2016.12.10 update

【腕時計のメンテナンス】|機械式時計を長く愛用するには、適切なメンテナンスが必要です(1/3)

毎日身に着けている腕時計、購入してどのくらい経ちましたか?1年、3年、5年以上・・・。購入時の保証書を見たらだいぶ経っていた、ということもあるかもしれません。また、『時間がわずかに遅れている。』『汚れが気になって…』といった小さなトラブルは起きていないでしょうか。

メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス/メンズウォッチコーナーでは、時計を長くお使いいただくために、様々なトラブルを解消するためにも、定期的なメンテナンスを推奨しています。
ここでは、店頭で多く承るトラブルと、その解消方法についてご紹介していきます。


メンテナンスの基本はオーバーホール。時計の定期的な“健康診断”を行いましょう。


非常に小さいながらも、精密機械である機械式腕時計は定期的なメンテナンスとして、分解掃除(オーバーホール)をおすすめしています。一般的には、時計を購入してから3年から5年を目安に、精度に遅れがみられるようになったらメンテナンスにお持ちください。

分解掃除(オーバーホール)の基本的な手順としては全7工程あり、ここで大体の問題は解決されます。ウオッチコーナーで承る分解掃除は、腕時計をお預かりしてから、お見積りのご連絡までに約3週間、実際のメンテナンス作業に約5~6週間程度お時間をいただき、熟練の技術者が丁寧に調整いたします。

①ケースから機械(ムーブメント)を取り出し
②機械(ムーブメント)の部品を分解
③部品を洗浄
④注油しながら機械(ムーブメント)を組み立てなおす
⑤ケース・ブレスレットの洗浄
⑥ケーシング(機械をケースに戻す)
⑦ランニングテスト。
この工程以外にも必要に応じて、パーツ交換なども行います。

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