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名品の意志をつなぐもの──IN PRAISE OF CRAFTSMANSHIP

名品の意志をつなぐもの──IN PRAISE OF CRAFTSMANSHIP

熟練職人による工芸品のようなプロダクトはどのようにして生まれたのか。名品の担い手へが考えるものづくりへのこだわりを探る。

  • Vol.11 Antonio Panico/アントニオ・パニコ
    2019.05.06 update

    Vol.11 Antonio Panico/アントニオ・パニコ

    世界中の洒落者を魅了するナポリ仕立て界の巨匠、アントニオ・パニコ。最高の着心地は、そのゴッドハンドによる完全手作業から生まれる。 アントニオ・パニコ「サルトリア・パニコ」オーナー カザルヌオヴォ出身。11歳で仕立てを始め、コンバッテンテ氏のもとで修業。29歳からロンドンハウスのカッター/サルトリア責任者を務めた後、91年にサルトリア・パニコを開業。 11歳から仕立ての道へ。ナポリ黄金時代の立役者 “ナポリ仕立ての最高峰”“最後にして最高のマエストロ”――溢

  • Vol.10 MAISON de HIROAN/メゾン ド ヒロアン
    2018.10.26 update

    Vol.10 MAISON de HIROAN/メゾン ド ヒロアン

    長谷川博司氏は、東京の下町で112年続く革小物工房の3代目。自らも職人として腕をふるい、祖父の代からの伝統を守りながら、受け継いだ技術を進化させてきた。そのこだわりは“芸術”の域に達している。 長谷川博司革包司 博庵 会長 はせがわ ひろし●高校卒業後、家業である革小物メーカーの長谷川製作所に入社。2000年に博庵として独立し、直系の3代目を引き継ぐ。同年、これまでに培った技を開花させるべく、自らのブランドを始動する。 縁のコバが美しい、メゾン ド ヒロアンのミニ二つ折財布と長財

  • Vol.9 J.M. WESTON/ジェイエムウエストン
    2018.09.12 update

    Vol.9 J.M. WESTON/ジェイエムウエストン

    高級シューズブランドは数あれど、フレンチエレガンスを体現する靴として、他の追従を許さないジェイエムウエストン。時代を超えて愛される理由は、伝統技術と革新の、希有なるバランスにある。 リモージュから数キロ離れた川のほとりにある、サン・レオナール・ドゥ・ノブラのタナリーバスタン。手前に見えるのが、レザーを埋めて寝かす穴だ。 ブランドのなかでも一二の人気を誇る、通称「ゴルフ」。キルトとライニングにマーブル紙柄が配されている。質実剛健で知られる一足に、時代の気分が高次元で融合している。 シューズ156,600円

  • Vol.8 前原光榮商店
    2018.06.15 update

    Vol.8 前原光榮商店

    日本の洋傘産業の礎は明治初頭に芽生え、東京では城東地区を中心に技術と伝統が育まれてきた。三代続く家業として傘の“名品”をつくりつづける前原光榮商店は、下町情緒漂う台東区三筋にあった。 1階は前原光榮商店ショールームとして、既製品からオーダーメイド品まで、メンズ&レディスのこだわりの傘を販売。上階に工房があり、ここで生地の裁断・縫製をして骨組みに張り、手元を付けて出荷まで行う。 前原光榮商店──ヨーロッパの高級傘より手が込んだ匠の技の結晶 創業は1948年。いまから70年前に東京の

  • Vol.7 新喜皮革
    2018.03.27 update

    Vol.7 新喜皮革

    姫路・龍野の皮革素材づくりの歴史は古く、鎌倉時代から培われ、江戸時代後期に革なめしが盛んに行われていたという。そんな伝統ある土地で、日本で唯一コードバンを生産しているのが新喜皮革である。 金田光泰かねだ みつやす●新喜皮革に入社して17年。そのうちの14年は、染色業務に従事する。2008年より約20名のスタッフを束ねる工場長に。 新喜皮革――世界屈指のコードバンを供給するタンナー <ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー>は、日本国内で唯一コードバンを生産するタンナー(製革工場)、新喜皮革を母体とする