「プロにお願いするならとことん頼りたい!」クリーニング店との上手な付き合い方を教えてください


私たちがクリーニングに出すときは、汚れを落としたり、シワを取ったりするのはもちろん、「買ったときの風合いを永く保つためにクリーニングに出す」という方もいらっしゃるはず。

「洋服の素材は年々進化していて、混紡の素材などさまざまなバリエーションが増えています。クリーニングを依頼するときは…
『その服のどの部分の汚れを落としたいか・シミがあるのか』
『どんな仕上がりを求めているのか』
を細かく伝えていただくと助かります。私どもでは、まず洗濯表示に従いますが、襟の形状やフリルなどの装飾は仕立ての状況から新品の状態を推測して仕上げていきます。また、ダウンアウターなどではファー付きフードを付けた状態でお持ちください。スーツなど上下で揃っているものはクリーニングの頻度が変わると徐々に風合いや色合いが変わることもあるので、一緒にお持ちいただくとコンディションが整えやすいです」とのこと。

新しくなった「洗濯表示」を再確認しておこう!


イセタンメンズネットでも2016年の記事で紹介していますが、平成28年に洗濯表示が変わりました。新しい記号が登場し、記号の種類が増え、より細かい表示になっています。水洗い、ドライクリーニングともにきれいに保つためのヒントになるので、商品を購入したら、まずは洗濯表示を確認するクセをつけておきましょう。

消費者庁ウェブサイト「新しい洗濯表示」ページ
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html

左:白洋舎 本社、右:白洋舍 クリーニング事業部 谷村一美さん

白洋舍は、創業者の五十嵐健治氏により明治39年に創業し、今年112周年を迎えます。五十嵐氏は創業年にドライクリーニングの研究に着手し、翌40年に日本最初のドライクリーニング工場を開設。「ドライクリーニングの開祖」と呼ばれています。五十嵐氏の半生は三浦綾子の著書『夕あり朝あり』(新潮社文庫 1987年発刊)に記されていますが、創業前に当時の三井呉服店(現・三越)で10年間働いた経験が、お得意先回りなど当時では斬新なサービスに繋がっていたそうです。

白洋舍
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹会館2階
電話:03-3353-6220
営業時間:10:00~20:00 *休日は伊勢丹新宿店に準じます。


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