2018.07.04 update

浴衣の新しい着こなしを提案──<Y. & SONS/ワイ&サンズ>で仕立てる粋な男の「ゆかた」とは?(1/3)

ゆかたを纏って完成する"都心の夏の過ごし方"──自由な感覚で、好きな着こなし方で、自分がいまだ知らない世界を“発掘していく楽しさ”がある和装。毎日多忙で、どこかコンサバティブになっていると感じている男たちにこそ、日本の伝統を肌で感じて挑戦してほしい。

メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンスでは、6月29日(金)から7月10日(火)までの期間限定で東京・神田明神鳥居脇に店を構えるメンズきものテーラー<Y. & SONS/ワイ&サンズ>が登場。同テーラーの足立学氏は、「ゆかたスタイルは、ゆかたと帯、腰紐、下駄の4アイテムで簡単に楽しめるものです。今回のコンセプトストアでは、40~50枚のお仕立て上がりのゆかたと羽織を揃えますので、ジャケットを試着する感覚で気軽に羽織って、新しい自分に出合ってください」とメッセージする。



 

イベント情報

「Y. & SONS×CHALIE VICE -都心の夏の過ごし方-」

□6月29日(金)~7月10日(火)
□メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス/チャーリーヴァイス
▶イベント詳細はこちら



ゆかたの着こなし方はもっと自由だ


「ごくありふれた日常を、きものを着ることで特別な非現実に」──CHALIE VICEが魅了された<ワイ&サンズ>のきものが持つ力や魅力をギュッと凝縮した今回のテーマが、"都心の夏の過ごし方"。

2018年シーズンのゆかたは、素材を重視した「刺し子織り柄」や「手絞り小地谷縮み織」など無地感覚で着られるものから、「伊藤若冲」シリーズ、さらにボーダー、ストライプ、ウィンドペーン柄などまで多種多彩。特に「伊藤若冲」シリーズでは、足立氏が着用している葡萄図をはじめ、軍鶏(しゃも)や六脚、象など大胆な柄が揃う。


神田明神鳥居脇に店を構えるメンズきものテーラー<Y. & SONS/ワイ&サンズ>の店長、足立学氏

<ワイ&サンズ>では、スタッフがお客さまの話を聞きながら“普段使いに着られる柄選びとスタイリング”をアドバイス。はじめに正しい装い方をレクチャーするので、そこを押さえれば、どこへ出ても恥ずかしいことはありません。また、徐々に和装に慣れてくると、自分なりの"着崩し方"がわかってくるのも愉しみの一つ。例えば、足元は下駄ではなくスニーカーやサンダルでストリート感を出したり、いつもの洋服に羽織を取り入れるなど、きものとして愉しみながら、着用シーンの幅がどんどん広がっていくのも大きな魅力だ。


きものやゆかたを初めて着られる前は、『きものは着方が難しい、どう着たらいいかわからない』という声をよく耳にするが、一枚の布を身体に巻いて帯を締めるという工程が肌感覚にないので、イメージで難しいととらえがち。また、帯を巻くのは、実はネクタイを締める感覚と同じ。ネクタイを締めたことがない人も、慣れてくると『意外と簡単だね』いうように、次第に自分の生活の中に和装が溶け込んでくるはずだ。

今回は、<ワイ&サンズ>足立学氏をはじめ、イセタンメンズネット編集部の田代径大と井手文弥、本企画を担当したアシスタントバイヤーの青戸裕明がゆかたの新たな着こなしを提案する。

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