男性の魅力を引き立てる、色彩効果を狙ったVゾーンの作り方。
私たち日本人はVゾーンのカラーリングを無難にまとめがちですが、実は色は能弁に人となりを語ります。春の新生活がスタートする前に、“ネクタイの色で攻守ができる”ことを学んで、効果的に使いましょう。
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教えてくれる人
関川 晃彦
伊勢丹新宿店メンズ館 イメージコンサルタント
4つの色系統を知り、クローゼットに揃えましょう
人を引き立てる「パーソナルカラー」の4つのタイプ
肌や目(光彩)・髪の色や艶を見て、似合う色のグループを診断する「パーソナルカラー診断」。パーソナルカラーは、年齢も性別も関係なく似合う色で、ディライト・ソフィスティケート・ハーベスト・パーマネントの4つのグループの内のどれか一つに必ず属します。診断で得た似合う色を身につけることで、自信のもとになり、清潔感や説得力も持てて、印象度がアップします。
「初対面の人との挨拶には緑」
ここ数年、グリーンのネクタイの売れ行きが好調です。高速道路の表示板がグリーンなのは、ドライバーに落ち着いてきちんと見てもらうため。グリーンは気持ちを穏やかにしてくれ、癒やし効果もあります。初対面の挨拶のときなどに使うと、相手に爽やかで親しみやすい印象を与えることができます。
「大事なプレゼン。主張を通したい時に赤」
赤はとてもエネルギッシュな色です。プレゼンテーションの日や、自分の主張を強く伝えたいときは赤のネクタイを。意欲的に物事に向かう姿勢を感じさせることができ、自分の気分も高揚する効果があります。
「重要な局面で誠意ある態度を示す時に青」
重要な商談や誠意を伝えるとき、あるいは説得力や交渉力を発揮したいとき、そして謝罪するときなどはブルーやネイビーを使い分けてください。清潔感や清涼感と共に一点突破のキリッとしたイメージもあります。ストライプシャツにネイビーのソリッドタイのVゾーンは、定番人気のコーディネートですね。
「オフィス内で好感度を上げたい時に茶」
ブラウンは、落ち着きや余裕がある印象を与える色。気持ちに余裕を持たせてくれて、相手には冷静沈着なイメージを伝えます。また場を和ませるのに使える色です。オフィスカジュアルというとノータイが主流ですが、ベージュのジャケットに茶のネクタイなどを合わせると、オフィスの雰囲気を和ませて、女性の好感度がグッとアップします。