茶のスーツが老け見えしないお約束





中島 拓
メンズ館5階=メンズテーラードクロージング
アシスタントバイヤー
 
ネイビー、グレーはスーツの2大カラー。3色めのスーツを選ぶならブラウンである。今シーズン、伊勢丹でもエクリュ、ベージュ、ブラウン系のカラーをピックアップしている。ここで選んだブラウンは、ダークトーンのシックカラー。ヘリンボーンの織り柄は生地に立体感を与えてくれるので、中嶋さんのように細い体も威厳と貫禄を与えてくれていることが見て取れる。
 

スーツ:<サルトリア ダルクォーレ>360,000+税
シャツ:<ボリエッロ>36,000+税
ネクタイ:<E.G.カペッリ>19,000+税

しかし茶色のスーツは年寄りくさいとか、老けて見えると思われがちだ。その理由は単色の茶色だから。単色で変化のない茶は肌をくすませて色艶を下げてしまい、そのため老け顔に見えるのだろう。ならば織柄やメランジ感ある茶色を選べば、英国カントリーな雰囲気からカジュアルな雰囲気を醸すことができるはず。3着目のスーツを安心して選ぶポイントとして覚えておきたい。
 
ブラウンスーツに青シャツは鬼門、シャツは白一択だ。もうひとつブラウンスーツには、ネクタイで鮮やかな色を足して若々しく見せる。これもまた鉄則だ。ネクタイはブルー系のパープルやグリーンなどロイヤルカラーが似合うとされる。ブラウンはブルーと補色の関係にあり、オレンジの濃色である茶色は黄色の補色であるパープル系とも相性が良い。ここで小紋柄のネクタイに使った色が、それぞれうまく対応していることがわかる。この約束事を押さえておけばブラウンスーツはこわくない。




■「V-STYLE」──1分で学べる紳士の遊び Vol.8