2020.03.12 update

【特集】人気&注目フレームで選ぶ、伊勢丹メンズ館のおすすめメガネ10選


人は話しているときに7割、そして聞いているときは8割以上、相手の目元を見ているという。身近な人が眼鏡を変えれば、あれ? と気づいた経験は誰にでもあるはず。アイウェアは、一度購入するとなかなか壊れるものでもないし、どうせなら拘っていいものを選びたい。

今回は、新生活がスタートする4月に向けて新調を考えるあなたへ、伊勢丹メンズ館のアイウェア担当が、フレーム別に人気ブランドをピックアップ。定番モノから今季注目の最新作をご紹介する。

 

  1. Ⅰ. 表情を柔らかく見せる【ボストン】はトレンドを牽引
    1. 1. BARTON PERREIRA/バートンペレイラ
    2. 2. EYEVAN7285/アイヴァン7285
    3. 3. MYKITA/マイキータ
    4. 4. OLIVER GOLDSMITH/オリバーゴールドスミス
  2. Ⅱ. 定番として持ちたい顔馴染みの良い【ウェリントン】
    1. 1. OLIVER PEOPLES/オリバーピープルズ
    2. 2. 杉本 圭
    3. 3. CUTLER AND GROSS/カトラー&グロス
    4. 4. MATSUDA/マツダ
  3. Ⅲ. 海外で人気沸騰中の【多角形シェイプ】は2020年の最注目
    1. 1. MYKITA+Maison Margiela/マイキータ+メゾン マルジェラ
    2. 2. G4/ジーフォー

 

Ⅰ. 表情を柔らかく見せる【ボストン】はトレンドを牽引



丸みを帯びたラウンド系は引き続きトレンド。表情を柔らかく見せる効果もあって、サービス業の方や、ファッションのオンオフをあまりつけない方にもお勧めだ。「丸は似合わない」と思い込んでいる方でも、一度かけてみると新たな表情の自分に気が付くはず。初対面が多い春にチャレンジしてみよう。

1. BARTON PERREIRA/バートンペレイラ


<バートンペレイラ>
「CLARENDON(クラレンドン)」52,800円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス


オンのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
シャープさ
★★★★★
★★★★★
★★★☆☆
★★★☆☆

“昭和感”のあるサーモントブロウをスタイリッシュな雰囲気にアレンジ



モデル「クラレンドン」は、メタルを覆うプラスチックの長さやメタルの繊細な調金柄など、80~90年代では見ることのなかったデザインを新しく生まれ変わらせたクラシックスタイルが特徴。テンプルを高い位置に付けることによって、フレームのトップラインが強調され、フェイスアップ効果をプラス。少し個性的なレンズシェイプを上手く中和させている。

  • BARTON PERREIRA/バートンペレイラ

    元オリバーピープルズ社長のBill Barton(ビル・バートン)と、オリバーピープルズをはじめとする数々のブランドのアイウェアデザイナーとして活躍したPatty Perreira(パティ・ペレイラ)が、アメリカ・ロサンゼルスで2007年に立ち上げたアイウェアブランド<バートンペレイラ>。クラシックかつラグジュアリーなデザインは、発売当初から多くのハリウッドスターが注目し愛され続けている。



2. EYEVAN7285/アイヴァン7285


<アイヴァン7285>
「156i」 53,900円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

オンのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
シャープさ
★★★☆☆
★★★★☆
★★★★★
★★★★☆

 

新たなパーツも美しく調和


 

プレス機を使いシートメタルの裏面にブローチを成形する「隠し智(ち)」という「EYEVAN 7285」オリジナルの製法を用いた「156」のコンビネーションタイプ。智(ち)のデザインは、神社や古い日本家屋などの建造物に見られるディテールがイメージソースになっている。人気モデルの「156」にインナーリムを加えてアップデートしたモデルで、シンプルながらも高級感のあるデザインだ。

  • EYEVAN7285/アイヴァン7285

    「着る眼鏡」をコンセプトに1972年にスタートし、85年に世界進出を果たした<アイヴァン7285>。デビューから約40年の時を経た2013年、新たなデザインチームが同ブランドのクラフトマンシップを引き継ぎ、「自分たちが今、本当に美しいと思えるもの」をかたちにしたコレクションが「アイヴァン7285」だ。

 

