初上陸を果たした門外不出の技術と哲学

どれだけテクノロジーが進化しても時間と手間をかけて高みへと達した匠の技術と、それがもたらす普遍の“美”は、人々を魅了しつづける。ここでは、絶えることなく受け継がれる名品の所以をひもとく。


<アンダーソン&シェパード ハバダシャリー>
パンツ 129,600円から
*3月7日(水)から販売
*商品はご注文後お渡しまで約3カ月かかります
■メンズ館4階=インターナショナル ラグジュアリー

世界に名を馳せるデザイナーやセレブリティの多くが、こぞってスーツをオーダーすることでも知られる英国サヴィル ロウの老舗テーラー、アンダーソン&シェパード(以下A&S)。世界に名を馳せるデザイナーやテーラーが若かりし頃にテーラリングの基礎を学んだ修業の場でもあったそうだが、美しくそれでいて着心地のよいドレープスーツを生み出す“ドレープカット”は、ここから生まれたと言われている。創業は1906年。

ここでスーツをつくることは、世界中の洒落者たちの憧れ。とはいえ膨大な時間とコストがかかる。ところが2013年に、クリフォード・ストリート17番地にA&Sの既製の洋品を扱う「ハバダシャリー」がオープンしたことで、門外不出の技術がより身近になった。しかもこの春、メンズ館にハバダシャリーを代表するパンツが、英国以外では初めて上陸を果たす。
ほどよくテーパードラインを描く立体的なトラウザーズは、ノープリーツでありながら窮屈さは皆無で、紳士然とした美脚を演出してくれる。

*価格はすべて、税込です。

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