2019.06.14 update

梅雨対策に重宝するビジネスシューズ──今選びたいのは、雨でも晴れでも履ける「全天候型」。


「雨の日こそ拘りたい」――今、お客さまからそんな声が高まっている。傘やコートなど雨の日グッズが機能的に進化しているのと同じく、雨の日に履けて、晴れの日も履く、晴雨兼用、いわゆる「全天候型」のドレスシューズがアツい。今シーズンは特にクラシック系のインポートブランドを強化し、雨の日用途+自分らしいスタイルに合う革靴が必ず見つかるだろう。


左から、メンズ館地下1階チーフバイヤーの福田、紳士靴担当バイヤーの田畑、同アシスタントバイヤーの谷口、ISETAN MEN'S net編集長の田代

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雨靴=ダサいの概念を変える、
最強ビジネス靴


 



雨天や曇天が続いて、気分的にも沈みがちな梅雨の季節。好きな靴を履くのを我慢してないだろうか。装いに合わせて好きなブランドの革靴を履ける喜びを知っている人には、なかなかつらいシーズンだが、メンズ館地下1階=紳士靴からうれしいニュースが届いた。

昨年は降水量も多く、ゲリラ豪雨なども多発していたが、ヨーロッパも天候不順で、「雨用の革靴」は世界的に必携アイテムとなっている。これに伴い、有名インポートブランドがレインシューズの品揃えを続々と強化。スタイルにフィットする見栄えの良い革靴を選ぶことができるようになった。


今回の企画では、メンズ館地下1階の福田チーフバイヤーが「雨の日でも王道ビジネス靴」をということで<REGAL/リーガル>を、アシスタントバイヤーの谷口が「防滑性に優れたソールを搭載」した<SCOTCH GRAIN/スコッチグレイン>を、紳士靴担当バイヤーの田畑が<CARMINA/カルミーナ>と<FABI/ファビ>、<CROCKETT&JONES/クロケット アンド ジョーンズ>のインポートブランドを、そしてISETAN MEN'S net編集長の田代が「英国靴の雄ならではの本気の雨靴」を提案する<JOHN LOBB/ジョンロブ>を紹介する。
 


1.REGAL

全天候型+別注ソールで進化した
「王道ビジネス靴」




<リーガル>を薦める人

福田 隆史

メンズ館地下1階のチーフバイヤー。紳士領域バイヤー歴13年。紳士靴担当バイヤーとして、過去にKick the cityやJAPAN靴博を企画。靴を愛し、靴に生かされた男。座右の銘は、"Comfort is Luxury." 自分にとって心地良いかが大切と語る。

<リーガル>シューズ 各37,800円

福田 私がお薦めするのはゴアテックス ファブリクスを採用した、<リーガル>の雨の日に強い靴です。ゴアテックスは透湿性に優れていることで知られていますが、この靴はアッパーとライニングの間にゴアテックスを挟んでいることで、甲革から靴内部へ水の浸透はありません。


田畑 ゴアテックスを採用している靴は世の中にたくさんあるイメージがありますが、厳しい基準を持った工場認定制なので、実は「ゴアテックスの靴」というだけで市場価値はかなり高いです。
谷口 しかも、「ゴアテックス内蔵+グッドイヤーウエルト製法」なので、さらに価値は高まります。
福田 メンズ館のお客さまには、「雨の日でもグッドイヤーウエルト製法の靴を履きたい」という方が多いので、この<リーガル>のストレートチップはぴったりです。さらに、滑りにくい別注のオリジナルソールを搭載しています。


田代 アッパーの革は、<リーガル>がゴアテックス用に新たに開発。ポリッシュ(鏡面磨き)もできるので、磨いて育てたい方にもご満足いただける一足です。
福田 防水・はっ水革なのに、明るめの色が新鮮。雨に履ける靴の進化版として、非常にクオリティが上がっています。
田畑 ストレートチップならではの重厚さとドレッシーな佇まいがあって、晴れの日にも活躍しますね。
 


2.SCOTH GRAIN

「雨の日も晴れの日も」の大定番は、
防滑性に優れたソールを搭載 




<スコッチグレイン>を薦める人

谷口 健太

メンズ館地下1階=紳士靴アシスタントバイヤー。ドレスシャツ&ネクタイ、シーズン雑貨アイテムの担当を経て現職に就く、入社4年目の若手。座右の銘は「Be kind to the people,be attached to the things.」、大切にしていることは" ヒトに思いやり、モノに思い入れを”と語る。

<スコッチグレイン>シューズ 各38,880円

谷口 私は「雨の日でも足元を崩さずに革靴を履きたい」というお客さまに、<スコッチグレイン>の人気シリーズ「シャインオアレイン」の三越伊勢丹別注モデルをお薦めします。
福田 昨年もご紹介していますが、アッパーの革は鞣(なめ)しの段階からはっ水加工が施され半永久的に機能が保たれます。


谷口 店頭では、「革の質感が雨の日用には見えない」と好評です。
田畑 別注モデルで、内羽根・外羽根・ローファーとデザインが揃っているのも人気のポイントですね。
谷口 ソールは通常モデルがSGソールですが、別注は雪の日でも履ける滑らないソール「ハイドロストッパー」で、踏み込んだときにガラス繊維がひっかかる防滑性に優れています。


田代 紐も特別仕様で、耐水性に優れています。防水スプレーを使用してもいいですが、お手入れは通常の皮革クリームだけでもOKです。

 


