POWER OF THE SUMMER──男のおいしいごほうび（1/3）
頑張った後の1杯やスイーツがあるから、何だか明日も頑張れる。そんな不思議な力の源、ごほうび。今月は、6月17日（日）の父の日にちなんで、「男のおいしいごほうび」を特集します。まずは、ごほうびを愉しむ男性を代表して酒場詩人・吉田類氏が登場。伊勢丹食品部の金屋マネージャーを聞き手に、ごほうび食を味わっていただきながらお話を伺いました。お父さんに限らず、どの男性も豊かな時間を大切にする、ごほうび上手な男性へ。
金屋 今日は「男のおいしいごほうび」ということで、伊勢丹がおすすめするビールとパンのペアリングをご用意させていただきました。こちらを食べていただきながらお話をお聞きしたいと思うのですが、吉田さんにとって、ごほうびとはどんなものですか？
吉田 旅行などもごほうびだと思いますが、手軽に手に入れられるごほうびといえばやっぱりお酒と食べ物ですよね。僕にとってのごほうびは、ウツボのしゃぶしゃぶです。
金屋 へえ！ ウツボのしゃぶしゃぶですか。
吉田 高知県の料理で、フグのてっさのようにお皿に並んで出てきます。味もフグに似ているんですが、ウツボは大きいですから、もう少し肉厚なんですよ。特においしいのが皮ですね。生だと硬くて歯が立たないんですが、それを2、3分湯煎するとものすごく柔らかくなって、スッポンの皮みたいにプルプルとした感じになるんです。日本酒と合わせると最高ですね。
金屋 やはりお酒と食事は普段から意識して合わせられていますか？
吉田 僕は基本お酒単体では飲まないんです。僕のお酒の入り口はワインだったんですが、ワインは必ず食べ物とセットなので。だから、ちゃんと日本酒にも合うおかずを選びますし、ビールなら肉系とか、あるいはこういうパン系がいいと思いますね。
金屋 ではさっそくですが、こちらがアメリカ・サンディエゴのブルワリー＜エールスミス＞から「ナットブラウン・エール」と、「小麦胚芽と4種素材のちぎりパン」のペアリングです。
左：吉田 類
高知県生まれ。 酒場や旅をテーマに執筆。イラストレーター＆エッセイスト、俳句愛好会『舟』を主宰。BS-TBSにて『吉田類の酒場放浪記』に出演中。近著に『酒は人の上に人を造らず』（中公新書）など。
右：金屋 考信
伊勢丹 食品・レストラン統括部新宿商品部マネージャー※。お酒は何でもござれ。吉田類さんと横浜ベイスターズをこよなく愛する。（※2018年3月撮影時点での役職。同年4月より支店・グループ店の食品、商品担当）
お酒と食べ物は、一番手軽なごほうび。
金屋 今日は「男のおいしいごほうび」ということで、伊勢丹がおすすめするビールとパンのペアリングをご用意させていただきました。こちらを食べていただきながらお話をお聞きしたいと思うのですが、吉田さんにとって、ごほうびとはどんなものですか？
吉田 旅行などもごほうびだと思いますが、手軽に手に入れられるごほうびといえばやっぱりお酒と食べ物ですよね。僕にとってのごほうびは、ウツボのしゃぶしゃぶです。
金屋 へえ！ ウツボのしゃぶしゃぶですか。
吉田 高知県の料理で、フグのてっさのようにお皿に並んで出てきます。味もフグに似ているんですが、ウツボは大きいですから、もう少し肉厚なんですよ。特においしいのが皮ですね。生だと硬くて歯が立たないんですが、それを2、3分湯煎するとものすごく柔らかくなって、スッポンの皮みたいにプルプルとした感じになるんです。日本酒と合わせると最高ですね。
金屋 やはりお酒と食事は普段から意識して合わせられていますか？
吉田 僕は基本お酒単体では飲まないんです。僕のお酒の入り口はワインだったんですが、ワインは必ず食べ物とセットなので。だから、ちゃんと日本酒にも合うおかずを選びますし、ビールなら肉系とか、あるいはこういうパン系がいいと思いますね。
これだけで、ちょっと特別な日になりますね。
金屋 ではさっそくですが、こちらがアメリカ・サンディエゴのブルワリー＜エールスミス＞から「ナットブラウン・エール」と、「小麦胚芽と4種素材のちぎりパン」のペアリングです。
NEXT＞小麦の香りがビールと合いますね。パンのおつまみ感もいい。
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