2018.04.13 update

シューズデザイナー坪内浩さんと歩く「春のメンズ館」 #3｜5階＝ビジネスクロージングで気に入って試着した3着（2/2）

＜エクイップ’70＞ブルゾン 63,720円

これからならサマーニットと合わせたいブルゾン

もう1着気になったのが、＜equipe’70/エクイップ’70＞のフーデッドブルゾンです。スポーティなデザインと“テラコッタ”の色目がいいですね。タイドアップでもいいですが、これからの季節なら、サマーニットを着て、スカーフは必ず巻くと思います（笑）。

スタイリストから、「1970年代のファッションデザインにインスパイアされて、現代的なテクニックで服作りをしているイタリアブランド」という説明を聞いて、なるほどと納得しました。

メンズ館散歩で一番欲しいと思ったアイテムを発見！

この＜PT01/ピーティーゼロウーノ＞のパンツは素敵ですね。サイズがあるか探してもらっていいですか？今シーズンはコロニアルなカラーに注目していて、このエスニック柄はまさにズバリ。ミディアムグレーがベースですが、グリーンやテラコッタ、ブラウン、オリーブなどのコロニアルカラーが上品に配されています。柄物好きにはこたえられない1本です。

＜ピーティーゼロウーノ＞パンツ 38,880円

パンツの変化で感じる、緩やかに循環しているトレンド

5階の「トラウザーズウォール」にある＜ピーティーゼロウーノ＞や＜インコテックス＞、＜ジーティーアー＞のパンツを見ていると、タック入りが増えていて、ノープリーツ全盛の頃を知っていると不思議な感じです。メンズのトレンドは緩やかに循環しているのが分かりますね。

トレンドの循環は靴づくりでも意識していて、自分自身も着たい服が変わっていくので、常に気にしています。今シーズンなら、ブレイシーズをするようなワイドパンツに合わせる「新しいラスト（木型）」の靴を展示会に出しましたが、まだ世の中にはウケません（笑）。
でも徐々にワイドパンツの気分に変わっていくと思うので、しっかりパンツの変化を見ていこうと思います。