スタイルに合わせてチョイスする<アラミス>の魅力


上垣
先ほど森岡さんは「ファッションは記憶に残る」とおっしゃいましたが、フレグランスに限らず、誰にも「記憶に残る忘れられない香り」はあると思います。特にフレグランスは癒やし効果や清潔感にも大きく繋がっていくものですから、コミュニケーションツールの一つとして、あるいは会話を弾ませるきっかけとして、ビジネスシーンでも香りを楽しんでほしいと思います。


大野 では、上垣さんに<アラミス>の香水の4種類の中から、<イチロウ スズキ>のグレーのスリーピースに合う香りを選んでいただきましょう。
上垣
正統派のスーツには、クラシカルな雰囲気を持ちながら都会的な香りの「アラミス モダン レザー オーデ パルファム スプレィ」をお薦めします。この「モダン レザー」は、ブランドのアイコンとして長年愛されている「クラシック」を大胆に再解釈したもので、フレッシュ レザーの香調を基調に、エレガント+モダンな都会派を演出できます。
森岡 マスキュリンでモダンな、男性が好む香りですね。


上垣 「モダン レザー」とは対照的な香りが「アラミス ブラック オーデ トワレ スプレィ」です。フレッシュなトップノートに、コニャックやベチバーなどの香りを加えて、ミステリアスな余韻が残る洗練された香りになっています。パーティーシーンにもマッチしますね。
大野 話題の「黒い」アラミスですね。4つのスタイルを見ながら、自分ならどの装いに合わせるか考えてみてください。
森岡 4コーディネートの説明のときに、「英国調がトレンド」と言いましたが、全身英国調の決まり切ったスタイルにまとめずにわざと“余白”を作って、余白の部分に自分流をどれだけ落とし込めるかというチョイスがパーソナリティになります。その余白は香りでもいいんですよね。
大野 香りの意味やイメージを理解した上で、「このスタイルに合わせよう」というのが、大人の香りの楽しみ方、意思になりますね。


「動いたときに、ふわっと香る」のが、上手な香りのつけ方


大野 森岡さんはどんな風に香水をつけていますか?
森岡 自分は、両手首と耳の後ろの4ポイントにつけています。人によっては、足首につけるとか、頭上に吹いて下をくぐるとか、いろんなつけ方がありますよね。
上垣 まず注意してほしいのは、シュッとスプレーした後にこすりつけないこと。フレグランスはトップ、ミドル、ラストと香りの変化が楽しめるように作っているので、こすりつけると香りの構成が壊れてしまいます。体温になじませていくつけ方で、ワンプッシュかツープッシュが適量ですね。
大野 フレグランスはいろんな種類があって、そこも悩ませますよね。
上垣 女性はアクセサリーの一部として香水を楽しみますが、男性は「香りを纏う」イメージが合っています。女性はお出かけ前に自分の好きなポイントにつけますが、男性はシャワーの後や服を着る前に、腰周りや内もも、くるぶしあたりにつけてください。下から香りが上がってくるので、「動いたときに、ふわっと香る」香りを纏ったような印象でつけることができます。また、オーデトワレとオーデ パルファムでは、香りの持続時間が異なるので、覚えておくと役立ちます。


「決めるか、はずすか」どう遊ぶかが、大人の意思あるスタイル


森岡 私はよく、「ポケットチーフをしてください」と講演やトークショーで言うんですが、まだ「恥ずかしい」とか「格好つけてる」という人が意外と多くて、香りもそれに近い感覚だと思います。でもそこを飛び越えると楽しいものになってくる。よく「男の装いの最後は靴」と言いますが、これからは「フィニッシュは香り」になるんじゃないでしょうか。
大野 「良い匂いがしますね」と褒められると、これからもつけようと思いますよね。
森岡 香り選びは楽しいので、カップルで一緒に選ぶのもいいですね。着こなしと一緒で、「グレーゾーンをどう遊ぶか」で、自分の印象のコントロールができます。「決めるか、はずすか」を楽しんでください。
大野 香りは自分のスイッチが変わるものなので、いわゆる「はずしやヌケ感」など、ファッションと共通点があるなと思います。
森岡 服には自分を高める力がありますが、香りも同じです。男にとって自己投資は重要なことですよ。
上垣 香りの選び方には決まりはなく、香りをつけてはいけないシーンもないので、ファッションと同様、TPOを楽しむツールとして、香りをチョイスしてください。
大野 どうもありがとうございました。

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