2019.02.13 update

【2019年春夏速報⑯】流行と時代に左右されないサルト仕立ての逸品ブレザー

本来、流行とは無縁なはずのクラシックスタイルすらブームといわれる時代だが、伊勢丹新宿店メンズ館は、いつの時代にも通用する本質的な価値ある男のワードローブを供したいと考えている。それはシーズン毎に最新を紡ぎ出す大手メゾンとは真逆の思考かもしれない。一過性ではない、未来永劫の価値を持つ服とは何か? 辿り着いたのはサルトリア仕立てのネイビーブレザーだった。


<サルトリア チャルディ>ジャケット432,000円
■メンズ館5階=ビジネス クロージング
*3月6日(水)より展開


その1人はナポリ4大サルトのひとつ<SARTORIA CIARDI/サルトリア チャルディ>だ。現在の工房を取り仕切っているのは、ヴィンチェンツォとロベルトの兄弟。彼らにネイビーブレザーを注文すると、見事なチェンジポケット付きの6ボタンダブルが仕上がってきた。生地は深いミッドナイトネイビー、モヘア混生地のそれはドーメルの「スーパーブリオ」だ。


<リヴェラーノ&リヴェラーノ>ジャケット432,000円
■メンズ館5階=ビジネス クロージング
*3月16日(土)より展開


フィレンツェでサルトを尋ねれば、必ず<LIVERANO&LIVERANO/リヴェラーノ&リヴェラーノ>の名が挙がる。この店にネイビーブレザーを依頼すれば、フロントダーツを取らない型紙と、丸い肩をもつ独特のフォルムに仕立て上がる。生地は4PLY糸を使ったドーメルの「トニック」。マエストロと呼ばれた主のアントニオも「10年着られる」と太鼓判を押す。低いゴージ位置だが流行に左右されない絶妙なバランスをもつ長く受け継がれてきたスタイルだ。粋人ならひと目で匠の仕事と見抜くだろう。

チャルディ、リベラーノともトレンドや流行とは無縁だが、そこに古クサさは微塵もない。ネイビーブレザーという男のマスターピースに映るのは、誇り高きサルトの矜持だけである。

 



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館4階=インターナショナル ラグジュアリー
03‐3352‐1111(大代表)