2022.01.14 update

進化し続ける白Tブランド<MINE/マイン>と、現代アーティスト・カワイハルナとのコラボがついに実現!


白Tブランドの大本命として注目を集める<MINE/マイン>をフィーチャーしたプロモーションが、伊勢丹新宿店メンズ館1階 プロモーションにて1/19(水)から開催される。現代アーティスト・カワイハルナ氏とコラボレートしたエクスクルーシブなTシャツ&ロンTに加え、<COMESANDGOES>とのコラボキャップ、リミテッドカラーの新色オリーブなどスペシャルなアイテムが勢揃い。<MINE>ディレクターの明石氏とカワイハルナ氏に、本企画に至った経緯や見どころ、コラボアイテムの制作秘話について訊いた。

1月19日(水)午前10時頃より販売開始予定
三越伊勢丹オンラインストア<MINE>

 

  1. MADE IN USAにこだわる白Tブランド の大本命、<MINE/マイン>とは?
  2. <MINE>が目指す、“THIS IS MINE”な世界の構築
  3. 気鋭のアーティスト・カワイハルナ氏とのコラボが示す、“アートT”の新解釈


MADE IN USAにこだわる白Tブランド の大本命、<MINE/マイン>とは?


メンズファッションにおける永遠のスタンダードであり、2010年代後半からその重要性が高く評価されてからは、マニアックに追求されながら常に脚光を浴びるトレンドアイテムでもあり続ける、白Tシャツ。そんななか、風合いのいいUSAコットンを使用し、MADE IN USAにこだわって2019年秋にローンチされた白Tブランド<MINE>のウリは、「なんと言ってもその絶妙な“スタンダード”性。アメリカ製の良さを最大限に活かした物づくりで、簡単に言えばアメリカと日本のいいとこ取りですね」とディレクターである明石氏は語ってくれた。


明石:アメリカらしさの漂う生地感はもちろん、着丈などパターンのバランスに気をつけています。パンツと違ってTシャツの着丈は長ければはカットオフするしかありませんが、短い分にはサイズアップなどで対応できる。僕自身、同じTシャツのサイズ違いをシーンや着こなしに合わせて使い分けているんです。サイズ選びによっては、カジュアルにもキレイめにも見えるアイテムを目指しています。今後はさらにオンスのあるものや、逆にや軽めのも良い形で発表できたらいいなと考えています。

生地のウェイトひとつをとっても、まずは一番デイリーユースで使いやすい1枚でも重ね着でも邪魔にならない6.5オンスに設定しているのだという。トレンド感がありながらもスタンダードとして着られるシルエットはまさに絶妙。さらにドライなタッチのアメリカ製らしい生地に製品洗いを掛けることで、買ったその日からナチュラルな風合いを楽しめるのもポイントだ。

だが星の数ほど選択肢のある白Tを、わざわざ自らの手でいちから作り上げようと考えたのか――そのきっかけは、自らが所有し、着用している古いアメリカ製のバンドTなどは、ヴィンテージショップに並んでいてもおかしくないような素晴らしい品質のものがあることに気がついたことなのだとか。



明石:現行品でそんなボディがあれば……、将来ヴィンテージとして扱ってもらえるようなものを作り上げたいたいとようになりました。試行錯誤で完成させた<MINE>のTシャツは、すでに<WTAPS>や<SUICOKE>といった素晴らしいブランドにピックアップしていただいてきました。今後もこのボディがもっと沢山のブランドやアーティストに浸透し、選択肢のひとつに加えていただけるような物づくりをしていきたいと考えています。

ファッションを愛する誰もが、自らの理想とする白Tを探し求めている現代。明石氏はアメリカ製のアメリカらしい”ユルさ”を漂わせる<MINE>の白Tで、すでに多くのファッショニスタから“マイ・ベスト・白T”という評価を獲得している。

<MINE>が目指す、“THIS IS MINE”な世界の構築


明石:<MINE>というブランド名は、“THIS IS MINE(これが“私の”お気に入りTシャツ!)”と友人たちに紹介できるブランドになりたいという思いから付けられたもの。着込んで、洗い込んで、だんだんと“自分のもの”になっていってくれたらいいな、という思いもあるんです。今回伊勢丹さんからイベントの打診をいただいたとき、タイトルとしてまず頭に浮かんだのも、この“THIS IS MINE” というメッセージでした。そして〈MINE〉 はあくまでTシャツブランドなので、僕らが『Tシャツとリンクする“THIS IS MINE” なモノ』として考えているブランドとのコラボレーションを、この機会にお願いすることにしたんです。僕は、この“THIS IS MINE”という価値観、世界観をどんどん広げていきたい。その第1弾となるのが、今回ご紹介する<COMESANDGOES/カムズアンドゴーズ>とコラボレーションしたベースボールキャップです。


<COMESANDGOES>は帽子という専門分野でブレない物づくりを続け、日本を代表する帽子ブランドとしての地位を確立。<MINE>と同様に、さまざまなブランドへのボディ提供も行っている。

