2019.02.09 update

春の衿元はネッカチーフ使いでノータイスタイルの格を上げる

この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹新宿店メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される


ドレスクローズのカジュアル化は進む。ジャケットにカットソーやイタリアンカラー、オープンカラーシャツを合わせるのもトレンドだ。イージースーツの流行や、”着流し”スタイルが浸透したことで、この春もノータイスタイルはさらに加速するに違いない。

そんな時代の流れを反映する衿元の装いに、今ネッカチーフが見直されている。事実、2019年春夏のピッティ・イマジネ・ウォモでも、ジャケットにネッカチーフのスタイリングが多くの人気ブランドで提案されていた。形状は様々だがネッカチーフはストールやスカーフより小版なものが一般的なので、小さく仕上がる結び目はドレスカジュアルに使いやすいのだ。衿元にほんの少し覗かせることを考慮すれば、プリント柄はネクタイよりも少し派手目のほうがいい。

<パッサージョ クラバッテ>ネッカチーフ 各15,120円
■メンズ館5階=ビジネス クロージング


個性豊かな色柄のネッカチーフを取り揃えている今シーズン、クルーネックのTシャツやポロシャツ、開襟シャツや衿腰の高いドレスシャツにも自由に合わせられる。ノータイスタイルでの衿元をネッカチーフで抑えれば、大人のカジュアルも品格を保ちながら愉しむことができるだろう。



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

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メンズ館1階=メンズアクセサリー
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