2019.02.15 update

キャッシュレスの時代こそ、唯一無二の革財布にこだわる

「アーカイブス」とは、伊勢丹新宿店メンズ館が今季掲げるテーマのひとつ。原材料の高騰や技術革新など、様々な理由により入手困難となった希少な革素材を発掘したり、当時のレシピあるいは最新技術で復刻させるなど、さまざまな手法によって実現している。

 
<ホワイトコックス>(A)ミニラウンド財布34,560円(B)キーケース 30,240円、<キプリス>(C)コンパクト二つ折り財布 各32,400円、<ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー>(D)ミニラウンド財布 41,040円(E)長束入れ 41,040円、<メゾンタクヤ>(F)名刺入れ 41,040円(G)スマートフォンケース 57,240円
■メンズ館1階=メンズアクセサリー
*3月6日(水)より展開


例えば、<ガンゾ>は、ヌメ使いしたベイビーカーフは約15年前の希少素材だが、「虎の目」と呼ばれる血筋が立つ革面からも当時の最高級原皮を使用したものということがわかる。革の流通量が豊富な時代のハイクラスな素材は、経年変化の仕方も現代のものとは段違いだ。

また、英国の老舗タンナーであるベイカー社が当時と同じレシピで復刻したロシアンカーフを採用した<ホワイトハウスコックス>、<ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー>は、国内有数のタンナー新喜皮革が手がけるホースハイドシュリンク、<メゾンタクヤ>は、ブランド創業時に展開していたダイヤモンドパイソンなど希少な素材が一堂に会する機会を得た。


<メゾンドヒロアン>(A)長束入れ 42,120円(B)コンパクト二つ折り財布 31,320円、<ガンゾ>(C)二つ折り財布 35,640円(D)コンパクト財布 25,920円
■メンズ館1階=メンズアクセサリー
*3月6日(水)より展開


なかでも<メゾンドヒロアン>に採用されたコードバンは希少な素材。農耕馬の尻皮を使ったそれは筋繊維が密なうえに染色技法も当時の最高の技術を用いたもの。手にしたときのしっとりと馴染む感触と美しい艶には、現在流通しているコードバンとはひと味もふた味もちがうものだ。

ライフスタイルの多様化とキャッシュレス社会の到来により財布のサイズや形状、用途まで多様化する時代に、あえて上質なレザーの財布を選ぶ。それは男のこだわりを表すのに有効なアイテムとなるはずだ。

 



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

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メンズ館1階=メンズアクセサリー
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