石:クオリティの高さはもちろんのこと、(帽子が)ベーシックアイテムであることを踏まえた物づくりの姿勢など、以前からカムズ(アンドゴーズ)さんと自分とは考え方がとても似ているなと感じてていました。製品だけでなくパッケージにもさりげないこだわりを感じますし、いろいろな面で共感する部分が多い。だから今回、コラボレーションをお願いすることにしたんです。

<MINE>らしいベースボールキャップの表現として、当初は無地やブランドロゴを使用することも検討したという。しかし<COMESANDGOES>や伊勢丹チームとの対話のなかで、一見ベーシックだがヒネリの効いた、クラシカルなルックスのメジャーリーグ球団ロゴを採用することとなった。

<MINE>×<COMESANDGOES>×<COOPERSTOWN BALL CAP>
キャップ 15,400円

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*伊勢丹新宿店限定/受注生産商品
*三越伊勢丹オンラインストアでは1月19日(水)午前10時頃より販売開始予定

石:カムズさんとのデザインミーティングのなかで、ロサンゼルス・ドジャースのように見えて実はエンゼルスという、1951年当時の一癖あるロゴを提案してもらい採用することにしました。ロサンゼルスは、〈MINE〉の生産工場があるホームタウンですからね。現行のようでいて、そうではないというのも面白い。Cooperstown  Ball  Capとの三者コラボにすることによって、オールドアメリカンスタイルの味わいを活かしながら、カムズならではの美しいフォルムと丁寧な縫製という、日本の良さも発揮されています。

カラーはクールなブラック、そしてウールとビスコースの混紡素材という素材は、春夏シーズンにもピッタリの軽やかさ。まさにデイリースタンダードとして、ヘビーローテーション確実の逸品だ。


明石:ベーシックなブラックのみの展開で、Tシャツはもちろんどんなアイテムとも相性が良い。<MINE>のTシャツはブラックも定番色として展開していて、このベースボールキャップもブラックにすることで、セットアップ的着こなしがてきます。白Tとのモノトーン”セットアップ”もオススメですね。

左から:
<MINE>×<HARUNAKAWAI>
半袖Tシャツ 7,700円 *伊勢丹新宿店限定

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長袖Tシャツ 9,680円 *伊勢丹新宿店限定

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*限定ISETANダクトテープステッカーが付属
<MINE>
スウェットパンツ 17,600円

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*三越伊勢丹オンラインストアでは1月19日(水)午前10時頃より販売開始予定

 

<MINE>
左:限定ピグメント半袖Tシャツ 5,500円

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右:限定ピグメント長袖Tシャツ 7,480円

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*限定ISETANダクトテープステッカーが付属
*三越伊勢丹オンラインストアでは1月19日(水)午前10時頃より販売開始予定

365日活躍するベーシックアイテムのTシャツから始まり、秋冬をメインに楽しめるスウェット素材のフーディーとパンツ、そしてこれらと相性バツグンなベースボールキャップや、数量限定で不定期に展開している『MINE Limited Color Project』の第3弾としてシーズナルな新色のピグメント染めオリーブのTシャツまで。独自の美学とこだわりを貫きながらも着々と広がり続ける“THIS IS MINE”な〈MINE〉ワールドは、ついにアートの領域にまで伸延。ブランドとして初めて、現代アーティストとの協業を果たすこととなった。その白羽の矢を立てた気鋭のアーティストこそ、ペインターであり造形家でもあるカワイハルナ氏である。




気鋭のアーティスト・カワイハルナ氏とのコラボが示す、“アートT”の新解釈


カワイハルナ氏といえば、人工的な幾何形体に枝や布などの有機的な曲線を組み合わせた、“空想立体”を平面で描いた独特の世界が人気のアーティスト。スケートパークや美術館、建築物を“空想立体”に見立てたランドスケープなどの作品もあり、各種メディアで取り上げられている新進気鋭のクリエーターだ。



明石:カワイさんは雑誌『POPEYE』やInstagramで以前から作品を拝見していて、とても気になっていた方でした。立体感があり、シンプルななかにも温もりを感じられる作品は、常に目に触れていても心地よく、ずっと眺めていることができるのが魅力です。

その“チャンス”は、イセタンメンズで行われる今回のプロモーションという形で思いがけず訪れた。

明石:キュレーターである伊勢丹さんからカワイハルナさんとのコラボをご提案いただけた際は、文字通り即答で『お願いします』とお返事させていただきました。
また、コラボレーションするにあたり、“作品がただ背中に載っている”というのはどうしても嫌でした。
だから配置や大きさにはとてもこだわりましたね。Tシャツの裾の外まで作品がはみ出るようなレイアウトにしたり、通常はA3サイズに収まるくらいのプリントの版を、もっと大きなものにしたり……。あんまりやっているところはないし、そういうことにチャレンジしてこそコラボレーションの意味がある。とにかく面白いことがやりたいと思いつつ、カワイさんにはレイアウトのイメージだけ、いくつかお伝えすることにしました。


カワイハルナ:今回の取り組みでは、思っていた以上に大きなサイズで作品を使っていただけると分かりました。だからオリジナルに忠実なカラフルなプリントより、モノトーンの方がよりTシャツの質感を表現できると考えたんです。私自身は身体にフィットした服が好きなので一切Tシャツは着ないのですが、なんどもなんども考えて、想像して、モノトーンの方が多くの方に抵抗なく着てもらえそうだと思った。だからあえてカラーではなく、モノトーンでやりましょうと、私から提案させていただいたんです。

