歴史ある地で織られたウール「ジェントリークロス」の魅力とは|ISETAN MEN'S Buyer’s blog 稲葉 智大 vol.2
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►バイヤー稲葉が探求する<イセタンメンズ>のスーツを求めて...ウール産地”尾州”での貴重な旅の記録|ISETAN MEN'S Buyer’s blog 稲葉 智大 vol.1
ISETAN MEN'S Buyer’s blog
伊勢丹新宿店メンズ館のバイヤーによる「ISETAN MEN'S Buyer’s blog」は、商品の企画から店頭に並ぶまでの裏側を、バイヤー自身の言葉で伝える連載企画。普段は見えにくいものづくりの現場をブログ形式で発信していきます。
歴史的建造物で製作される<イセタンメンズ>のスーツ
<イセタンメンズ>PBスーツの生地生産を担う、葛利毛織株式会社(文化庁 登録有形文化財)正面入口 外観
ローカルでのどかな立地にある工場は、建物自体が文化庁の登録有形文化財で取り壊せないほど歴史がある場所でした。
「ションヘル織機」で織り上げられた生地は、まるで手織りのような風合い
葛利毛織株式会社が所有する「ションヘル織機」
葛利毛織さんの最大の特徴は、「ションヘル織機」*での生産に拘っている事。大量生産による効率化が必要な時代の中で、手織りに近い風合いを出せる「ションヘル織機」でゆっくりと丁寧に生地を織り上げていく姿はとても稀有な機屋さんだと思います。そのモノづくりの姿勢には、毎回訪問するたびに感銘を受けています。
*ドイツ製のシャトル式織機
カシミヤライクな手触りを実現した「ジェントリークロス」
今回の出張でセレクトした生地「ジェントリークロス」の一部
今回ピックアップしたのは「ジェントリークロス」と呼ばれる生地。もともと<イセタンメンズ>発のロングセラーで、カシミヤのようなタッチを実現したウールが特徴。柔らかなタッチと、機能面にも手を加え、着心地と機能性を両立させています。今回は番手の細い糸を高密度に打ち込んだジェントリークロスの生地をセレクトしました。
さまざまな要望に応えてくれる。お客さま、モノ作りへの愛を感じる葛利毛織株式会社
葛利毛織株式会社内 事務所風景
伊勢丹メンズのPB開発は少量ですが、お客さまのニーズに合わせた独自性を出さなきゃいけない点がポイントです。小ロットでの開発にも相談に乗っていただける葛利毛織さんとの取組は、とても頼もしい存在だと感じました。
ちなみに、現在店頭・オンラインストアでも「ジェントリークロス」を使用した<イセタンメンズ>のスーツを販売していますので是非ご覧ください。
次回は、同じく<イセタンメンズ>のスーツの製作をお願いしている「山栄毛織株式会社」のレポートをお届けします。
Photograph&Text:Tomohiro Inaba
*価格はすべて、税込です。
*本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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