メンズ館で感じてほしいことと、メンズ館へのリクエスト


8階の「カフェ リジーグ」は、仕事の打ち合わせをしたり、ふっと寄ってエスプレッソやスプマンテで一息ついたり、買いものに悩んで立ち寄って、飲んだ勢いで「よし、買おう!」と思ったり(笑)。自分にとって使い勝手がいいカフェです。今日も、いつもの席で、いつものスプマンテを……。


メンズ館5階のようなビジネスマンのためのフロアを見て思ったのは、自分のスタイルを考えるとき、“海外からはどう見られるか”という視点をもつことの大事さ。なぜなら、外国人はまず見かけから判断しますから。特にビジネスマンは、インターナショナルな基準で着こなしを考え、スタイルを作ってほしいと思います。きちんスーツを着ている人はもちろんいますが、もう少しストイックで厳格であってもいい。ドレスコードがどんどんなくなっていく風潮は変だなと思います。

また、最近は、「若い人が服を買わなくなった」とか、「おしゃれの仕方がわからない」というような声も聞こえてくるようになりました。昔は家庭や社会が“服が持つ意味”を教えてくれましたが、今はそういう場がありません。服を着ることの意味や意義から実践、さらに装う楽しさというのは、世代間の交流から生まれるもので、サロン ド シマジは、まさにそういう社会勉強の場になっています。ファッションを通じて年配者と若い人との交流ができるよう、メンズ館にはそういう社交場的な役割も担ってほしいと思いますね。


自分は最近、本館5階のインテリアが好きでよく見に行くのですが、あのフロアには「発見」があります。意外なものがあると見たり、手に取ったりして、新しい気づきになる。メンズ館もフロアの中にちょっと違うものがあったりすると楽しいかなと思います。
メンズ館にはファッションを中心に、いろんな人が集まって交流できる“楽しいサロン”になってもらって、男の底上げを担ってほしいと思います。

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Photo:SUZUKI SHIMPEI

*価格はすべて、税込です。

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メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス
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