カワイ氏の作品を見てみると、その独創的な“空想立体”はもちろんだが、同時に鮮やかな色使いも印象的に思える。しかし今回のコラボレーションで、<MINE>の白Tとピグメント染め黒ロンTに採用されているのは、どちらもモノトーンで描かれた作品だ。ある意味プリントの大きさやレイアウト以上に、大胆なアレンジであるといえるだろう。だがこの“攻め”たアイデアは明石氏のリクエストではなく、カワイ氏からの提案なのだという。


カワイハルナ:衣類への印刷はインクやプリントの仕様といった事情があるので、個人的に作品の”再現性”にはまったくこだわりがありません。作品にとっても、ファッションとして馴染みやすくなっているという点において、ポジティブでしかないと思いますね。Tシャツとして活きる作品のプリント方法やレイアウトを考えてもらえたのも、とてもありがたかったです。
通常は作品へのリスペクトから、皆さん作品を忠実に表現しようと意識してくださいます。でもTシャツでそれをやる必要はないと私は考えているんです。作品というものは、原画があればそれで“OK”ですから。ファッションアイテムとしてさまざまなシーンで着用するTシャツで、作品が主張する必要はない。そもそもジャケットのインナーに着たら、ほぼ見えないですからね(笑)。Tシャツのブランドさんでやるなら、絵が際立つよりも、Tシャツに寄り添うというか、もう少し生活に馴染んだ方がいいと考えました。

半袖の白Tには、最もカワイ氏らしくファンも手に取りやすい作品を採用。そして長袖の黒Tの方は<MINE>らしさを意識し、ストリートやスケートボードを想起させる公園のランドスケープをセレクトした。

<MINE>×<HARUNAKAWAI>
半袖Tシャツ 7,700円 *伊勢丹新宿店限定

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長袖Tシャツ 9,680円 *伊勢丹新宿店限定

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*限定ISETANダクトテープステッカーが付属
*三越伊勢丹オンラインストアでは1月19日(水)午前10時頃より販売開始予定

カワイハルナ:Tシャツから作品が大胆にはみ出すレイアウトの白Tには、“収まりのいい”作品は合わないと思いました。そこで布やバンドなどのパーツをクローズアップした強めの図柄を選んだんです。裾の縫い目の部分のニュアンスも雰囲気がありますし、作品が裾まであることで絵自体がヒラヒラと動いてキレイに見えます。

それに対して黒Tのモチーフは、夜の公園。ストリート感たっぷりというわけではないけれど、<MINE>やTシャツを着る人に寄り添うイメージです。作品が浮いてしまわないように、ニュアンスのあるボディの色が地面に見えるように、木の陰を真っ黒にして見えるようにするなど作品のトーンを微調整してもらっています。このボディだからこそ表現できたものだと思いますし、こうして仕上がりを見てみると、明石さんにうまくレイアウトしていただいたと感じますね(笑)。


プリントTシャツのボディとしての役割も意識している<MINE>らしく、白Tはアーティストの個性を最大限に活かすものに。そして”自分のもの”としての進化にこだわったピグメントブラックの黒ロンTは、〈MINE〉の世界観を強く感じさせるものとなっている。両者がお互いを高め合い、それぞれの個性が最大限に発揮されている稀有なコラボレーションといっても過言ではないだろう。

カワイハルナ:作品がただプリントされているよりも、色んな“取っ掛かり”があったほうが面白い。Tシャツと作品、モノとプリントが一体化しているのが面白いと思いました。どちらのTシャツも単純な作品のキャンバスでは終わっておらず、洋服だからこそのアート表現ができていると感じますね。

明石:せっかくの絵を殺さないように──今回はそればっかりを考えていました。カワイさんのような優れたアーティストとのやりとり自体が刺激的でしたし、Tシャツ自体をじっくりと見て作品を描いてくれたり、選んでくれたりしたのがすごく嬉しかったです。〈MINE〉のTシャツはあくまでボディとして、上質な“キャンバス”でありたい。これからも、良質なキャンバスを求めるブランドやアーティストのお手伝いができれば、と思っています。


さまざまな才能やカルチャー、ヘリテージと影響し合いながら、<MINE>の“THIS IS MINE”な世界観は広がり、進化していく。だがその根底にあるのは揺るぎなき“自分”、現代のリアルスタンダードたる白Tだ。今回のプロモーションは、その完成度を再確認しながら最新のクリエーションについても知ることができる、またとない”チャンス”となりそうだ。


イベント情報
<MINE>プロモーション
  • 開催期間:2022年1月19日(水)~2月1日(火)
  • 開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション

1月19日(水)午前10時頃より販売開始予定
三越伊勢丹オンラインストア<MINE>


*諸般の事情によりイベントが変更・中止となる場合がございます。予めご了承ください。
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Text:Junya Hasegawa(america)
Photograph:Tatsuya Ozawa

*価格はすべて、税込です。
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