【特集】リモートワークで何を着る?着回ししやすいメンズのシンプルコーデ
本企画では、夏の暑さが到来するこの時期にしっかり押さえておきたいアイテムをスタイリング例とともに提案。伊勢丹メンズ館イメージコンサルタントの関川晃彦が解説します。
自分が快適で、人からもきちんと見えることが大切
今回モデルとして登場するのは、伊勢丹新宿店で紳士肌着を担当するアシスタントバイヤーの増田祐樹。コロナ禍の中で多様化するワークスタイルに応じて、「今年らしく装うには何が必要か」と、改めて考えるようになった一人だ。実際に、伊勢丹メンズ館でも、快適なワークスタイルを求める人の切実な声も多く、関川自身もリモートワークを含めたシーンに合わせたスタイリングが増えてきたという。特に夏は、着こなしの足し算ができないので、色合わせや素材感が重要。シルエットなどにも気を配りながら楽ちんに過ごせるスタイルをおすすめしたい。
リモート会議はもちろん、移動が多い日や、突然の商談にも慌てない
「今回選んだ<ミノトール>のジャケットは、『軽い・薄い・雨に強い』をポイントに一度着用すると手放せなくなるほどの快適な着心地が特徴です。ジャケット本来のきちんと感を出しながら、素材がナイロンなので、移動時はバッグにポンッと収納できる勝手の良さも魅力。<セオリー>のリネンシャツは、この手のタイプに意外と少ない小ぶりなレギュラーカラーで、ジャケットがなくてもスマートな印象を与えます」。(関川)
機能的なジャケットと合わせたウールモヘアのスラックスは<PT TORINO/ピーティートリノ>のもの。さらっとした肌触りの上品な素材感に加え、足に纏わりつきにくい太めのシルエットは夏の味方だ。アクセントとして添えた<スマイソン>のトートバッグはダークトーンの中で、涼しげに映える裏地のブルーがポイントだ。
近所のカフェや公園で気分転換、リラックスした気持ちでリモートワーク
先方との商談予定がなく密を避けてオフィスを抜け出したり、自宅でのリモートワークだけだと息が詰まる。そんなときに近場でお気に入りのカフェや公園を見つけたという人も少なくないはずだ。ここでは仕事に対するモチベーションにメリハリを付ける意味でも、「リラックスワークスタイル」をおすすめしたい。
「例えば、ジャケットまではいかないまでも綺麗に見える<オーラリー>のウール×シルクのシャツジャケットは、使い勝手の良さが魅力です。ボタンレス仕様に加えて、素材特有の光沢感と中間色の優しいトーンで上品さも備えているので、好印象を与えます」。(関川)
今回は色でも安らげるようにアースカラーを取り入れ、ストレッチ性のある<シーオール>のカットソーと、アウトドアでも根強いファンが多い「撥水性・ストレッチ・耐久性」に富んだショーラー社製生地を使用した<ボレリオ>のスラックスをセレクト。移動やデスクワークにも好適だ。
足元は脱ぎ履きが楽なクイックベルトとビブラムソールを採用した<エンダースキーマ>。ショルダーや手提げとして使える移動に適した2WAY仕様の<ヴェイランス>のバッグは防水仕様で、いずれの機能も、突然の雨に対応する"ギア感"が男心をくすぐるはずだ。
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Photo:Tatsuya Ozawa
Text:ISETAN MEN‘S net
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