3. MYKITA/マイキータ


<マイキータ>
「EETU-909」 72,600円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

オフのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
ソフトさ
★★★★☆
★☆☆☆☆
★★★★★
★★★★★

 

オールブラックで、コンビネーションがきれいなラウンドフレーム

金属とプラスチックの素材のコントラストが新しい表情を生み出しているコンビネーションフレーム。レンズサイズが小さいので強度近視の方にもお勧めで、モードにも軽やかな雰囲気でもかけられるメガネとして人気だ。

  • MYKITA/マイキータ

    デザイナーのPhillipp Haffmans(フィリップ・ハフマンス)とHarald Gotischling(ハラルド・ゴッシュリング)が、ブランド<Ic!berlin/アイシーベルリン>の立ち上げを経て、2005年に<マイキータ>を設立。ドイツで脈々と受け継がれているバウハウスデザインの精神に裏打ちされたクールでモダンなアイウェアを続々と打ち出している。

 

4. OLIVER GOLDSMITH/オリバーゴールドスミス


<オリバーゴールドスミス>
「SHEPPERTON(シェパートン)」 37,400円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

オフのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
ソフトさ
★★★★★
★★★★☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆

 

ヴィーンテージライクな肉厚さと丸みのあるフォルムが、なんとも粋


 

<オリバーゴールドスミス>らしいヨーロピアンクラシックな雰囲気が漂うモデル「シェパートン」。顔に馴染む滑らかなカッティングも美しく、やや大ぶりなラウンドシェイプは、個性を引き出す小道具として十分な存在感。特にブラックはスタイリングのアクセントとしてイチ推しだ。

  • OLIVER GOLDSMITH/オリバーゴールドスミス

    創業は1926年と古く、戦後50年代に一大ムーブメントを巻き起こして、欧州でのアイウェアの代名詞にまでなった<オリバーゴールドスミス>。英国を代表するブランドは、90年代のブランド休止期を経て、2005年に復活。50年代から70年代に一世を風靡したモデルを中心に複刻したコレクションは瞬く間に大人気となった。定番モデルから最新コレクションまでどれも見逃せない。

 

Ⅱ. 定番として持ちたい顔馴染みの良い【ウェリントン】



台形のフォルムは、年齢や性別を問わず幅広く顔に馴染みやすいので、ボストンと並ぶ人気を誇るウェリントン。ラウンド型ほど個性を主張しすぎないので、オンのシーンをメインに使いたい方にお勧め。ご自身の定番として1本はお持ちいただきたい、迷ったらこれ!なデザインだ。

 

1. OLIVER PEOPLES/オリバーピープルズ

 


<オリバーピープルズ>
「OV5036A」 33,000円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

オンのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
シャープさ
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆

 

やや小ぶりなシェイプで、顔立ちをスタイリッシュに仕上げるボスリントン


 

オーセンティックなボスリントン(ボストンとウェリントンの中間)シェイプは、過去の名作と並んで、<オリバーピープルズ>のアイコン的モデルとして称される。アンディ・ウォーホルが掛けていたフレームからインスパイアされたデザインで、ブリッジのキーホールとヨロイのメタルパーツがヴィンテージ感をアップ。

  • OLIVER PEOPLES/オリバーピープルズ


    80年代にスタートした<オリバーピープルズ>は、1920年代から40年代にかけてアメリカで生産されたヴィンテージアイウェアに着想を得て、モダンにアレンジしたファーストコレクションを発表し人気に火がついた。トレンドに左右されず、オリジナリティを追求する姿勢に共感するファンは多く、かける人の魅力を引き出すアイウェアとして人気だ。

 

2. 杉本 圭

 


<杉本 圭>
「KS130」 42,900円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

オンのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
シャープさ
★★★★☆
★★★★★
★☆☆☆☆
★★★★☆

 

ブランド創世初期に生産されていたセルロイド製フレームが新鮮


 

スタイルはヴィンテージ感のあるウェリントンタイプをベースに、シャープなラインで構成。採用している素材はすべて8mmのセルロイドで、カシメ飾り部分には洋白材を採用。耐食性が高く、再研磨するたびに光沢を取り戻す特性は、セルロイドとの相性も良く、丁番を固定するためのパーツが一つのデザインアクセントになっているのも個性的だ。

