2026.01.27 update

【2026年春夏トレンドレポート】紳士靴バイヤーがフットウェアの潮流を解説


まだまだ厳しい寒さが続く季節ですが、ファッションの現場はすでに次のシーズンの準備が進行中。伊勢丹新宿店 メンズ館では、2026年春夏の新作を見据え、各カテゴリーで品揃えが進んでいます。今回は紳士靴カテゴリーを統括するバイヤー、鏡 陽介に取材。足元はもはや、革靴かスニーカーかの二択では語れない時代です。ビジネスと休日、「きちんと」と「ラク」を自在に行き来する装いが求められる今、どんな一足が選ばれているのか。靴市場の変化と、今季のバイイングの狙いを伺いました。

【商品情報についてお詫びと訂正】*2026年1月27日(火)更新


  1. 実生活で求められる“リアルな快適性”
    1. 伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴 バイヤー 鏡 陽介
  2. 靴好きの方が納得する一足と出会える場もご用意


実生活で求められる“リアルな快適性”

伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
バイヤー 鏡 陽介


「ここ数年で、靴の選ばれ方は大きく変わったと感じています。ロマンはあっても実生活では必要のないスペックより、疲れにくさや歩きやすさといった〝リアルな快適性〟が、今は選ばれる理由になっています。硬派な革靴好きの方でさえ、現代的なハイテクシューズを受け入れ始めていますから。」(鏡)


<サントーニ>
上段:シューズ 各171,600円(牛革)
下段:シューズ 各129,800円(牛革)
*3月4日(水)より展開開始予定
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴

「その流れを象徴するのが、ドレス靴の顔つきに軽快なソールを組み合わせた“ハイブリッドドレスシューズ”の拡大です。見た目は革靴の端正さを保ちながら、歩き心地はスニーカー級。以前は限られたブランドの提案でしたが、いまはハイグレードなブランドもこのタイプを積極的に展開しています。」(鏡)

特に<Santoni/サントーニ>では、スニーカーソールのモデルに加え、購入直後から柔らかく快適に履けるマッケイ製法やセメント製法の靴もご用意。かつて“革靴といえばグッドイヤー製法”という価値観が強かった一方で、いまは日常で求められる以上のスペックは、ロマンはあっても必須ではない。そんな空気感が広がっているのではないかと鏡は語ります。

<ヘンダーソン>
シューズ 143,000円(牛革)
*3月4日(水)より展開開始予定
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴

【商品情報についてお詫びと訂正】*2026年1月27日(火)更新
1月23日(金)から掲載しておりました商品の価格表記に誤りがございました。

<ヘンダーソン>シューズ
誤)132,000円
正)143,000円

お客さまにはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申しあげます。

 
「そして注目したいのが“ランスニーカー”の台頭です。特にスニーカーを普段から愛用する方にとっては馴染みがあり、休日だけでなく、コンフォートなセットアップに合わせてビジネススタイルの足元に取り入れる方も多くいらっしゃいます。ビジネスシューズが革靴一辺倒という時代は変わり、“ランスニーカー”もオンオフを横断するニュースタンダードの一足になりつつあります。」(鏡)

<ローク>
シューズ 各59,400円(牛革)
*ポップアップ会期:3月11日(水)~3月29日(火)限定展開
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴


「さらに革靴の中でも、スリッポンのように気負わず履けるモデルの人気は高まっています。例えば英国靴ブランド<Loake/ローク>のこちらのシューズは、ショートノーズの木型とキルトタッセルの組み合わせが個性的。英国靴らしい素朴さや風格を保ちつつ、寛ぎ感も備えた一足は、靴好きだけれど快適に履きたいという“いまの感性”にもフィットするのではないでしょうか。」(鏡)

仕立ての良い靴づくりを得意とするブランドも、“ランスニーカー”や“カジュアルレザーシューズ”の提案を強化しているという鏡。かつての“革靴メーカー”という枠を超え、シーンごとに選べる“トータルフットウェアブランド”へと進化する流れが、今季はいっそう加速しているようです。


靴好きの方が納得する一足と出会える場もご用意


「一方で、上質な正統靴をきちんと選べる場も欠かせません。靴好きの方が納得できる一足に出会えることも、伊勢丹新宿店 メンズ館の大切な役割だと思っています。ビスポークと同じ材料・製法で作る至高の既製靴や、英国屈指のシューメーカーに別注したモデルなど、伊勢丹新宿店 メンズ館でしか手に入らない一足をしっかりとご用意しています。」(鏡)

左3足:<アンソニークレバリー>シューズ 各594,000円(牛革)
中央2足:<エドワード グリーン>シューズ 各297,000円(牛革)
右:<クロケットアンドジョーンズ>シューズ 297,000円(馬革:コードバン)
*3月11日(水)より展開開始予定
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴

彫刻のような造形美と、抜群のフィッティングを両立する<アンソニークレバリー>は、ビスポークと同じ材料・製法で仕上げられた一足。ビスポーク仕様を味わえる“至高の既製靴”として、鏡のイチオシです。<エドワード グリーン>は、2025年に誕生した「125」ラストを採用し、Eウィズに設定。履き心地も見た目も、ゆったりとしたバランスに別注しています。
<クロケットアンドジョーンズ>は、ホーウィン社のコードバンを採用し、ハンドグレードラインで仕立てたパンチドキャップトウ。日本人の足にフィットしやすい「397」ラストにより、履き心地にも優れた一足へと仕上げられています。


鏡が分析するように、豊かなライフスタイルのために、幅広い選択肢の中から“いまの自分に合う一足”を選ぶ時代になってきました。だからこそ伊勢丹新宿店 メンズ館では、履く人のニーズに寄り添い、仕事・休日を横断して人生のパフォーマンスを底上げしてくれる靴と出会える品揃えを目指しています。ビジネスからカジュアルまで、求める足元の選択肢をぜひ店頭で探してみてください。


Photographer:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)
Text:Shinji Hashimoto


*価格はすべて、税込です。
*本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