2018.03.17 update

【第4回】私の"ONE OF A KIND"──太田陽介|いいモノを長く継承していくことで熟成されていく自分のスタイルと生き方(1/2)

メンズ館7階=オーセンティックカジュアル セールスマネージャー太田陽介が選んだ“ONE OF A KIND”は、太田のこだわりの血肉になっているようなルーツと、自分流のカスタマイズ。「今日着ているタブカラーシャツも実はタンスの肥やしになっていたものを蘇らせました」といいます。

 
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男の一張羅を買う=「男の新館」という時代

 

秋田蘭画を専門に美術研究やキュレーターをしていた祖父、父親、そして自分と秋田生まれの秋田育ちで、祖父が父に買い与えて、父が20代に着ていた洋服を受け継いでいます。


このコートとジャケットは、父が大学に入った1970年代に当時の「男の新館」で買った<オンワード>のステンカラーコートとツイードジャケットです。タンスの中にしまってあったことを知っていて、父の許可をもらって高校生のときに着ていました。祖父は洋服が好きで、父は伊勢丹で買った服を着ていて…。

自分が伊勢丹に入るきっかけの一つであり、今、祖父と父が買い物をしていたお買い場のマネージャーをやっているというのも“ONE OF A KIND”なストーリーだと思っています。


この<ルイ・ヴィトン>のクラッチは、1960年代に祖父がパリで買ったと思われるもの。当時は「丈夫なトランクを作るブランド」だと薦められて買ったそうです。祖父は、セスナに乗ってパリからボルドーに行ってデキャンタージュされた赤ワインを飲んだというような人で、祖父が使っていたスカーフはフリンジがどこか貴族的だったり、粋な人だったと思います。<バーバリー>のネクタイは父が80~90年代に使っていたもので、色のかすみ具合や英国調の小紋柄が今年っぽいので使っていこうと思っています。

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