分ほど行います。レーヨンは縮みやすいので、脱水は極力短く、優しくかけましょう。
*画像はすすぎを行った直後のもの。部分的に水分が飛んでるのが分かる。


▶手順⑤:ハンガーにかけて自然乾燥
「シルク&ウール 用洗剤」の特徴として、乾燥と同時に、水を含んだ衣類の重みである程度のシワは伸びていくので、自然乾燥するのがベスト。色物衣類は、裏返して日陰干しがおすすめです。



*自然乾燥後した後のシャツ。シワも軽減され、生地本来の風合いに仕上がっている。


リネン素材のライトブルーカラーシャツ




▶手順①:汚れを落とすための下処理をする
リヨセル、テンセル、レーヨンなどの化繊シャツは、汚れがひどい部分には「プレウォッシュスプレー」を使用します。
特に襟元・カフスは汚れが蓄積しやすいので、洗濯毎に汚れをチェックしましょう。


▶手順②:洗濯液を作り、衣類をつける
「麻」素材は繊維が太く、洗濯は「ホワイト」を使ってのつけ込み洗いが適していますが、「リネン」素材は繊維が細いので、毛羽立ちを抑えるために「シルク&ウール 用洗剤」を使います。
約30分ほど洗濯液につけ置き洗いをしてから、約10分ほどかけて手洗いします。



▶手順③:汚れの落ち具合を確認し、脱水&すすぎ
洗濯液ごと洗濯槽へ入れてて脱水⇒すすぎ⇒脱水をして終了です。
シャツの前立て、脇、カフス、襟などの縮みやすい“縫い目”をしっかり伸ばしてから陰干ししましょう。
縫い目をしっかり伸ばすことで、カジュアルシャツならノーアイロンで素材の風合いを活かした仕上がりになります。



*落ち切らなかった洗剤が残留し、皮脂と交じり合い黄ばんでいた襟汚れも、さっぱりと汚れが落ちている。
すすいでしっかりと洗剤と汚れを落とし切ることも、衣類にとってはとても重要!
 

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*価格はすべて、税込です。

Text:ISETAN MEN'S net
Photo:TAKU FUJII

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