3.IMPORT BRAND

インポートブランドならではの
“三者三様”の雨対策




インポートブランドを薦める人

田畑智康

メンズ館地下1階=紳士靴バイヤー。入社14年目で、うち13年間で紳士靴を担当。地域店やプライベートブランドのバイヤー、セールスマネージャーを経て現職。お客さまもスタイリストも心から楽しめるお買場をつくることが今の目標。座右の銘は「我が人生、後悔先に立たず」。今を精一杯楽しみ、生きる事がモットー。


左:<クロケット アンド ジョーンズ>シューズ 85,320円
中:<カルミーナ>シューズ 71,280円
右:<ファビ>シューズ 84,240円

田畑 私が紹介するのは、この春から展開している<カルミーナ>と<ファビ>のメンズ館限定モデルと、<クロケット アンド ジョーンズ>の雨に強い新素材「ハイドロカーフ」を搭載したスエードシューズです。
福田 <カルミーナ>と<ファビ>は、2019年の「雨の日」企画の象徴的なブランドとアイテムですね。
田畑 店頭でも「雨でも自分のスタイルを崩したくない」という方が多くなってきています。そんな声を受けて、<カルミーナ>と<ファビ>でこのモデルを作りました。


<カルミーナ>シューズ 71,280円


田畑 まず<カルミーナ>は、アッパーがはっ水レザーの「ハイドロカーフ」で、ソールがラバー仕様のダイナイトソールです。
谷口 本格的なグッドイヤーウエルト製法で、ハイドロカーフ+ラバーソールという雨に強い組み合わせです。
田畑 ハイドロカーフは鞣(なめ)しの段階で革に油脂をたっぷり浸透させることで防水性の高い素材に仕上がっています。
田代 木型はオーソドックスで、「雨の日OK」といわれなければ、そうは見えない靴ですね。


<ファビ>シューズ 84,240円

 

田畑 イタリア・マルケ発のシューズブランド<ファビ>の一足は、はっ水仕様に見えないアッパーに加え、ライニング(内側)にイタリアの名門服地メーカーREDA社の防水加工生地「REDA ACTIVE」を採用しています。
福田 <リーガル>でゴアテックス ファブリクスの話をしましたが、REDA社と取り組んだ発想は新鮮ですね。
田畑 「足元が濡れなければいい」という考え方と、スタイル重視の発想は<ファビ>ならではです。



谷口 マッケイ製法のラバーソールで、軽くて、返りもいいので好評です。長い出張にお出かけの方には響きますね。
田代 イタリア・REDA社製生地を使ったライニングの素材感も自然で、つま先まで丁寧に釣り込みされているので、レインシューズっぽさがまったくありません。


福田 ライニングは薄く仕上げられていて、技術力の高さを物語っています。
谷口 機能的には晴雨兼用ですが、どこも妥協していないのがカッコイイです。
田畑 ブランドの良さを踏まえて、新しい発想を加えられるのがイタリアの底力ですね。

 


<クロケット アンド ジョーンズ>シューズ 85,320円

 

田畑 実は、「オシャレに履ける雨靴=スエードとラバーソールの組み合わせ」が鉄板で、この<クロケット アンド ジョーンズ>はお薦めの一足です。
福田 スエードは雨に弱い素材というイメージがありますが、表革のスムースに対して、スエードの起毛素材ははっ水効果が長持ちします。毛足が長い分、素材自体に強さがあるんですね。


田畑
雨に強い素材「ハイドロカーフ」は日本の代理店がクロケット&ジョーンズ社に依頼して生まれたもので、すでに定番人気になっています。
田代 ライニングや中底を変えずにハイドロカーフを使っていても武骨さを感じさせず、さすがの技術力だなと思います。ダイナイト社と作ったソール「シティーソール」もスマートで、横から見てもフラットなソールに仕上がっています。


田畑 スーツからカジュアルまで、スエード靴好きには太鼓判です。


4.JOHN LOBB

アクアカーフに新たなソールを採用した<JOHN LOBB/ジョンロブ>


 


<ジョンロブ>を薦める人

田代 径大

ISETAN MEN'S net 編集長。入社より9年間に渡り紳士靴を担当し、販売や買付を経験。ビスポークシューズからスニーカーまで幅広く精通する。座右の銘は“靴は料理と同じように気分で履き分けるべし”。


<ジョンロブ>シューズ「CITY II」 189,000円

 

田代 <ジョンロブ>では、以前からカントリーシューズなどに使われていた「アクアカーフ」が、数年前に人気モデル「CITY II」に搭載されて定番化されています。
福田 雨の日でも<ジョンロブ>を履きたいというお客さまに支持されていますね。
田畑 お客さまにとっても<ジョンロブ>に雨用靴がある意義は大きいですね。


田代 このモデルで特筆すべきは<ジョンロブ>の”本気度”。通常の「CITYⅡ」は出し縫いが180度グッドイヤーのところ、このモデルは360度グッドイヤーを採用し防水性を高めていること。アウトソールにレザーを1枚挟み、防水性を高めるあたり、流石の一言です。


<ジョンロブ>オーバーシューズ 17,280円


田代 豪雨の際にはオーバーシューズをセットできるのもポイントで、今回は新しいカラーが登場していますので、是非こちらもチェックしてほしいです。




*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館地下1階=紳士靴
03-3352-1111(大代表)