2018.09.12 update

<GREGORY./グレゴリー>|名作「デイパック」をモダンに刷新──アーバン&ファンクショナルな新レーベルをブランド担当者が解説

2018年春夏からスタートした「グレゴリー ホワイトレーベル」。過去の名作を現代的にアップデートし、都会的で洗練されたアイテムを作り出す、新たなレーベルだ。2シーズン目となる今季は名作中の名作「デイパック」がベースとなる。海外チームと連動し企画を進めた、<GREGORY/グレゴリー>のキーマン、中島健次郎氏に、アイテムアプローチや製作の裏側などについて語ってもらった。



 


<グレゴリー>中島健次郎氏

──まずはレーベル立ち上げの経緯について教えてください。

昨年がブランド立ち上げ40周年にあたります。海外の開発担当者とも、「アニバーサリー企画で何かやりたいね」って話をしていまして、昨年は40年の歴史の中でも特に人気のあったモデルを、当時のものそっくりに復刻したモデルをリリースしました。もちろんそれはそれでファンからは好評を得たのですが、現代のライフスタイルに沿ったデザインかと言うと、決してそうではない。ライフスタイルもファッションも多様化する中で、昔のモデルの良さを引き継ぎつつ、機能もカラーリングも今っぽいデザインのアイテムを作ったらどうか、そんな現場の声もあって、41年目となる今年からホワイトレーベルが立ち上げました。

──過去に敬意を払いつつ、アップデートする。ブランドとしても新しいチャレンジですね。ファーストシーズンとなる今年の春夏にリリースされたモデルはどのようなアプローチで生まれたのですか。

1990年代中期に生産されていた2つのクライミングパック「クラッグサック」と「ブラッククラッグ」がベースとなっています。一部で熱狂的な支持を受ける「クラッグサック」は2000年に一度復刻盤が発売されましたが、春夏にリリースしたモデルは、2型ともに当時のデザインを忠実に再現しながらも、現在のライフスタイルに合うようアレンジを加えています。明るいカラーリングはもちろん、コンパートメント内に配したPC用のスリーブやボトル用のポケットなどが主な部分です。


<グレゴリー>「デイパック」23,760円
(45×39×19㎝)
*伊勢丹新宿店限定
*9月19日(水)より展開予定

──2シーズン目となる今年の秋冬には「デイバッグ」がリリースされますね。

その名の通り、元は一日で終わるアクティビティのために作られたモデルです。デイキャンプやハイキング、もちろん通勤通学も含まれます。オリジナルモデルを例えるならば、背負える”袋”。今では用途も多様化し、携帯する持ち物も変わってきています。この新しい「デイバッグ」にも、前シーズンで考慮したPCスリーブなどの現代的なファクショナルディテールは配備する必要がありました。

──控えめなサイズ感もタウンユースには合っているような気がします。

サイズもいろいろとあるのですが、今回は1980年代後半から90年代初頭に作られていたモデルを参考にしました。携帯電話だけでなく、さまざまなアイテムが小型化している時代ですし、このサイズがちょうどいいかなと。


90年代初頭のモデルはコーデュラナイロンでしたが、これは素材にハリがなく、今だとやや安っぽい印象を受ける方もいらっしゃるかと思います。今回のモデルでは、バリステックナイロンを使用し、よりタフに使えるようしました。

NEXT>オールブラックはメンズ館15周年の特別モデル