【2024年秋冬】注目レザーアウターをメンズ館スタッフが着こなし解説
サッと羽織るだけで力強く存在感のある装いを叶えてくれるレザーアウターは、男性が一度は憧れるアイテム。近年は暖冬により着られる時期が長くなり、さらに需要が高まり多彩なモデルが展開されるようになっています。そんなレザーアウターの人気に応え、メンズ館でもブランド数やバリエーションを拡大。
本記事では、定番から新ブランドまで、今季注目のレザーアウターをご紹介。大人の装いに精通するスタッフがアウターの着こなし方を実践し、スタイリングのポイントを解説します。
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1.＜EMMETEI/エンメティ＞シングルブレストライダース「JURI」
＜エンメティ＞ジャケット 159,500円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
＜エンメティ＞の定番レザーアウターとである「JURI（ユリ）」。シンプルなデザインときめ細かいラムレザーによる滑らかな革の質感が、エレガントな雰囲気を醸し出します。今季メンズ館では初めて展開する「VERDE」のカラーは、グリーンのレザーやガンメタジップが、抜群の洒落感を演出します。
「グリーンのレザーは取り入れるだけで洒落感のある装いに」
＜エンメティ＞ジャケット 159,500円
＜フェデリ＞カットソー 36,300円
＜ピーティー トリノ＞パンツ 56,100円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
＜エンメティ＞の代表作と言えるこちらは、王道のブラックカラーをお持ちの方が多いでしょうが、このようなグリーンのカラーだとそれだけで一味違う洒脱な着こなしが可能になります。滑らかなラムレザーの上品さを際立てるため、シルクが混紡されたコットンのカットソーをインナーに合わせています。インナーは厚手のウールというよりも、すっきりとしたカットソーや薄手のニットの方が、本作「JURI（ユリ）」のスリムなシルエットを活かして着こなせます。
MODEL：村岡奏哉（伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング スタッフ）
今年入社した23歳のメンズ館5階 メンズテーラードクロージング期待の若手スタッフ。タイドアップの正統派ドレススーツスタイルから、サイジングやインナーで遊びを加えたモダンなテーラードミックススタイルまで、独自の感性で着こなす。
2.＜ARMA/アルマ＞シングルジャケット「KALE」
＜アルマ＞ジャケット 115,500円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
昨シーズンよりメンズ館で展開をスタートしたオランダ発のレザーブランドの＜アルマ＞。山羊革を贅沢に使い、レザーファクトリーのメッカ・トルコで生産を行いながらも価格は10万円台前半という、コストパフォーマンスの高さも魅力。洒落っ気たっぷりのホワイトベージュのカラーリングは、ブラックやネイビーなどのベーシックなアウターの次に手に入れる一着としてもおすすめです。
「洒落感の高いベージュアウターはファッショナブルな装いを意識」
＜アルマ＞ジャケット 115,500円
＜フェデリ＞カットソー 110,000円
＜カンタータ＞パンツ40,700円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
【STYLING POINT】
洒落感の強いホワイトベージュのレザーアウターは、ブラックやネイビーなどのベーシックカラーのアウターに比べて、よりファッショナブルにコーデするのがコツです。インナーはホワイトベージュのアウターと好相性かつ秋らしさも打ち出せるようにブラウンのニットをイン。デニムパンツもあえてクリースを入れてドレッシーなアレンジを加えることで、スタイリッシュな着こなしにまとめています。
MODEL：村岡奏哉（伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング スタッフ）
3.＜CINQUANTA/チンクワンタ＞ムートンライダースジャケット
＜チンクワンタ＞ジャケット297,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
1973年に創業した＜チンクワンタ＞は、フィレンツェ郊外のエンポリに工房を構える、レザーファクトリーブランドの一つ。本作は、米軍フライトジャケットB-3をベースにデザインした、ムートンとホースハイドレザーのアウターです。男らしくボリューミーで存在感はたっぷりながらも、ややスリムなシルエットへと調整し、現代的に着やすいサイズ感にアレンジされています。
「ムートンジャケットはミリタリーパンツでラギッドにコーデ」
＜チンクワンタ＞ジャケット 297,000円
＜フェデリ＞カットソー 39,600円
＜フミヤ ヒラノ ザ トラウザース＞パンツ 72,600円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
【STYLING POINT】
襟元や肩周りにボリュームがあり男らしい見た目のムートンジャケットは、そのラギッドな印象を活かした着こなしが似合います。パンツもきっちりとしたスラックスではなく、ミリタリーテイストのものがおすすめ。フミヤ ヒラノ ザトラウザースの「デイビス」は、英国軍のパンツをベースにドレスパンツの仕立てで作られているので、上品でありながらもラギッドな雰囲気を取り入れることができ、このようなムートンジャケットとは相性抜群です。
MODEL：髙山 光（伊勢丹新宿店 メンズアテンダント）
メンズ館5階 テーラードクロージングでの豊富な販売経験を元に、ドレスからカジュアルウェアまで的確なアドバイスによる接客を行う。三越伊勢丹オンラインストアにて、商品の着こなしを実践したコーディネートスナップもUP。
@isetanmens_attendant
