CZAPEK
チャペック


チェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカー、フランソワ・チャペックは、ジュネーブへの亡命後1832年、自身のアトリエを開き、1839年に同郷のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとのパートナーシップを結んだ。契約が終了した1845年、彼はチャペック時計会社を立ち上げ大きな成功を収めた。やがて彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となりパリのヴァンドーム広場にブティックを開いたものの、1869年に突然姿を消している。


現在の<チャペック>は2015年、1850年代に作られた過去のチャペック氏の作品からインスピレーションを受けて誕生したモデルとともに復活。「ケ・デ・ベルク」と名付けられたファーストコレクションは、美しいエナメル・ダイヤルと約7日間のパワーリザーブを持つムーブメントを備えている。
2017年には、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたセカンド・コレクション。そして2018年、ブランドにとって初めてのクロノグラフ・モデルが公開され、ブランドとしての幅を着実に広げている。


「ケ・デ・ベルク No.33S」 4,298,400円
K18RGケース : 直径38,5mm、約168時間パワーリザーブ、3気圧防水、手巻

42mm径のモデルと同一のムーブメント(サイズ32mm)を搭載しながら、38.5mmというケースサイズを実現したこのモデル。ソリッドゴールド製で非常に細くて繊細な「フルール・ド・リス」スタイルの針、エナメルのダイヤルなど<チャペック>の特徴が忠実に継承されている。
通常だと重くなりがちな約7日巻の操作感も快適な巻上げであり、小振りなケースサイズと合わせて使いやすい一品だ。


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