2019.02.17 update

【2019年春夏速報⑱】あの人気ブランドの名作鞄が、現代サイズに使いやすくリモデル

この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹新宿店メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される。

左/<ザネラート>92,880円(33x35x8.5㎝)
中/<ステファノマーノ>291,600円(29x36x10㎝)
右/<ダニエル&ボブ>88,560円(25x25x10㎝)
■メンズ館地下1階=紳士鞄
*3月6日(水)より展開予定

どのブランドにも惜しまれつつコレクションから消えた「名作」と呼ばれるモデルがある。数年後、手に入らないことを嘆くファンのために、伊勢丹メンズはたびたび過去の名作を厳選復刻している。今季は、従来サイズを見直して小型化することで現代のライフスタイルにフィットするようにリモデルが図られた。

<ZANELLATO/ザネラート>の「ジオバッタ」はヘルメットバッグの名品。従来のサイズより約10%ダウンし、A4ファイルが縦にも横にもジャストで入るサイズに変更されている。このブランドのアイコンモデル「ポスティーナ」にも使われている手揉みのシボ革「マルカプント」を採用することで、ビジネスユースも可能なバッグになった。

経年変化が楽しめるエイジングレザーのボディに、リアルリザードのフラップを備えた<STEFANOMANO/ステファノマーノ>のワンハンドルブリーフは「Art .173」。2WAYブリーフとして秀逸なデザインを誇る2014年のモデルは、クラシックな雰囲気を残しながらソフトコンストラクションの今風のテーラードスタイルにも似合うソフトブリーフである。当時は大判だったモデルは、A4サイズに変更されている。

数多くの名品を揃える<DANIEL&BOB/ダニエル&ボブ>はモデルのバリエーションが充実している。「オルフェオミニ」はベルトを調節すれば、肩掛けにもショルダーにもなる3WAYスタイル。従来よりもサイズを約30%ダウンし、タブレットサイズへリサイズ。発売当初A4ジャストサイズだったものをB5にリサイズ。ボディバッグやカートバッグのように持てるバッグへと生まれ変わった。

デジタルガジェットの発達により現代人の持ち物はいま大きく様変わりしている。B4ノートPCはタブレットになり、スマホひとつでなんでもできるペーパーレス時代、大が小を兼ねない時代に大容量のバッグは不要だ。リサイズという進化を遂げたかつての名品には、新たなマスターピースになりうる、そんな期待も込められている。

 



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館地下1階=紳士鞄
03-3352-1111(大代表)