伊勢丹新宿店メンズ館 地下1階 紳士靴および、メンズ館1階 プロモーションでは、各国ブランドの名靴が集う「Saint Crispin’s Week（サンクリスピンウィーク）」を10月22日(水)〜11月4日(火)の期間に開催します。本記事では、メンズ館別注・先行販売シューズを中心に“各ブランドの今年を代表する一足”を厳選してご紹介。＜ジョンロブ＞のイヤーモデルから＜チャーチ＞の進化した名作、＜ジェイエムウエストン＞のハイブリッドローファーまで、靴好き垂涎のラインナップをご紹介します。

 

 

革の守護聖人の日に開催する伊勢丹新宿店の「サンクリスピンウィーク」とは

 

革の守護聖人・聖クリスピンを讃える日である10月25日の「サンクリスピンデー」に合わせてメンズ館が主催する『サンクリスピンウィーク（SAINT CRISPIN’S WEEK）』。各国の名門ブランドが守護聖人に捧げる“とっておきの一足”をご用意。伊勢丹新宿店限定シューズや先行販売のモデルまで、上質を知る大人にふさわしい一流靴のセレクションが一堂に揃います。

 

 

イベント渾身のメンズ館別注シューズや先行販売モデルをお見逃しなく

 

伊勢丹新宿店限定シューズや、先行販売のモデルが一堂に集結する本イベント。特別仕様も多数そろい、名門から気鋭まで靴好きも思わず唸る充実のラインナップとなります。また、会期中は日本人シューズデザイナーブランドの特別企画も連動。「サンクリスピンウィーク」注目の一足をお見逃しなく！

 

1:＜JOHN LOBB/ジョンロブ＞の名作ローファーが75周年を刻む特別仕立てに

レディメイドのアイコンローファー「LOPEZ（ロペス）」誕生75周年を祝す特別仕様『LOPEZ 75（ロペス 75）』が2026年のイヤーモデルとして登場。端正なトゥシェイプと均整の取れたラインはそのままに、素材使いと仕立てを一段と磨き上げました。節目の年にふさわしい、気品と実用を両立する周年モデルに相応しい一足に仕上げられています。

 

 

イヤーモデルのテーマカラーであるネイビーでソールをカラーリング。足裏から覗く深い青が静かな個性を放ちます。世界500足限定で、各足にシリアルナンバーを刻むエクスクルーシブな仕様に。

 

 

「ロペス」専用と言っても過言ではない名作木型「4395ラスト」による端正さは健在。そして、一枚革のアッパーに、エプロンから内側の踝へ続く繊細なハンドステッチを配し、端正さの中に手仕事の温もりを添えられています。ステッチの仕上げには「75」を表す“LXXV”の手刺繍が施されているのもポイント。

 

 

深く絞り込んだヒールカップは踵を包み込み、ローファーながら吸い付くようなフィットを実現しています。

 

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2:＜Church's/チャーチ＞の定番「コンサル」をハイグレードシリーズの素材で

 

＜チャーチ＞のハイグレードシリーズに位置づけられる、クラウンコレクションは素材品質で高評価を得た一方、「木型とフィットは定番の『CONSUL（コンサル）』が好き」という声も多数。そこで今回のイベントでは、クラウンコレクションで用いられる上質レザーを採用した特製「コンサル」を製作しました。

 

 

本国と話し合いを重ね、インラインに存在しないスペックを実現。ハイグレードに位置づけるクラウンコレクションのレザーと資材を採用し、名作ラストの魅力を存分に引き出しました。端正なフォルムはそのままに、革のきめ細かさと艶、足入れ後の吸い付きまでを一段引き上げた、ハイグレードな一足です。

 

 

アッパーは職人のハンドペインティングで奥行きある色調へ。実直なストレートチップにほのかな色気が宿ります。ブラックとブラウンの2色で展開。

 

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3:＜J.M. WESTON/ジェイエムウエストン＞の象徴が奇跡の融合

 

同ブランドで高い人気を誇る「#180 シグニチャーローファー」と、憧れのモデルである「#677 ハントダービー」が奇跡の融合を果たした一品。デイリーに履きやすい定番ローファーが憧れの仕様で格上げされており、現代のライフスタイルやファッションにもマッチする靴へとアップグレードされました。

 

 

