2018.12.10 update

<MONT BLANC/モンブラン>の担当者に聞く、上質な筆記具の魅力や扱い方とは

メンズ館でお買いものをしてクレジットカード決済のサインをするとき、サッと上質なボールペンが差し出されたら、あなたはどう感じるでしょうか?――
メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンスのステーショナリーコーナーで<モンブラン>を担当する石田隆英さんに筆記具について、その魅力や扱い方を伺いました。


Q1. 上質な筆記具を使う魅力は何ですか。

 

ズバリ「優れた筆記具を使っている」という満足感を得られることだと思います。
<モンブラン>に関していえば、110年以上の歴史の中で国内外の文豪たちが愛用したことなどブランドへの信頼もあって、所有していることを感じられるのが魅力でしょうか。


若いころ、当時の先輩が<モンブラン>を使っていたのを見て憧れて購入したと話すのは同ブランド担当の石田隆英さん。


店頭には定番のモデルから、新作や限定モデルまで豊富な種類を揃えている。


Q2. メンズ館のお客さまが筆記具を購入するきっかけは?

 
最近は、尊敬する上司や先輩が筆記具を愛用していて、それが「一人前の証」と刷り込まれていたり、大きな商談をまとめたときに購入を決めたなど、仕事をしていく中で、「上質な筆記具をいつ持とう」とタイミングを計られている方が多いように思います。
あるいは、結婚などの大きな人生の節目に、ご自身の記念として万年筆を買うという男性もいらっしゃいます。

また、ペンは腕時計のように親から子へ継承されやすいアイテムの一つです。
万年筆やボールペンはエングレービング(ネーム刻印)*できるのも大きな魅力で、あるお客さまは「万年筆に生まれたばかりの子どもの名前を刻みたい」と来店されました。「刻印は2週間ほどお時間をいただきますが……」と答えると、「大丈夫。渡すのは20年後だから」と、成人式を迎えたときにお渡しされるとか。
ペンは人生のパートナーであり、自分やご家族の成長を共に見届けてくれるものです。

最近は、<モンブラン>の定番モデル「マイスターシュテュック」を女性へのプレゼントに選ばれる方も増えており、女性の社会進出に伴い、女性が上質な筆記具を使うシーンも多くなりそうです。
*モデルによってはエングレービング(ネーム刻印)を承れない場合もございます。詳しくは係員までお問い合わせください。

左から、ローラーボールペン、万年筆、ボールペン

Q3.ボールペンと万年筆、シーンに合った筆記具の使い方とメンテナンス方法は?


「ビジネス(オフィシャル)はボールペンが中心で、万年筆は特別(プライベート)なときに」というビジネスマンが多いと思います。
ボールペンが日本でこれだけ普及した理由の一つは「複写式書類」の普及が大きな要因ではないでしょうか。海外では複写式書類がない場合もあり、ローラーボールペンの使用率が多いようです。ローラーボールペンは、インクが水性のキャップ式のペンのことで、書くときにキャップを外す行為に特別感があります。

純粋に“文字を書く”ことだけを考えれば、万年筆は書いていて疲れないので、とても書きやすいペンです。万年筆は定期的に使わないとインク詰まりを起こしてしまい、メンテナンスが必要です。インクの出が悪くなったらペン先を水でよく洗浄し、柔らかな布で拭き取ってください。
尚、ご自身でのメンテナンスが難しい場合は、有償になりますがお預かりしてメンテナンスいたします。 


Q4. 気に入った筆記具を長く使い続けることで得るものとは?


自分が気に入った良いペンを使うことはとても素敵なことで、「書くことが愛用すること」に繋がります。どんなに機器類が発達しても、手で文字を書いて、文章を綴る、そこに個性が宿って、自分自身が投影されるのはいつの時代でも不変です。
メンズ館8階には<モンブラン>をはじめとするさまざまなブランドの筆記具を取り揃えています。ぜひ、人生のパートナーと言えるような筆記具をお選びください。

お問い合わせ
メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス
03-3352-1111(大代表)