革靴のひび割れは防げる?原因から未然に防ぐ方法までを解説
革靴のひび割れは見た目の美しさだけでなく、履き心地にも影響を与えます。しかし、適切なケアや対策を取ることで、ひび割れを予防することができます。本記事では、革靴がひび割れる原因や日常的なお手入れ方法を分かりやすく解説。長く愛用するためのポイントを押さえ、革靴をより魅力的に保ちましょう。
革靴のひび割れを起こす原因とは?
※画像はイメージです。
お気に入りの革靴にひび割れができてしまうと、見た目にも履き心地にも影響が出ます。ひび割れの原因は、革自体の性質やメンテナンス不足が関係しています。ここでは、主な原因を詳しくご紹介します。
乾燥
革は天然素材のため、乾燥に弱い場合が多いです。とくに冬場の乾燥した空気や直射日光の当たる環境では、水分が失われやすくなり、革が硬化してひび割れが起こりやすい状態になります。
また、湿気が高すぎるとカビや型崩れの原因になる為、適度な湿度を保つことが重要です。
過剰な湿気や汚れ
雨の日に履いた革靴を濡れたまま長時間放置すること、玄関の隅や靴箱の奥など湿気の多い場所に長期間保管することは、ひび割れの原因になります。
なぜなら、革は水分を吸収しやすく、急速に乾燥すると革の表面が収縮してしまうからです。また、泥汚れや水分を含んだ状態で放置すると、革が硬化しダメージが進行しやすくなります。
対策として、濡れた際は当日中に乾いた布で拭き取り、風通しの良い場所で陰干しすることが重要です。
十分なケアがされていない
革靴は定期的なケアが欠かせません。革に適したクリームなどのアイテムを用いたメンテナンスを怠ると、革の表面が乾燥し、ひび割れが発生しやすくなります。
また、ケア不足によって革が乾燥・硬化すると、歩行時の負荷が部分的に集中し、ひび割れをしやすくなります。
革靴がひび割れしてしまった場合は修理サービスを利用する
※画像はイメージです。
ひび割れが深刻な場合は、専門の修理サービスを利用するのがおすすめです。プロの技術を活用すれば、革の補修や色の再現ができる可能性があります。
また、修理時に革の状態をプロにチェックしてもらうことで、今後のケア方法についてアドバイスを受けることもできます。
革靴のひび割れは適切な予防とケアで防ぐことができます。ひび割れが発生しても、焦らずに適切な対処を行い、大切な靴を長く愛用しましょう。
革靴のひび割れ修理はメンズ館地下1階 紳士靴のシューケアカウンターに相談!
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他店で購入した靴の修理も受け付けており、ブランドによっては純正パーツでの修理も可能です。(シューケアカウンターへ確認してください。)お気に入りの革靴を長く愛用するために、プロの技術でしっかりメンテナンスを依頼しましょう。
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革靴のひび割れを未然に防ぐための基本のお手入れ方法
※価格の記載がない商品は参考商品です。
革靴は定期的なケアを怠ると、乾燥してひび割れが生じやすくなります。ひび割れが発生すると修復が難しくなるため、日頃から適切なお手入れや湿気対策を行い、革のコンディションを保つことが大切です。ここでは、革靴を長持ちさせるためのお手入れ方法を紹介します。
- 1. 適切な保湿
- 2. 湿気対策
- 3. 日常のお手入れ
- 4. 同じ靴を連続で履かず、複数の靴をローテーションする
1. 適切な保湿
革靴の乾燥を防ぐためには、定期的な保湿が不可欠です。革靴専用のお手入れアイテムを使い、革に潤いを補給しましょう。
とくに乾燥しやすい冬場や、長期間履かずに保管する場合は念入りなケアが必要です。目安としては、3~5回履いたら1回のペースで定期的に汚れを落とし、クリームを塗り、クロスで磨きましょう。革に保湿を行うことで、革に柔軟性が生まれ、ひび割れを防ぐことができます。
2. 湿気対策
革は湿気を吸収しやすく、放置するとカビや型崩れの原因になります。とくに雨の日の使用は極力避け、濡れた場合はすぐに乾燥させましょう。
使用後はシューツリーを入れて形を整えつつ、靴内部の湿気をシューツリーへ吸収させることが重要です。さらに、風通しの良い場所で保管しましょう。靴箱に入れる際は除湿剤を活用すると、湿気によるカビや型崩れを防げます。
また、雨に濡れてしまった場合は、クロスで十分に水分をふき取り、乾燥させます。十分に乾いたらクリーナー、クリーム、ブラッシング、防水スプレーの順でお手入れをしてから保管しましょう。
3. 日常のお手入れ
日々のメンテナンスを怠ると、革の表面にホコリや汚れが蓄積し、乾燥の原因になります。靴を履いた後は、専用のブラシで軽くホコリを払い、汚れを取り除きましょう。
泥汚れが付いた場合は、湿らせた柔らかい布で拭き取り、完全に乾いてからクリームを塗ると効果的です。こまめなお手入れが、革の乾燥を防ぐポイントとなります。
4. 同じ靴を連続で履かず、複数の靴をローテーションする
革靴は1日履くと汗や湿気を吸収するため、最低でも1日は休ませることが理想的です。連続で履き続けると乾燥が追いつかず、革が劣化してひび割れが起こりやすくなります。
2〜3足をローテーションすることで、革靴をしっかり乾燥させ、ダメージを軽減させましょう。
革靴のひび割れについてよくある質問
Q. 革靴がひび割れる原因は何ですか?
A. 革靴がひび割れる主な原因は、革の乾燥と適切なお手入れ不足です。革は天然素材であるため、乾燥すると柔軟性を失い、ひび割れしやすくなります。
とくに、長時間放置していたり、汚れたままにしておくと、革の乾燥が進みやすくなるため注意しましょう。
Q. ひび割れをさせないためにはどうしたらいいですか?
A. 革靴のひび割れを防ぐには、日頃のケアが欠かせません。基本の靴磨きを習慣にし、履いた後はシューツリーを入れてシワを伸ばしましょう。とくに、屈曲しやすいつま先部分はひび割れが起きやすいため、形を整えることが大切です。
また、同じ靴を連続で履かず、複数の靴をローテーションすることで負担を分散できます。なお、革靴用クリーム以外のケア用品はシミなどの原因になるため避けましょう。クリームの選び方に迷ったら、店頭スタイリストや、シューケアカウンターへご相談ください。
革靴のひび割れ対策をしっかり行って長く愛用しよう!
革靴は適切なケアを続けることで、長く美しい状態を維持することが可能です。乾燥を防ぐための保湿、湿気によるダメージを防ぐ対策、日々のお手入れを習慣化することで、ひび割れを起こしにくくしましょう。
また、修理サービスに依頼するのも1つの手段です。靴のお手入れや修理をするかで迷ったら、店頭スタイリストや、シューケアカウンターへご相談ください。大切な革靴を長く愛用するために、日頃のケアを大切にしていきましょう。
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Photo&Text:ISETAN MEN‘S net
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