【第2回】柴田信友バイヤーが語る<Barbour/バブアー>の「ビデイル」ジャケット(1/3)

男が着るべき定番品の第1回では「バラクータG9」を思う存分語ったメンズ館7階=オーセンティックカジュアル担当のバイヤー柴田信友が次に選んだのは、「オンオフを問わず、あらゆるファッションスタイルにフィットする」という<Barbour/バブアー>の傑作アウター「ビデイル」ジャケットです。


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グッド・ジェントルマンに見える生粋の英国育ち

自分が若いとき、<バブアー>は<バラクータ>と同じように、“おっさん服”のイメージが強くて実は敬遠していました。でも、古着を着るようになって、ヴィンテージを知るほどに、状態の良いアウターが日本にあって、「ヴィンテージはデニムだけじゃないんだ」と知ったのが<バブアー>でした。

また、仕事でロンドンに初めて出張に行ったとき、霧雨が降る街の中で、おじさんたちが普通にオイルドクロスのワックスジャケットを着ているのを見て、「あ、そういうことなのか」と気づきました。昔ながらのカタチをメンテナンスして、ぼろぼろになる寸前まで着ているのを実際に見て、それが“グッド・ジェントルマン”に見える。良いモノを長く着ることの意味を知りました。


メンズ館7階=オーセンティック カジュアルの 柴田信友バイヤー
(178cm、着用サイズ40)


1世紀以上生き延びているブランドとアイテム

<バブアー>は1894年にイングランド北東部のサウスシールズで創業した元々は生地屋ですが、悪天候の下で働く水夫や港湾労働者が着る防寒着を作るためのオイルドクロスを生み出し、それを服に仕立てると英国軍の防水服として採用されるなど、実用性と機能性(耐久性)を兼ね備えたアイテムを作り続けてきました。

<バブアー>といえばオイルドジャケットが有名ですが、1936年に発表した、スティーブ・マックイーンも愛用していたモーターサイクル仕様のライダースジャケット「インターナショナル」や、80年に生まれた乗馬用の「ビデイル」、83年発表のハンティング用の「ビューフォート」など、アウトドアを好む英国上流階級の男たちのためのアウターを次々に登場させています。