2018.06.11 update

ナポリ・サルトリアの四大巨匠のひとり、<アントニオ パニコ>のプレタポルテがメンズ館に初登場(1/2)

この秋、伊勢丹メンズは15周年を迎える。クラシコ・イタリアブーム真っ只中に誕生し、つねに時代のクラシックと向き合いながら、紳士のドレスウェアを提案してきたスペシャリティストア。ここから今季の15周年を記念したスペシャルなアイテムと、最新ブランド&最旬トレンドを順次お伝えしていこう。



 

<アントニオ パ二コ>スーツ 594,000円
*2018年9月中旬入荷予定
*詳しくは係員までお問い合わせください

「ロンドンハウスが無かったら、ナポリ仕立ては生まれなかった」と言われる、かのルビナッチ家のサルトリアで黄金期間の20年以上もの長きに渡り、工房を取り仕切っていたマスターカッターこそがアントニオ・パニコだ。前任はサルトリアナポレターノの開祖であり、伝説のマエストロ、ヴィンチェンツォ・アットリーニである。アントニオ・パニコは、その直系として、ナポリ仕立ての重鎮であり、生ける伝説なのだ。

有名な話だがアントニオ・パニコの工房にミシンはない。型紙を引かないことでも知られ、ハサミをチャコペンのように使い、生地と会話するように裁っていくという。その冴え渡る腕前は、いまも現役。世界中のウェルドレッサーは、パニコのアトリエを訪れると、細かい注文をつけるようなことはせず、ただ任せるだけで最高の一着が仕上がるという。

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