シューズデザイナー 坪内 浩さんと歩く「春のメンズ館」 #3|5階=ビジネスクロージングで気に入って試着した3着(1/2)


「坪内さんはファッションで憧れた人はいますか?」と尋ねると、即答に近く「(音楽プロデューサーの)加藤和彦さん」と名前を上げた坪内 浩さん。「加藤さんは圧倒的に何でも早く着こなしてしまってすごいなと、フォークル(音楽グループ:ザ・フォーク・クルセダーズ)の頃から思っていて、ずっとスタイルが気になっていた人です」と言います。
現代のウェルドレッサーである坪内さんに、メンズ館5階=ビジネスクロージングで気になったものを着ていただきました。

柄物を自分のスタイルにしてしまう“坪内流”


5階=ビジネスクロージングをぶらりと“散歩”して、まず手に取ったのは<TAGLIATORE/タリアトーレ>のチェックとウインドペーンのジャケット。「柄物が好きなので、着てみたくなりましたが、すごく着やすいですね。僕は気に入ると3つ揃えで欲しくなります」と坪内さん。


<タリアトーレ>ジャケット 92,880円

<タリアトーレ>ジャケット 105,840円

一昔前はクラシコ系のブランドをよく着ていた時期もありますが、今の<タリアトーレ>や<ラルディーニ>のジャケットは、軽いし、柔らかいし、テーラードの進化をはっきりと感じさせてくれます。こうやって着てみると、支持されている理由はよくわかりますね。

「普通に着るだけでエレガントに見える」という<タリアトーレ>などイタリアブランドの服は、色気や強さなどの力を借りたい人にはとても良いし、味方になってくれる。作りそのものはシンプルですが、生地感やちょっとしたデザインなどで、他にはないムードを醸し出すことができるのも上手いなと思います。

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