2018.05.30 update

おんな伊勢丹放浪記①──倉本康子が父の日にうってつけの酒とポロを選ぶ「乾杯ビール編」(1/2)

『おんな酒場放浪記』(BS-TBS)の豪快な呑みっぷりで人気の倉本康子さん。あるときは下町の“酒”都、立石で呑んだくれ、またあるときはビートたけしも通った浅草の老舗、捕鯨船で呑んだくれ……しかしてその実体は、モデルで自身のブランドももつファッション畑のヒトなのです。というわけで、父の日の鉄板アイテム、お酒とポロシャツについて語っていただくのが当企画の趣旨。第1回は倉本さんにとって水代わり(笑)のビール。いつもより(笑)多めでお送りします。





倉本 康子
モデル・インテリアモデル。ファッション誌を中心に活躍し、ライフスタイルでも多くのファンに支持されている。また自他ともに認める酒好き。
著書に「40歳、進化する私のスタイル」(宝島社)、「ファッションはクローゼットから!85のルール」(幻冬舎) 。

──倉本さんといえば大ジョッキを瞬殺で吞み干す姿を惜しげもなく披露してくれる極めつきの上戸(笑)。“とりあえずビール”は外せませんよね。
倉本(うれしそうに)そうですねっ。

──あれ(ロケの呑みっぷり)はリアルなんですよね。
倉本 もちろんです。『おんな酒場放浪記』はいつも二本撮りなんですが、そんなわけで二軒目は記憶がないこともしばしば(笑)。

──ご自宅でもビールですか。
倉本 はい。もっぱら国産の缶ビールですが。〈シメイ〉とか、冷蔵庫映え(?)するかと思って買ったこともあるんですけどね。

──名を捨てて実をとる、ってことですね。気っ風のいい倉本さんならでは。
倉本 お持たせにビールを選ぶことも多くて、そういうときはクラフトビールをジャケ買いします。スーパーで面白そうな瓶ビールを数本見繕って。

──新しい銘柄ってなかなか手が伸びないもの。クラフトビールのファンを増やすナイスなアイデアですね。今日もジャケ買いでいきましょう。
倉本 まずはこれでしょう。「いつもありがとうビール」。そのものずばりですね。


(ここから和酒担当アシスタントバイヤーの倉友がおもてなし)

倉友 そちらは湖畔の杜ビールが仕掛けているシリーズでバレンタインデーや母の日でも人気のメッセージビールです。〈湖畔の杜ビール〉は創業1998年と後発ながら全国酒類コンクールで24回連続入賞している実力派。秋田の田沢湖のほとりにあるクラフトビールのメーカーです。
倉本 これはかわいい。フクロウですね。縁起物ですし、呑んでみたい。
倉友 そちらのビールは〈常陸野ネストビール〉の「ニッポニア」といって、醸造所の庭の木に棲みついていたフクロウをモチーフにしているそうです。フクロウの巣と地名の鴻巣から採って、ネスト。1823年に創業した茨城の木内酒造のビールで1996年に誕生、いまや世界50ヵ国で販売されています。世界でもっとも売れている日本のクラフトビールです。

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