  • 杉本 圭


    日本が世界に誇る眼鏡の産地・福井県でデザインを手がけているブランド<杉本 圭>。眼鏡職人の持っている技術力を活かした眼鏡を創っていくことをモットーとし、エッジの効いた独創性のあるデザインにファンが多い。「何も語らずともフレーム自体が語ってくれる」ラインナップは必見。

 

3. CUTLER AND GROSS/カトラー&グロス

 

 

<カトラー&グロス>
「1355」 46,200円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

オフのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
ソフトさ
★★★★☆
★★★★★
★★☆☆☆
★☆☆☆☆

 

カラーレンズを入れてサングラスとしても使える個性的なユニセックスモデル


 

やや大きめのウェリントンシェイプに直線的なラインが特長的なモデル「1355」。フロント部分のL字型のリベットはデザイン性だけではなく、耐久性も高い。アイウェアをファッションの一部として考える同ブランドらしさが楽しめる人気デザインだ。

  • CUTLER AND GROSS/カトラー&グロス


    オプティシャンで友人だったGraham Cutler(グラハム・カトラー)とTony Gross(トニー・グロス)と、フレーム製造担当者が1969年に設立。コレクションは重厚でありながら繊細で、時代を超えたクラシックスタイルをアピールする。モード感溢れるサイジングとデザインはファッション関係者から高い支持を得ている。

 

4. MATSUDA/マツダ

 

<マツダ>
「M3075」 78,650円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

オフのシーンにおすすめ
クラシカル
軽量感
ソフトさ
★★★★☆
★★★☆☆
★★★★☆
★★★★☆

 

サイドに付いた小ぶりなフードが、映画の主人公のような高揚感を生む


 

同ブランドのサングラスで使用されていたフードのイメージを、メガネフレームに採用したスタイリッシュなモデル。定番人気のウェリントンでありながら、ニュートラルなカラーなど遊び心を加えた1本だ。

  • MATSUDA/マツダ


    日本のブランド<NICOLE/ニコル>の創設者であり、伝説的なデザイナーの松田光弘氏が生んだ、ラグジュアリーなアイウェアブランド。1990年代の人気映画のヒロインがかけていた「M2809」は不動の人気となり、2010年代の大ヒット映画で主人公がかけていた「M3023」でさらに人気に火がついた。

 

Ⅲ. 海外で人気沸騰中の【多角形シェイプ】は2020年の最注目



番外編として、日本でもじわじわ人気が出つつある多角形シェイプをご紹介。シャープさが魅力の多角形型は海外ではすでにトレンド化していて、日本での展開も増えている。ラウンド型に近いものから、角の主張が際立つシャープなものまであるので、顔立ちに合わせて選ぶことができる。「こんな形を探していました!」というお客さまの声も多く、ぜひ一度トライしてほしいデザインだ。

 

1. MYKITA+Maison Margiela/マイキータ+メゾン マルジェラ

<マイキータ+メゾン マルジェラ>
「MMCR004」 69,300円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス


モードな雰囲気を楽しめる「オクタゴン」が最旬


 

クラシックな印象ながら、実際にかけてみると新鮮な表情に映るのが、オクタゴン=八角形のフレーム。多角形の主張を和らげるフレームで、さらりとかけていただける軽量感もおすすめのポイント。「マルジェラをかけている」というのも気分が良い!

  • MYKITA+Maison Margiela/マイキータ+メゾン マルジェラ


    2014年4月に発表され、ファッション業界を震撼させたコラボレーション。アイウェアコレクションのコンセプトは“美とテクノロジーの融合”で、最先端の素材やテクノロジーを追求してきた<マイキータ>と人気ファッションメゾンの融合により、新しい作品が続々と生み出されている。

 

2. G4/ジーフォー

<ジーフォー>
「No.3658」 39,600円
■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

 

軽量で美しいオクタゴン(八角形)フレームは、人生で長く使える1本



シンプルな中にも機能性と美しさを兼ね備えた大ぶりなオクタゴンは、メイドインジャパンの優れた品。年齢を経て、リーディンググラスとしても視野が広く快適なかけ心地が長く楽しめる。

  • G4/ジーフォー

    ブランド名は4つのG、「GOOD DESIGN」、「GOOD QUALITY」、「GOOD PRICE」、「GOOD FEELING」を表すという福井県鯖江発のアイウェアメーカー。普遍的なデザインや妥協しないモノづくりは高く評価されている。


Photo&Text:ISETAN MEN‘S net

*価格はすべて、税込です。

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