2019.01.20 update

【2019年春夏速報⑦】独創的なフォルムに息づくエキゾチックレザーの芸術品

この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される。

<バゲラ>トートバッグ 1,296,000円(1点限り)
■メンズ館地下1階=紳士鞄
*3月15日(金)より展開予定


普段は顧客の要望に合わせたモノづくりを行う「オーダー鞄職人に素材を渡し、自由な感性のままに作ってもらったら、どんなバッグが仕上がるのだろう」。何気ない疑問に期待を超える逸品を作り上げたのは神戸の<BAGERA/バゲラ>。ビスポークオーダー専門の鞄工房である。その独創的なフォルムとアイデアは、建築に精通する夫妻ならではのもの。バッグというよりもはやアートピースと言っていい一点物を創り出す。

使用したのは大判のナイルクロコの丸2匹分。希少な素材ゆえオーセンティックに仕上げてくるかと思いきや、職人はこれをほぼ原型のまま使って大胆なワンハンドルトートを創り出した。金具はすべて削り出しのスターリングシルバーで開口部はマグネットスナップで閉じる仕様。エッジは磨き上げられているが、最小限の縫製にすることで素材の味がそのまま活かされている。クラシックな鞄職人では決して生み出せないエキゾチックレザーの芸術品。いまにも口を開けそうなほどリアルなクロコは、その息づかいが聞こえてくるかのようでさえある。



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikada

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館地下1階=紳士鞄
03-3352-1111(大代表)