2020.02.22 update

夏が待ちきれない男たちに贈る “太陽の生地”

イタリア・ナポリからフェリーでカプリ島に降り立ったら、目の前のバスに乗ってアナカプリへ向かう。そこからチェアリフトでモンテ・ソラーロへ登ることができる。「ソラーロ」とは「太陽」。その名を冠したこの山は、ラグジュアリーリゾートの象徴であり、ナポリ人にとっての聖地でもある。山頂からカプリブルーの地中海を眺めていると、真夏の強烈な陽光さえ心地良い。

英語では「サンクロス」とも呼ばれる「ソラーロ」生地は、カプリ島に降り注ぐ太陽の光を思わせる美しい織物のことだ。光の加減で表情は様々に変化する春から夏のスーツを彩るのはもちろん、タイドアップしたクラシックなスタイルも、リネンシャツのボタンを3つも開けたイタリア男らしいスタイリングも似合う。もちろん上質素材のTシャツさえ、ソラーロのジャケットならさらりと合わせられるだろう。


メンズ館5階=メンズテーラードクロージングでは今回、<Antonio Panico/アントニオ パニコ>をはじめ、<DALCUORE/ダルクオーレ>や<SARTORIA CIARDI/サルトリア チャルディ>といったクラシックな作り手に、英国・スタンドイーブンのソラーロ生地を採用。ウールに限らず、リネン混のソラーロも新鮮なタッチだ。

また、<VBC/ヴィターレ バルベリス カノニコ>の「ウール&リネン」シリーズから厳選されたソラーロ生地は<チフォネリ>でも採用され、この生地は、同階のメイドトゥメジャーでオーダーできる。


<アントニオ パニコ>スーツ693,000円

真夏の太陽の下でこそ着たいと思えるソラーロは、プレステージ性を備えた春夏生地の定番である。ラグジュアリーリゾートが相応しい夏を待ちきれない大人の男たちに、爽やかな地中海の風を運んでくる。

Photo:ISETAN MEN‘S net
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

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