2019.02.03 update

<ガンリュウ>から<フミト ガンリュウ>へ

2018年のオープン15周年を記念したさまざまな取り組みを経て、唯一無二の圧倒的な存在“PEERLESS STORE”を目指す新たなフェーズへと突入する2019年春夏の伊勢丹新宿店メンズ館。2階=クリエーターズでは、トレンドやスタイルの背景にある“カルチャー”にフォーカス。デザイナー自身がより“自分らしさ”を追求し、アーティスティックかつコンセプチュアルなクリエーションで魅せた、<FUMITO GANRYU/フミト ガンリュウ>のファーストコレクションを紹介する。

 


<ガンリュウ>ブルゾン69,120円
■メンズ館2階=インターナショナル クリエーターズ
*2月27日(水)より展開


元<ガンリュウ>のデザイナーであり、今シーズン満を持して自らのフルネームを冠したブランド<フミト ガンリュウ>のファーストコレクションを発表した丸龍文人氏。コム デ ギャルソン社では<ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン>のパタンナーとして活躍後、2008年に<ガンリュウ>をスタートさせ成功を収めるも、17年春夏を最後に休止。コム デ ギャルソン退社後の動向が大きな注目を集めていた。

そんな丸龍氏が<コム デ ギャルソン>という偉大でイメージが確立された世界から離れ、「21世紀に必要な服」をテーマにより強く反映することを目指し立ち上げたのが、この<フミト ガンリュウ>だ。


<ガンリュウ>Tシャツ 25,920円
■メンズ館2階=インターナショナル クリエーターズ
*2月27日(水)より展開


「自分なりに考える21世紀らしい服」を表現しているというコレクションは、ネオプレンやラッシュガード用の生地など、「水」を意識した光沢のある素材使い、そのままズバリの「WATER」というストレートなロゴ使いが目を引く。地球環境を意識し、現代の自然と都市生活をインタラクティブに繋ぐ服というコンセプトも独創的だ。

デザインやパターンの美しさはもちろんのこと、服づくりにおける哲学や世界観、描き出す未来像まで含めて共感できるこんなブランドには、今後もそうそう出合うことはないはずだ。

 



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Junya Hasegawa(america)

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館2階=インターナショナル クリエーターズ
03-3352-1111(大代表)