2016.01.28 update

【インタビュー】CHALIE VICE loves FENDER|ウドー音楽事務所・高橋辰雄が語る「MY GUITAR HERO」(前編)

世界を旅するチャーリー・ヴァイスがアメリカ・カリフォルニアで出会ったのが、<フェンダー>のマスタービルダー。彼らとビートルズの『赤盤』を聴きながらギターを好きになっていく――というストーリーから実現した「フェンダー カスタムショップ コレクション」のポップアップストア。その開催を記念して、ウドー音楽事務所代表の高橋辰雄氏をゲストに迎え、雑誌『Player』代表の田中稔氏とのトークセッションがTHE GALLERY by CHALIE VICEで行われました。ISETAN MEN’S netでは、トークセッションでも語られなかったスペシャルインタビューを掲載します。


男の情感を表現してグッとくるのがフェンダーの魅力

――高橋さんはエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ボブ・ディラン、スティング、KISSなど大物ミュージシャンのプロモーションを長く手がけられていますが、ご自身もギターを弾かれますか。

少し弾きます。中学時代にバンドでサイドギターを担当して、この数年はおやじバンドでベースを弾いています。

――どんなギターをお持ちですか。

ギターでは、カルロス・サンタナからもらった「ポールリードスミス」、エドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレンの「ミュージックマン」、NYで買ったフェンダー50周年記念のストラトキャスター、スティーブ・ルカサーモデルの「ルーク」などを持っています。あとベースはフェンダーとギブソン、アコースティックギターもありますね。

1月23日に「THE GALLERY by CHALIE VICE」で開催されたトークセッション。左が高橋辰雄氏、右が田中稔氏

ジミ・ヘンドリックスの“泣くギター”

――フェンダーのギターの音の魅力は。

男っぽい骨太で乾いた音がすることですね。叙情的なメロディはギブソンかなと思いますが、男の情感を表現してグッとくるのがストラトキャスターの大きな魅力ですね。ジミ・ヘンドリックスの曲で、エリック・クラプトンが弾いている「リトル・ウィング」や「ヴードゥー・チャイルド」を聴くとストラトキャスターの“泣くギター”がすごい。サンタナの泣かせ方とは違うんです。

――クラプトンのギターはどうですか。

クラプトンを聴いていると、特に速いフレーズを弾いているわけではないんですが、1音1音に意味があるようで、ストラトキャスターもテレキャスターも音の存在感が素晴らしい。世界には様々なギターがあって、自分は400を超える海外アーティストを間近で見ていますが、フェンダーは好きですね。男好きするギターだと思います。

(後編では、世界3大ギタリストの魅力を語っていただきます)


高橋辰雄|Takahashi Tatsuo
ウドー音楽事務所 代表取締役
ウドー音楽事務所は1967年設立。70年代に「日本初のロック・プロモーター」として海外アーティストを続々と招聘し、日本にロック文化を根づかせた。高橋氏は、74年秋にアルバイトとして入社。75年に社員になり、エリック・クラプトンの初来日に帯同。以来、40年に渡りツアーマネージャーを務め、“エリックのプライベートを最も知る男”として広く知られる。ウドー音楽事務所は新進アーティストの招聘はもちろん、近年ではキャリアの長いアーティストたちの公演を大規模なスケールでプロモート。4月にボブ・ディラン、エリック・クラプトン、5月にはディープ・パープルが来日する。
http://udo.jp/

フェンダーミュージックジャパン
http://www.fender.co.jp/

Photo:Suzuki Shimpei

<FENDER/フェンダー>ポップアップストア@イセタンメンズ
□1 月13 日(水)~2 月1 日(月)
□メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス/チャーリー・ヴァイス

お問い合わせ
03-3352-1111(大代表)