3月14日(火)まで、メンズ館7階=オーセンティックカジュアルで展開中の“My Best Coat(マイベストコート)”は、<KENNETH FIELD/ケネスフィールド><MOJITO/モヒート><KAPTAIN SUNSHINE/キャプテン サンシャイン><Soundman/サウンドマン>の4ブランドを中心にラインナップ。

担当バイヤーの柴田信友は、「今回は、新しい季節の訪れを感じながら、一番楽しく着こなせる服としてのスプリングコートに着目。春のコートを着て街を歩いていてウインドウに映る“颯爽とした自分の姿”というささやかな自己満足をくすぐるコートを作りました」と語ります。
 

メンズ館7階=オーセンティック カジュアル担当バイヤーの柴田信友

「オーセンティック カジュアル」が、お客さまに伝えたい価値とは


メンズ階において、7階=オーセンティックカジュアルが担っている使命は、2003年のメンズ館スタートより、男物ならではの本物・本質志向をベースに、昔から愛されてきた逸品・名品を強化。「5年から10年間、お客さまのクローゼットにあって役に立つ服」は、ご支持をいただいています。ただ、その「色褪せない価値」の追求だけでなく、現代に生きる素晴らしい感性を持ったデザイナーの個性や、日本ならではの匠の技術などを、私たちが主導して掛け合わせ、そこから「新しい価値やカテゴリー」を作っていくこともイセタンメンズに課せられたものだと思っています。


メンズ館7階で変わっていくのは“大差ではなく微差”です。微差のディテールに対して生まれてくる物語性と遊び心を、お客さまに伝えたい。今回の“My Best Coat”では、豊かな感性を持った4人の日本人デザイナーに、そうした私たちの思いを伝えて、アイデアを積み重ねたコートを作っていただきました。


“へそ曲がり”なデザイナーが解釈したスポーツコート=ジャケット

 
<ケネスフィールド>の草野健一さんに、「この春はコートを作ってほしい」と依頼したところ、「コートはロング丈だけという解釈ではなく、ジャケットは元々スポーツコートなので、見た目はジャケットのようなコートを提案したい」と出てきたのが、<ケネスフィールド>ファンに人気の高い「MARCHE(マルシェ)」と名付けられたコックコートです。



<ケネスフィールド>

コート 61,560円

デザインはいわゆるシェフのユニフォームで、スタンドカラー、ダブルブレスト、広いラペルと、一見手ごわそうですが、オリーブやカーキの軍パンやグルカショーツとの相性が抜群。

ボディは、英国軍が昔ユニフォームとして使っていた生地を日本で復刻したもので、打ち込みの強いコットンですが、生地の通気性が高く、快適な着心地です。色は<ケネスフィールド>では珍しい黒なので、価格を含めて<ケネスフィールド>を初めて着る人にもお薦めしやすいコートです。


“微差は大差”のデザイナーが作る、男の背姿を格上げするコート


<モヒート>デザイナーの山下裕文さんにとって、ブランドを語る上で最も大事なことは、アーネスト・ヘミングウェイの生きざまです。そういうルーツとテーマを持つ山下さんが作ったコートは、まさに“生前最後のヘミングウェイの後ろ姿にインスパイア”されている「KETCHUM COAT(ケチャム・コート)」。背中に漂う男の哀愁や枯れ感を、大胆で深いインパーテッドプリーツで表現しています。


<モヒート>
コート 78,840円

<モヒート>のケチャム・コートは、デビュー以来、一度も微修正していない完成されたコートで、背中のアンブレラヨークや襟や袖口のタブ、ポケットなどにハンティングジャケット的な要素をプラス。マスキュリンなAラインシルエットと合わせて、格段に男の背姿を格上げするコートです。“My Best Coat”では、すべてベンタイル素材で仕上げたオンリーエムアイのコートが登場します。

デザイナーの若き才能と、日本の染色・加工技術が合体した秀逸コート


児島晋輔さんが手がける<キャプテン サンシャイン>は、往年のアメリカンプロダクトに影響を受けながら、日本ならではの生地や縫製を融合した服作りを目指す注目のブランド。今回の“My Best Coat”では、「纏う感覚」を互いに共有して、オンリーエムアイのパッカブル仕様コートを仕上げました。


<キャプテン サンシャイン>
コート 59,400円

ブランドの顔であるトラベラーコートをベースにして、100%ナイロンに生地を収縮させる塩縮(えんしゅく)加工を施し、生地表面に細かな凹凸感をプラス。さらに製品洗いを加え、撥水加工もあって、まるで10年着ているかのような表情のある「新品のヴィンテージ」コートとなっています。

着心地は素材が生むサラッと一枚纏った感じに加え、一般的なステンカラーコートに比べるとゆるやかなカーブを描く袖に、ゆったりとしたAラインシルエットで、トレンドのナチュラル感も表現。若い才能と、日本の染色・加工技術が合体した秀逸なコートとなっています。

同素材でジャケットとパンツもあって、今季のマストアイテム"白T"だけあれば、3ピースでも着こなせるのも見逃せません。


<サウンドマン>
グラフトン 54,000円


ブランドが大切にするワークとミリタリーの“ディテール全部のせ”コート


<サウンドマン>のデザイナー今井千尋さんは、英国のミリタリーやワークウエアに精通している人で、今回は、<サウンドマン>で人気の高いショップコート「Grafton(グラフトン)」に、ペン挿しポケットや貫通ポケット、D環ベルト、チェンジボタン、補強ステッチ、返しなど、ディテールを満載。

<サウンドマン>が得意なヘビーでエイジングが楽しまれる素材を乗せて、「あらゆるディテールが入っているのに、機能性素材でコートを作ったら……」という真逆の要素を掛け合わせたコートが出来上がりました。


*価格はすべて、税込です。

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メンズ館7階=オーセンティック カジュアル
03-3352-1111(大代表)