アッパーにはオイルを多く含むロシアンフィニッシュカーフを採用し、さらに伝統的ノルウィージャンウェルト仕立てに。しなやかな革の表情と堅牢な仕立てが合わさった、ブランド本国との綿密な交渉で実現した特別仕様です。

 

 

重厚なダブルソールにはトゥスチールを装備。ドレッシーな顔つきにタフな実用性が加わりワードローブの核としてエイジングを楽しみたい一足です。

 

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4:＜EDWARD GREEN/エドワード グリーン＞名作ラスト「808」をアップグレード仕様で

 

＜エドワード グリーン＞の熱烈なファンから高い支持を得る同ブランドのトップラインであるトップドロワー仕様と異なる新たな特別仕様で製作された本商品。熟練の職人でしかなしえない釣り込みや縫製でビスポークのような足入れを再現。名作ラスト「808」を採用したEウィズの「SOUTHWOLD（サウスウォルド）」が登場。

 

 

名ラスト「808」をEウィズでより履きやすい仕様に。均整の取れたノーズと甲の流れが「サウスウォルド」の端正さを際立たせ、足入れは包み込むようにしなやか。変形ウィングのパーフォレーションにアデレードを融合させたビスポーク的意匠でドレッシーな着こなしにも好相性です。

 

 

今日のライフスタイルの変化に合わせて意匠とプロポーションを微調整し、同社でも熟練の職人がつり込みから底付け、化粧仕上げまで担当。現行ラインとトップドロワーの中間を狙う密度の高い作りによる一足が実現しました。

 

 

5:＜Saint Crispin’s/サンクリスピン＞の新境地といえる骨太ローファー

 

鋭いドレス顔で知られる＜サンクリスピン＞の真価は、吸い付くようなフィットと質実剛健な作り。本作はその美点を保ちながら、現代の装いに寄り添う柔らかなボリューム感を与えたコインローファーとなっています。デイリーに気負わず履ける汎用性を、手仕事のクオリティで支える同ブランドの“新境地”といえるようなローファーです。

 

 

ややアメリカンなムードすら感じさせるぽってりとしたフォルムは今らしいカジュアルな着こなしにもぴったり。堅牢なレザーと実直な底付けでタフに仕立て、デニムからジャケットまで幅広く対応してくれます。

 

 

ぽってりとしたラウンドトゥに施された手縫いのモカが特徴的。底付けには同色の糸を用いたノルヴェジェーゼ製法で仕上げられています。見た目はシンプルながら、職人による技が凝縮されています。

 

6:＜Stefano Bemer/ステファノ ベーメル＞のスキンステッチをスエードで実現

 

 

ハイエンドなクラシックシューズで人気のディテール“スキンステッチ”。つま先の革を割かずに縫い合わせる高度な技ですが、本作ではさらに高難易度の技術を要するスエードのスキンステッチを実現。柔らかな素材にビスポーク由来の精緻を宿し、カジュアルなUチップがエレガントに格上げされています。

 

 

底付けは手縫いのフルハンドソーンをベースに、前半のみノルヴェジェーゼを配し、どっしりしたトウから土踏まずへと、グッと絞られた曲線を強調。足裏への密着感と安定感が心地よく、歩を進めるたびに芯の強さが伝わります。

 

 

つま先には熟練の職人でも難度の高い“スエードのスキンステッチ”を採用。起毛面に繊細な陰影が生まれ、静かな迫力を演出します。ブラックとダークブラウンの2色展開。

 

7:＜Enzo Bonafe/エンツォ ボナフェ＞のスペシャルな仕立てを凝縮

 

フィッティングのやさしさと足へのなじみやすさ、そしてクラシックな佇まいで支持を集める＜エンツォ ボナフェ＞の魅力が凝縮。シームレスヒールのホールカットにつまみ縫いを施し、靴の内容量を確保しつつ、足を包むような快適さを高めています。さらに要所にビスポーク由来の意匠を配し、ドレッシーな表情と快適な履き心地を両立。ビジネスシーンだけでなく、フォーマルにもふさわしい完成度の高い一足です。

 

 

ベヴェルドウエストに半カラス仕上げと高級感あふれる仕様が存分に施されています。すっきりとした表情を追求する細部の仕上げが、ストレートチップの端正さをいっそう引き立てます。

 

 

踵は地面に向けて絞られていくピッチドヒールに。こちらも本来はビスポークシューズに採用されることの多い仕様。

 

三越伊勢丹オンラインストアで＜エンツォ ボナフェ＞の商品を見る

 

