2019.10.22 update

【特集】伊勢丹メンズ館の「オーダーシャツ」が他とはちょっと違う理由


伊勢丹新宿店メンズ館のオーダーシャツ「イセタンメンズカスタムオーダー」がこの春、大幅にリニューアルされた。衿型や生地のバリエーションの拡大はもちろんだが、最大の特徴はタブレット端末を使用した受注方法に変わり、2着目以降はお客さまが、専用サイトのマイページにアクセスすれば、WEB上からでも購入できる点にある(https://isetanmensorder.mistore.jp/shirt)。今回は、新たにリリースされた同システムの内容を公開。長年手がけてきたカスタムオーダーシャツで培ったノウハウをもとに、理想的な一着のお仕立てが可能となる。 

  1. 「イセタンメンズカスタムオーダー」を選ぶ理由 
    1. 1. Philosophy|「イセタンメンズカスタムオーダー」で仕立てる、"テーラリング"と"デジタル"のハイブリッド
    2. 2. Model|選べる豊富なモデルと衿型で思い通りのデザインを作る
    3. 3. Material|世界中から集められた一流ブランド生地ならではの上質な着心地

「イセタンメンズカスタムオーダー」を選ぶ理由 

1. Philosophy|「イセタンメンズカスタムオーダー」で仕立てる、"テーラリング"と"デジタル"のハイブリッド




「オーダーシャツのECサイトなんて、すでにいくつもあるのでは」と思われるかもしれない。しかしメジャーで自己採寸して、webフォームから入力注文するオーダーシャツはやはり難しい。たとえ無難に採寸できたとしても、人間の身体は肉付きや骨格によって体型は千差万別。同じ裄丈でも、肩幅のある人と腕に筋肉が付いている人では、フィッティングが微妙に異なるため、袖ぐりや二の腕の数字を調整する必要がある。AIの導入や、様々な採寸アプリを駆使したところで、確実なフィッティングに仕立て上がる時代は、まだもう少し先になりそうだ。

各人の身体に合ったフィッティングをきちんと見極めて採寸するためには、プロのフィッティング技術が不可欠となる。そのためイセタンメンズのオーダーシャツ1着目は、フィッティングの技術を習得しているスタイリスト(スタッフ)に、店頭で採寸してもらう。ゲージ服を着用して各部を微修正する「パターンオーダー」ではない。一人一人計測して希望のフィット感を加味した「パーソナルオーダー」である。



このひと手間があるだけで、仕上がりは他と格段に違いが出る。安易に採寸してネットでオーダーしてみたら、届いたシャツの首周りが緩かったり、袖が短かかったりといった不満を経験したことある人なら、その重要性が痛いほどわかるだろう。衿型や細部のディテールなどもプロのアドバイスを受けながら選んでいけばスムーズなうえ、素材選びの際に気になる肌触りや透け感も、実際の生地を見ながら選べば安心感も高い。縫製はすべて信頼性の高い国内工場で行われ、ボタン選びも含め各部の仕様は高級ドレスシャツの基準が採用されている。


店頭で会員登録を済ませたら、いよいよ2着目からはWEBサイトからでも購入可能だ。PC、スマホ、タブレットなどで専用サイトにログインすれば、ネットが使える場所なら24時間、世界中どこからでも自分だけのシャツをオーダーすることができる。マイページのオーダーデータは、主要箇所のサイズ調整も可能。生地や衿型、ディテールまで選べるので、シーンや好みに合わせたオーダーシャツをいつでも簡単に仕立てることができる。


2. Model|選べる豊富なモデルと衿型で思い通りのデザインを作る



ビジネスにはセミワイド、クールビズ用にボタンダウンやカッタウェイといったように用途にあわせて衿型を選ぶことができる。ニーズの多いフォーマル用のウィングカラーやトレンドのタブカラーなども合わせれば、衿型だけでも20型以上が揃っているのだ。そこへカフスや前立て、背ヨーク、ボタン、ポケット、ネームまで、思いのままに選択できるだけに、その組み合わせは無限大。フィッティングも含めて、自分だけのシャツと呼べる理由である。これまで既製シャツに抱いていた不満を解消するだけでなく、デザイナーになったつもりで組み上げていけるのもオーダーシャツの醍醐味だ。


さらに「ミラノモデル」や「フィレンツェモデル」など、スタイルにあわせてパッケージングされたシャツをオーダーすることも可能だ。ディテールデザインなど、ある程度絞り込まれたなかからスタイルを選ぶほうが、わかりやすいかもしれない。合わせるスーツがミラノのメゾンのものなら「ミラノ」、ナポリのサルト仕立てなら「ナポリ」、サヴィル・ロウのテーラードなら「ブリティッシュ」といった具合いもわかりやすく、ネイビーブレザーでアイビー風に着るなら「アメリカン」モデルも用意されている。


衿型とモデルの組み合わせは、そのシャツを着るシーンに左右される。オフィスで着るのか、あるいはパーティやレセプション、結婚式では立場よっても着るべきシャツは決まってくる。TPOに合わせた正しいセレクトは、プロに相談するのもいいだろう。



3. Material|世界中から集められた一流ブランド生地ならではの上質な着心地



オーダーシャツでもっとも気になるのは生地選びだろう。既製シャツの棚を眺めれば、たしかに色柄豊富なシャツが並ぶが、本当に思い描いていた色柄に出会えるかというと、そうもいかない。たとえドンピシャに出会えたとしても、今度は衿型やサイズに不満が残ることもしばしば。なにより白シャツ一枚選ぶだけでも、白度の違いやブロード、ドビー、オックスフォードなどの織りの違いでもタッチは変わる。


世界有数のシャツ生地ブランドを自由に選べるのもオーダーシャツならでは。「カンクリーニ」や「トーマスメイソン」など、高級メゾンが採用する生地ブランドから「ハウザーマン ウント ムース」や「シクテス」など、通好みのブランドも揃えている。たとえば良質な綿花の産地でしられるトルコの生地メーカー「ソクタス」は、三越伊勢丹とコラボレートした「メアンダー71」という生地ブランドを用意している。高品質な綿花だけをシルキーに織り上げた肌触りの良さと耐久性を両立するこの生地は、高白度の白無地も落ち着いた風合いでドレスシャツのエレガンスが薫るもの。生地のイメージをもっとも実感できるように、オリジナルモデルのほか、フィレンツェモデルとブリティッシュモデルでオーダーできる。


生地の好みは千差万別。シルクのような光沢生地が心地いいという人もいれば、着込んだオックスフォードの風合いが好みの人もいるだろう。自分に似合う色柄は、自分の好みを押し通すこともできれば、誰かにアドバイスしてもらった色柄が意外と似合うことに気づく場合もある。様々な選択肢を可能にするオーダーシャツは、紳士の装いに無限の可能性を与えてくれる、最高の愉しみ方だけに、その奥深さを堪能していただきたい。


Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

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