4.＜ALTACRUNA/アルタクルーナ＞シングルムートンジャケット
＜アルタクルーナ＞ジャケット396,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
メゾンブランドのレザーウェアを長年手掛けてきた老舗ファクトリーが、2020年にイタリア北部・ヴィチェンツァを拠点に創業した＜アルタクルーナ＞。表面の滑らかさ、軽やかでリラックスした着心地、そしてスマートでモダンなシルエットなど、ムートンアウターの難所と言われているポイントを改善した高品質な作りが魅力です。
「都会派ムートンはスマートさを打ち出してコーデ」
＜アルタクルーナ＞ジャケット 396,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
＜アルタクルーナ＞ジャケット 396,000円
＜フェデリ＞カットソー 39,600円
＜ロータ＞パンツ 99,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
【STYLING POINT】
ムートンアウターの中でも＜アルタクルーナ＞は、イタリアのサルトリア仕立てを取り入れた非常にクリーンな作りが特徴です。ボリュームも抑えてモダンに着られるので、インナーも同系色でまとめ、都会的な印象に。ドレープがエレガントなホワイトベージュのウールパンツを合わせることで、トップスの洗練された印象を後押しさせています。
MODEL：髙山 光（伊勢丹新宿店 メンズアテンダント）
@isetanmens_attendant
5.＜cinqnoir/サンクノワール＞ステンカラーブルゾン
＜サンクノワール＞ジャケット242,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
ピレネー山脈に生息する羊による「エントルフィーノ革」を用いた一着。抜群のドレープ感に加え、シワの回復力やストレッチ性なども備えた軽やかで快適な着心地が特徴。ラグランスリーブの肩周りやゆったりめなシルエットが特徴で、男らしい見た目ながら今らしいリラックスした雰囲気でも着こなせます。
-Brand Story-
国内コレクションブランドでキャリアを積んだデザイナー小村和久氏が手がけ2024年秋冬シーズンよりローンチとなる日本発のレザーブランド。ラムレザーを用い、1792年創業のスペインの老舗タンナー「COLOMER社」によるクローム鞣しで仕上げ、日本の老舗縫製工場が生産を行います。上質な素材使いと仕立てによるエレガントな香りが漂うレザーアウターを展開します。
- 開催期間：8
- 開催場所：メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
オーダー詳細
- モデル：7型
- 素材：ブラックラムレザー
- サイズ：44～50
- 価格：242,000円～
- お渡し：2024年10月中旬頃
- 開催期間：8
「ハードなレザーアウターこそクリーンな装いに」
＜サンクノワール＞ジャケット 242,000円
＜フェデリ＞ニット 114,400円
＜アンブロージ＞パンツ 181,500円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
【STYLING POINT】
きめ細かく艶やかな見た目のラムレザーの質感を引き立てるため、少し明るいトーンのブルーニットを合わせています。艶やかなブラックのレザーは、一見男らしくハードな印象が強くなってしまう恐れもあります。インナーを明るくしたり、パンツをドレープ感のあるドレッシーなものでスタイリングすることで、クリーンな雰囲気でまとめるのがポイントです。
MODEL：口元 勇輝（伊勢丹新宿店 メンズ館 カテゴリースペシャリスト）
伊勢丹新宿店メンズ館や日本橋三越本店にてドレスクロージングの販売やアシスタントバイヤーを経て、メンズ館横断アテンダントに着任。豊富な知識と着こなしの経験に裏打ちされたトーク力を活かし、イセタンメンズのインスタライブや講演会でも多数活躍中。
@isetanmens_attendant
@yuki_kuchimoto
6.＜cinqnoir/サンクノワール＞ドリズラージャケット
＜サンクノワール＞ジャケット286,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
「エントルフィーノ革」のドラムダイヌバックを用いたドリズラージャケット。ジップや袖崎、裾、両脇のポケット部分に施されたスムースレザーの切り替えがスパイスになっています。ヌバックの落ち着いた印象と、スムースレザーのアクセントのバランスが絶妙な一着。
「マットなヌバックにはあえて艶やかなインナーを」
＜サンクノワール＞ジャケット 286,000円
＜フェデリ＞カットソー 110,000円
＜ロータ＞パンツ 88,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
【STYLING POINT】
光を吸ってマットな見た目のヌバックのアウターは、その素材感に合わせてインナーも起毛して落ち着いたウールニットを合わせてしまいがち。ですが、このようなカシミヤシルクの光沢のあるニットを合わせることで、あえて華やかさを加えています。
パンツもややブルーの色味があるグレースラックスを穿き、上品なブルーベースのコーデにしつつも、光沢のあるインナーで少しだけアクセントを取り入れてまとまりすぎないように着こなしています。
MODEL：口元 勇輝（伊勢丹新宿店 メンズ館 カテゴリースペシャリスト）
@isetanmens_attendant
@yuki_kuchimoto
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Text：Shinji Hashimoto
Photographer：Tatsuya Ozawa（Studio Mug）
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