8:＜Le Yucca’s/レ ユッカス＞中性的な顔つきで足元にスパイスを

 

昨今トレンドとなっているベルテッド意匠を、大ぶりなバックルと厳選されたレザーでよりエレガントに表現。中性的で端正な顔つきを、クラシックで本格的な靴作りで支える＜レ ユッカス＞らしさを感じさせます。スリッポンは広い履き口と高めのヒール、細身のトウでどこかパンプスを思わせる色気を表現。

 

 

ブーツはグラムロックの薫りをほのかに宿すような、ハイヒールブーツをイメージした仕様に。無骨になりがちなブーツを、＜レ ユッカス＞らしい中性的でモダンな表情に仕上げています。

 

 

両モデルとも大ぶりなストラップのバックル金具がアクセントに。きめ細やかで艶のあるレザーが、バックルのエレガンスさを強調しています。

 

9:＜forme/フォルメ＞の人気スリッポンをさらにエレガントにアップグレード

 

メンズ館で展開をスタートしてから今まで、多くの支持を集める定番スリッポンをアップグレード。人気モデル「モンクス」の新作として登場します。既存のモデルよりバンプを長く取り、縦のラインを強調して一層ドレッシーに見えるような仕上げとなっています。

 

 

ドレッシーな「14」ラストを採用し、アッパーは新喜皮革のシンコードバンを使用。アウトソールはヒドゥンチャネル仕立てにすることで、エレガンスとクオリティが一段と進化。

 

 

エレガントなラストだけでなくアッパー、アウトソールも通常モデルよりワンランク上の仕様にアップグレード。ミニマルな顔つきが、革の上質さを際立て、エレガントな表情を強めます。

 

＜フォルメ＞「サンクリスピンウィーク」イベント情報はこちら

 

10:＜PETROSOLAUM/ペテロオラウム＞の洒落感極まるコンフォートな一足

 

ファッション性の高いデザインと優れた靴作りの技術を兼ね備えた日本人デザイナーが手がける＜ペテロオラウム＞。巾着を思わせる大胆なアッパーのつまみが生む陰影と丸みが、ユニークながらどこか上品な雰囲気を演出。履き心地のよい柔らかなレザーが、いつものカジュアルスタイルを新鮮に格上げしてくれます。

 

 

メンズ館別注としてライニングカラーを変更。アッパーは柔らかいソフトベビーカーフを採用。ビブラムのクッションソールで歩き心地は軽やかでデイリーに活用できます。

 

 

ぽってりとしたボリューム感は、今らしいリラックスしたカジュアルスタイルにもぴったり。快適な履き心地も相まって、現代の着こなしやライフスタイルに非常にマッチした一足といえます。

 

＜ペテロオラウム＞「サンクリスピンウィーク」イベント情報はこちら

 

各ブランドの渾身の一足に出会える絶好の機会、「サンクリスピンウィーク」はイベントも充実。

 「サンクリスピンウィーク」開催に伴い日本発の名革靴ブランドによるイベントも開催。年に一度の祭典をブランドの世界観を堪能しながらお祝いしてみてはいかがでしょうか。

 

 

＜CALMANTHOLOGY/カルマンソロジー＞プロモーション

 

＜カルマンソロジー＞の2025年新作をお披露目する本プロモーションでは、通常メンズ館で並ばないラインナップもご紹介。上記の伊勢丹新宿店限定シューズも本プロモーションに合わせて発売。

 

 

＜forme/フォルメ＞プロモーション

人気の「モンクス」をアップデートさせた伊勢丹新宿店限定の新作を中心に、モアバリエーションの展開やオーダーシューズの受注会を開催。

 

 

＜PETROSOLAUM/ペテロオラウム＞プロモーション

定番シューズのライニングのカラーを変更した伊勢丹新宿店限定シューズや、新作のご紹介。さらに、多彩なカスタマイズができるオーダー会も開催。

 

 

別注・先行・アップグレードモデルなど、通常では出会えない一品が一堂に会する「サンクリスピンウィーク」。本イベントは、細部のこだわりやレザーの表情まで、各ブランドの靴作りのクオリティを“実物”を手に取って体感いただける絶好の機会となっています。自身の“これからの相棒となる一足”をぜひ見つけてみてください。

 

 

 

Photo：Shinpei Suzuki
Text：Shinji Hashimoto
Edit：Studio Alta