【ルック】<ルイ・ヴィトン>がファレル・ウィリアムスによる2026春夏メンズ・コレクションをパリで発表
<ルイ・ヴィトン>は、2025年6月25日(日本時間)、メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスによるルイ・ヴィトン2026年春夏メンズ・コレクションが発表されました。「PARIS TO INDIA」と題された今季は、現代インドのサルトリアリズムにインスピレーションを受け、都市と自然、伝統とモダニティが響き合う世界を体現しています。
舞台となったポンピドゥーセンターには、気鋭の建築家ユニットであるスタジオ・ムンバイが監修したセットが広がり、ファレル氏の世界観と見事に調和しています。その中心には古代インドのボードゲーム「スネーク&ラダー」が等身大に再現され、挑戦と可能性を示すメタファーとなっています。
そこには、陽光にさらされたような風合いをまとったダンディズムが漂っていました。長年身にまとったかのように色褪せたファブリックや、ストライプやチェック柄に新たな命を吹き込むテクスチャーは、どこか詩情あふれる佇まいです。その色彩は、インド特有の自然や街並みから着想を得ており、紫が黒に取って代わり、陽射しに褪せたようなペールカラーが視覚にやさしく響きます。
さらに今季は、<ルイ・ヴィトン>と映画『ダージリン急行』とのコラボレーションも新鮮な魅力となっています。2007年に誕生したフィルムモチーフが初めてファッションに落とし込まれ、バッグやウエアに華やぎを与えています。その一方でテーラリングはどこまでもソフトで自然体です。ジャケットやベスト、シャツにはリラックス感のあるレイヤードが取り入れられ、体に沿うようなやさしさと気取らないエレガンスが共存しています。
デニムには、コーヒー豆を思わせるブラウンが新たな提案となっています。この色は、後から染めるのではなく織りそのものに工夫を凝らすことで、使い込むほどに白い糸が現れる仕様となっており、時間とともに深まる風合いを楽しむことができます。さらにレザーや素材には、ファレル氏らしいしなやかさが漂い、スピーディP9バッグや新作スニーカー「LV BUTTERSOFT」などは、贅沢なエキゾチックレザーにふわりと包まれています。
また、細やかな職人技も見逃せません。マイクロビーズや繊細なハンドエンブロイダリーに彩られたセットアップは、ジュエリーさながらの存在感を放っています。そして、古びた手描き風のロゴやアーカイブから着想したストライプが、コレクションにノスタルジックな魅力を与えています。
バッグには「ダージリン急行」のモチーフが用いられ、ガストン=ルイ・ヴィトンのアンティークから着想を得た華麗な装飾が施されるなど、バリエーションも豊かです。さらに、ペールカラーのオーストリッチやクロコダイル、スカーフ柄や“生命の樹”を織り込んだ新作スピーディP9など、これまでにない多彩な顔ぶれがそろっています。
シューズは時を重ねたような風合いが大切にされており、ジャズシューズやボリューム感のあるLV Flip、軽やかなLV Bubble Derbyなどが展開されています。「LV × ダージリン急行」のモチーフは、ハイキングブーツやスニーカーにさりげなく落とし込まれました。帽子やソックスには遊び心とクラフト感が溢れ、半貴石で飾られたチェーンベルトやLVフロッグバックルが一目で記憶に残る輝きを放っています。ジュエリーにはギョーシェ細工とフィリグリーが施され、シルバーとゴールドに包まれたバングルやアンクレットにはファレル氏らしい繊細さが宿っています。
サングラスにはトランクから着想を得たメタル製の角が施され、さりげない輝きを見せています。そしてフィナーレを彩った音楽は、ファレル氏がプロデュースしたオリジナルサウンドトラック。Voices of Fireとl’Orchestre du Pont Neufが響かせる荘厳な「Miracle Worker」、A.R.ラフマーンと共作した「Yaara Punjabi」、さらにクリプスの「So Be It Pt. II」、ドーチィとタイラー・ザ・クリエイターとの「Get Right」へと流れるその展開は、カルチャーとつながりが交差する壮大な物語となっています。ルイ・ヴィトンの真髄である「旅するメゾン」の精神を力強く体現するコレクションとなりました。
<ルイ·ヴィトン>について
1854年の創業以来、<ルイ·ヴィトン>は、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に高い品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ·ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
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