2017.05.23 update

【特別企画】<BROOKS BROTHERS/ブルックス ブラザーズ>|スタイリスト森岡 弘氏が指南する、この夏を装う「アメリカン・クラシック」の真髄(1/3)

1818年創業の<BROOKS BROTHERS/ブルックス ブラザーズ>は、来年いよいよ200周年を迎えます。ファッションディレクターでスタイリストの森岡 弘さんは、ブランドが200年続く理由を、「服作りの思想と、真面目さ」と語ります。「200年間にわたって男が着続けているというのは、ブランドの根幹にある思想と、ファッションという時代の流れをどちらも欠くことなく表現してきたからこそ。<ブルックス ブラザーズ>にはあらゆる世代の男の装いの基本がすべてあります」と続けます。


森岡 弘(もりおか ひろし)
株式会社グローブ 代表取締役/ファッションディレクター&スタイリスト

早稲田大学在学中より、株式会社婦人画報社(現アシェット婦人画報社)にて編集業務にかかわる。同大学卒業後、同社に正社員として入社し、男性ファッション誌『メンズクラブ』編集部にてファッションエディターとして従事。1996年8月クリエイティブオフィス「株式会社グローブ」を設立。俳優やアーティスト、文化人などのスタイリングを行なうほか、イベントやショップのコスチューム、企業のユニフォームの制作などにも携わる。

 

歴史ある安心感と、今着られる歓びが両立する希有なブランド

 

来年<ブルックス ブラザーズ>が200周年と聞いて、素直に凄いなと思います。ファッションはスタイルであると同時に、世の中の流れでもあって、1818年というと日本では江戸時代・第11代将軍 徳川家斉の時代。西洋では、時代を創った男たちが<ブルックス ブラザーズ>を着てさまざまなものと戦ってきたわけです。

自分が『メンズクラブ』編集部に在籍していた頃は、男の着こなしは「ねばならない」とルールや鉄則が最優先されていましたが、今のおしゃれの楽しみは、そういうルールや鉄則の“グレーゾーン”を行ったり来たりすることがトレンドになり、個性になり、味になります。



たとえば昔はボタンダウンシャツのノータイでフォーマルの場はNGとされていましたが、現在ではボタンダウンにネクタイをして、上手にファッションの香りを出せば、そういうこだわりが“その人の流儀やスタイル”になってきます。

男の着こなしはアイテム数が少なく、特にこれからの夏場はクールビズになってより薄着になるので、<ブルックス ブラザーズ>のようなメンズの王道ブランドで、ルールを理解した上で、遊び心を効かせたり、面白い発想で着こなしたり、「しっかりベースがあるブランドを自分なりに楽しむ」ことが、スタイル作りの近道。

グレーゾーンというのは、歌舞伎でいう「型を知って、型破り」です。男の着こなしで“TPO”がまた見直されている今、<ブルックス ブラザーズ>が持つ安心感と、この時代に憧れだったブランドを着ることができる歓びを噛みしめて、おしゃれを楽しんでください。

すっきりしたモダンシルエットの「シアサッカー」スーツを夏の定番に

昨年、<ブルックス ブラザーズ>の「リージェントモデル」がモデルチェンジして、全体的にすっきり細くモダンなシルエットになりましたが、この夏着たいシアサッカースーツもリージェントモデルで登場しました。

リージェントモデルのジャケットは高いゴージラインと幅の狭いラペルと上襟がスリムさを強調し、着丈が短くなり、袖が長めに、組みパンツは膝下からテーパードになった美脚シルエットです。



シアサッカースーツ 69,120円

クールビズは今年で13年目になりますが、そもそもクールビズは「カジュアルになろうよ」という話ではなく、「もうちょっと楽にしていいけれど、仕事着の気分は残す」という着こなしのはず。ですから、単純にジャケットを脱ぐのではなく、“夏のスタイル”を作ろうと始まったものです。

ビジネスマンは、人にどう見られるかがビジネススキルと同じくらい重要で、着こなしはプレゼンテーションツールの一環ですから、クールビズでは清涼感とともに人に与える印象がとても大事。きれいなシルエットで、佇まいがシャープに見えるシアサッカースーツは、ビジネスマン必携の2ピースです。




スーツにポロシャツやボタンダウン、タイドアップの着こなしはもちろん、上下別々に着られることもポイント。たとえば大人っぽくグレイッシュにまとめて着ると、シンプルな着こなしだけど、「なかなかやるな」と相手に思わせること間違いなし。

インナーや組み合わせで時代に合わせたアップデートができるシアサッカースーツは、「服心ある人」は持っていた方がいい夏アイテムです。

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