シューズデザイナー 坪内 浩さんと歩く「春のメンズ館」 #2|着こなしのアクセントが抜群にシャレてる坪内さんのこだわり(1/2)

ファッション関係者やイセタンメンズの紳士靴担当から、愛情込めて“ツボさん”と呼ばれているシューズブランド<HIROSHI TSUBOUCHI/ヒロシツボウチ>のデザイナー、坪内 浩さん。メンズ館には「週に1~2回」来るそうで、取材中も各フロアのスタイリストと笑顔の交換もバッチリでした!


へそ曲がりなので、ひとクセあった方が面白い


メンズ館地下1階=紳士靴をぐるっと散歩したあとは、同フロアにあるソックスへ。「ソックスはほとんどメンズ館で買っています」という坪内さんは、「スーツ用のロングホーズはもちろん、ドレス用から<rasox/ラソックス>のようなカジュアルタイプまでまんべんなく揃っているので、立ち寄るとつい買ってしまいます」と笑います。


朝起きて、その日のコーディネートは、この靴を履きたいとか、この人と会うから、あるいはこの服は楽(笑)というような感じで決めていきますね。今日は<jipijapa/ヒピハパ>のスーツを着ていますが、デザイナーの加賀さんも変わった組み合わせが好きな人で、自分も柄と柄の合わせなど、そのときの気分に合っていればOKです。

あと、大切なのがアクセントで、今日はニットタイですが、スカーフなどの巻物も大好きで、何か一つアクセントがあるとエレガントな雰囲気が出せます。自分にとってエレガントであることは大事ですね。どんなにカジュアルなスタイルをしていても、ちょっとしたアクセントや仕草などでエレガントになれますから。



自分はへそ曲がりなので、普通とは違うもの、ひとクセあった方が面白い。スーツを着たり、タイドアップするのは大好きで、自分の中にはきちんとドレスの基準はありますが、なかなか“ドクラシック”にはいけないんですよ。逆に、世の中が変なスタイルになったら「正統なスタイル」でいこうかなという、へそ曲がりです(笑)。

NEXT>それでは、坪内さんが大好きな服飾雑貨が豊富にあるメンズ館1階へ……。