【特集】〜着こなしを品良く格上げ〜メンズアクセサリーのつけ方と選び方。
着こなしがシンプルになる夏に向けて、メンズアクセサリー(ジュエリー)はスタイリングのポイントにもなる重要なアイテムです。どんなアクセサリーを選んで、どのような着こなしに合わせれば、効果的にコーデを格上げしてくれるでしょうか。今回の特集記事では、3つの着こなし別にアクセサリーの合わせ方とおすすめのジュエリーをご紹介します。
HOW TO 1
►メンズジュエリーの選び方
メンズアクセサリーとひと言でいっても、リング、ブレスレット、バングル、ネックレスなど名称はさまざま。とくにブレスレットとバングルの区別ぐらいは付けておきたいところです。アクセサリー初心者の方はシルバー系のアクセサリーがおすすめです。ビジネスからオフタイムまで幅広くつけることができます。イエローゴールドやピンクゴールドは、大人の方に。ホワイトゴールドやプラチナは、さりげない高級感のある上級者の素材です。
HOW TO 2
►メンズジュエリーのつけ方
一般的に左の薬指は結婚指輪、右の薬指は恋人がいるメッセージと受け取られます。そのため、つけるなら人差し指・中指・小指あたりがおすすめです。人差し指と中指はサイズが同じ方が多いので、シーンによって同じリングでも付け替えて楽しむのもよいでしょう。
ブレスレットやバングルはシンプルにひとつで着ける場合、リングとテイストを合わせることが基本。テイストが似ているタイプなら重ね付けしてもいいでしょう。また腕時計との重ね付けは、腕時計を付け替えるよりも手軽に手元の印象を変えることができます。アイテム次第で男らしくも上品な印象にも変えられます。
またどのアイテムも、素材やデザインによって、カジュアルスタイルに似合うタイプ、ドレススタイルに似合うタイプなど、テイストはさまざま。デニムには似合うけれども、ジャケットにはミスマッチだったり、その逆のテイストのメンズアクセサリーが存在することも知っておきたいところ。上級者なら、遊びに行く場所や相手に合わせて、つけるアクセを替えるなど、シーンによっても使い分けるのも洒落ています。男同士で出かけるのなら、ちょっとハードめのバイカー系、女性とのデートには控えめながらセンスのいいハイジュエリー系といった具合い。もちろん爪やムダ毛の手入れもお忘れなく。
HOW TO COORDINATE
►薄着になる夏こそアクセサリーで着こなしをランクアップ
これからの季節、半袖シャツや開襟シャツなど、手元や首元が露出するのはもちろん、短パンで足首も露出しがち。そこでアクセサリーを上手に使えば、夏スタイルをセンスよくランクアップすることができます。そこで夏らしい「きれいめスタイル」「ショーツスタイル」「アメカジスタイル」、3つのスタイリングに合わせるアクセサリー選びと、おすすめのブランド&アイテムをご紹介します。STYLE1►夏のきれいめスタイルの場合
【POINT1】シンプルでモダンなアクセをさり気なく
大人っぽいきれいめスタイルには、アクセサリーもシンプルで上質かつモダンなデザインのものを合わせたいもの。今回は黒のオーバーサイズシャツにグレーのワイドパンツというシンプルながらシルエットを今風にモダナイズしたコーデ。そんな色を排したモノトーンの着こなしには、色味のないシルバーアクセサリーが似合います。
手首のバングルと小指のリングは<TIKASHI/チカシ>のもの。丁寧に叩いて仕上げたハンドメイドならではの味わいが、洗練された都会的的なスタリングにアクセントとなって輝きます。あえてゴテゴテと重ね付けせず、アクセサリーそのものの魅力を際立てる合わせ方がスマートです。
<EINS by Grosse/アインスバイグロッセ>は懐中時計のチェーンベルトつくりに始まるドイツのブランド。「Half and Half」シリーズのネックレスは陰と陽、光と影など、相対するものや2つに分かれる美意識をコンセプトにしており、ブランドロゴをかたどった三角形のピースが付属。チェーンを二重にすればブレスレットとしてもアレンジできます。
ピアスに抵抗ある人からも支持されているイヤーカフは、手軽なアクセサリー。デザインもシンプルなものが多いので、都会的で洗練された着こなしに似合います。<TOMWOOD/トムウッド>のイヤーカフは極限までシンプルなデザイン。耳元にワンポイントのアクセントを付加してくれます。
►キレイめスタイルにおすすめアクセサリー
バングルは「C」の形をすこし開いて手首に嵌めるため、サイズ選びも重要です。シンプルな平打ちタイプから、複雑なレリーフ入りのものまでさまざまですが、基本的にシンプルなタイプのものは重ね付けに、モチーフ入りのタイプは単独で使うほうがデザイン性が際立ちます。腕時計と重ねるなら細身のタイプがおすすめです。
ピアスやイヤーカフなどを多く手掛ける<M・A・R・S/マーズ>のシルバー。さりげなく主張あるデザインは、耳元で小さくありながら、しっかりと男っぽさをアピールします。上のイヤーカフは耳の上部につける「パークカフ」と呼ばれるタイプ。ノーマルのイヤーカフとの重ね付けも、パンクっぽくなく洗練された印象です。
