ジャケット 43,200円、パンツ 17,280円

今回モデルとして参加したTaikiは、4大コレクションのランウェイを歩いた経験を持つ、世界を股に掛けるモデルだ。伊勢丹新宿店で先行発売となる「ジバンシィ エッセンシャルズ」のキャンペーンモデルも勤めている。普段の仕事で着る服はファッション性の強いアイテムばかりなので、今回のようなアイテムは特別だったようだ。

Taiki:袖を通しただけで、思わず走り出したくなるような高揚感を感じました。また、とても涼しくて驚いています。僕が着てきた私服の方が暑く感じましたね(撮影は8月中旬の炎天下のもと行われた)。着心地はさらさらとして快適です。そして、すごく軽い。
磯部:素材は「デルタピーク」というものを使用しています。なめらかな着心地で、通気性がよく、汗を外に逃がす機能を持っています。また、ウールのスーツにありがちな毛羽立ちも少ないんです。ハードな旅程にも耐える素材といえます。
渡邉:この生地でスーツを作ったのはおそらく初めてでしょうね(笑)。


Taiki:パッと見はスーツなんですけど、カジュアルなセットアップとして着てもかっこいいと思います。インナーにパーカなどを合わせるとストリートっぽくも着られますし。ファッションとしても今のシーンになじむデザインだと思います。
磯部:こだわりは肩から袖口にかけての3本ライン。エンボス加工を施しているのですが、主張しすぎてしまってはビジネスシーンになじまない、かといって薄すぎてもアイデンティティに欠ける。ここの部分は最後まで開発チームと粘りましたね。
渡邉:パンツにはウエストまわりにバンドテープを配して、ノーベルトでも履ける仕様です。丈もスニーカーに合う九分丈を意識しました。ワンロールしてもサマになる丈の長さです。また、ジャケットの裏ポケットとフラワーホールにはスマホケースにも使われるTPU素材を使い、イヤホンコードをストレスなく通せるようにしました。
Taiki:細かい部分までかなりこだわってますよね。
磯部:ビジネスマンやスポーツマンだけではなくて、ファッションとしても多くの方に手に取っていただきたいですね。


リオオリンピックが終わり、2020年は東京が世界のスポーツシーンの主役となる。日本ではこれからますますスポーティなムードが高まっていくはずだ。三越伊勢丹とアディダスのコラボレーションは、今後も続いていくという。すでに来春夏に向けてプロダクトの製作も進行している。

スポーツとファッションの融合が今後さらに進み、より多くの人がその恩恵を受けるようになればいい。今回のアイテムは、本館6階=催事場にて9月7日(水)から行われる「My Wellness Style at Isetan」にて販売される。実際に袖を通して、まったく新しい次世代のスーツを体感してほしい。

Text:Morishita Ryuta
Photo:Matsufuji Miri

*価格はすべて、税込です。

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