シンプルにして完璧なスタイルを目指し続けるウォッチメイキング<モリッツ・グロスマン>


ドイツ時計産業の聖地といえるグラスヒュッテで、時計学校の設立や数々の時計理論の発表により名を成した<モリッツ・グロスマン>。
19世紀末に一度は途絶えたが、2008年に彼の名を受け継ぎ、クリスティーネ・フッター女史により復活。現在は、グロスマンの遺された作品をモチーフに、現代でも最高の道具である熟練の職人たちの「手」によって、極めて高い信頼性と耐久性を約束した作品を制作している。


グラスヒュッテの懐中時計に範をとった<モリッツ・グロスマン>の時計から感じられるイメージは、精巧でありながらも非常に堅牢なもの。
作り手の意図する、「世代が変わってもメンテナンスしながら使うことが出来る」という目的に沿い、ムーブメントの素材には硬く加工が難しいジャーマンシルバーを使用。ムーブメント構造も、側面から内部を伺うことが容易な支柱構造を採用し、ムーブメントの組み上げの際にも、仕上げ前と後に二度の組み上げを行い、精度と美しさの両方を追及している。


さらに特筆すべきは点は、針の仕上げ。グラスヒュッテで唯一自社で製造を担っている針は、先端を極めて繊細に尖らせ磨き抜くだけでなく、メンテナンスの際に針の付け外しで根元の緩みが出ても、針の交換ではなく修理対応が出来るよう根元にステンレスのリングをはめ込む構造となっている。
針ひとつの作りを見ても、彼らのものづくりに対する考え方を見て取ることが出来るだろう。


「アトゥム エナメル」 4,752,000円
K18WGケース : 直径42mm、約46時間パワーリザーブ、3気圧防水、手巻、世界限定25本

無から自らを生み出した創造神の名をモチーフとした「アトゥム」。ブランドを代表するラインナップだが、このモデルのダイヤルは伝統工芸に敬意を表し制作されている。12時のインデックスのみ青く色づけされた特別仕様の文字盤は、ホワイトエナメルならではの艶を持った光沢に、ブラウンバイオレットの針が美しく映える。


「コーナー ストーン」 3,780,000円
K18WGケース : 縦46,6×横29.5mm、約72時間パワーリザーブ、3気圧防水、手巻

新作となる「コーナー ストーン」では、ブランド初となる長角ケースを採用し、搭載される「cal.103」もケースに合わせ新たに開発された。
新型の角型ムーブにより、香箱をギリギリまで大きくしたことでパワーリザーブは約72時間と従来モデルより延長。サイドステップを設けたケースデザインによりプロポーションもスリムに見せている。





Text:ISETAN MEN'S net

*価格はすべて、税込みです。

お問い合わせ
本館5階=ウォッチ
03-3352-1111(大代表)
メールでのお問い合わせはこちら