【POINT2】同じブランドを重ね付けてワンランク上のスタイルを演出
<SPINELLI KILCOLLIN/スピネリキルコリン>のリングは複数のバンドをコネクターを用いて重ね合わせたデザイン。隣り合う指2本または3本に連携できるなど、付け方をアレンジすることが可能です。同じブランドのブレスレットは大小様々なサークルをつなぎ合わせたデザインが印象的。ともに、さりげなくセンスの良さを感じさせます。
►キレイめスタイル×おすすめブランドはこちら
都会のきれいめスタイルに似合うファインジュエリーを創り出す<HOORSENBUHS/ホーセンブース>はLA発のブランド。洗練された西海岸のハイライフと、アイコンである「錨」を用いた特徴的なデザインを併せ持つコレクションは、ブレス&リング、バングル&リングといったコーディネートや、バングル&ネックレスの重ね付けも似合いそう。
STYLE2►夏のショーツスタイルの場合
【POINT】揺れるアクセサリーで軽快さをプラス
街中で似合うシャツ&ショーツのきれいめスタイリング。シャツの袖を捲くって、襟元のボタンを2つ開けることで、素肌の露出加減バランスが整っています。こんな都会的な着こなしなら、アクセサリーもモダンでカジュアルなタイプを。揺れるチェーンや、石やパールをつかったナチュラルなタイプが似合いそうです。とくにメンズのパールアクセは和モダンを採り入れた最近のトレンドでもあるので、注目したいアイテムです。
淡水パールにターコイズとハウライトをミックスしたブレスレット&ネックレスはともに<IVXLCDM>のもの。パールというとフォーマルなイメージですが、石と組み合わせることで気軽でカジュアルな普段使いを可能にしました。サーフ&マリンな海系スタイリングにも似合いそうです。
<M・A・R・S/マーズ>の2つのリングを連ねたシルバー素材のコードブレスレット。片方のリングにはアクセントとしてブラックダイヤモンドがセットされています。コードのカラーはバリエーションがあるので、よりカジュアルなショーツスタイルのときは、レッドやグリーンといった色を選ぶのも手。
先程と同じコードアンクレットを、スニーカーに合わせたところ。コードアンクレットは、サンダルなどリゾート風の合わせ方をするものと思いがちですが、革靴やスニーカーなど、足首をのぞかせる素足履きのときには、自由につけて構いません。素足履きで、なんとなくモノ足りなさを感じた時にも有効です。
►ショーツスタイルに合わせるその他おすすめアクセサリー
半袖やショーツなど、軽やかに素肌を見せるときにはチェーンタイプの揺れるアクセサリーを。チェーンが揺れるたびに光の角度が変わってキラリとさせるのが洒落て見えるうえ、汗ばむ素肌に張り付かないのも快適です。パールのアクセも黒の淡水パールなら印象は一変しそう。数珠っぽく手元に揺らしてもモダンでカジュアルな印象です。
STYLE3►夏のアメカジスタイルの場合
【POINT】ハードめのバイカー系&ネイティブ系
ネイティブ系のシルバージュエリーやバイカージュエリーなどが、アメカジアクセは定番として長く愛されています。このタイプのアクセサリーは、現代的なデニムやミリタリーアイテムをつかったアメカジコーデに有効です。特にブルーデニムのときはターコイズを使ったネイティブ系がハマるうえ、レザーやミリタリー系のアイテムコーデにはバイカー系のシルバーが似合うもの。この手のアクセサリーのデザインは、モチーフにそれぞれ意味があるものが多いので、お守りや願いごとなどの意味を知ってつけたいものです。
<FANTASTIC MAN/ファンタスティック マン>のリングにあしらわれたターコイズには勇気や希望など、つける人の心にパワーを与える効果があるといわれています。<TARO WASHIMI/タロウワシミ>のターコイズカラーのレザーコードにあしらわれたイーグルには、名誉や名声、リーダーシップなど偉大な力が宿るといわれています。
<LONE ONES/ロンワンズ>のシルバージュエリーには波の上を飛ぶ花を咥えた鳥や平和の象徴である鳩など、それぞれのモチーフにこだわりあるデザイン。デニムやレザーに合わせて、バイカーやロッカー風に、ハードな印象でコーディネーとするのがよさそうです。
►アメカジスタイルに合わせるその他おすすめアクセサリー
流行に左右されない喜平のチェーンをゴツめにアレンジしたネックレス&ブレスは、じゃらりと存在感も強め。この手の主張しがちなアクセサリーは、主張すぎないアメカジが似合います。クロス(十字架)は生と死、スタッズは安定や平穏を表すなど、それぞれに意味があるモチーフです。これらの主張も、定番アメカジスタイルなら受け入れてくれそうです。
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Photograph:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)
Text:Yasuyuki Ikeda
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