URBAN JURGENSEN
ウルバン・ヤーゲンセン


ウルバン・ヤーゲンセンは父親の志を受け継ぎ、パリのブレゲや英国のアーノルドといった名門工房で働いたのち、ヤーゲンセンのブランドを最も飛躍させた人物へと成長を遂げた。
デンマーク王であったフレデリック6世の王室御用達時計職人に任命され、デンマーク海軍のためにマリンクロノメーターを製作する大役を担うなど、その技術は同時代において高く評価されていた。


二人の息子も時計師として育て一族の伝統を引き継ぐも、一族最後の時計師ジャック・アルフレッド・ヤーゲンセンの没後、ヤーゲンセンブランドは一時的にこの世から姿を消すこととなった。
1978年、時計師ペーター・バウムベルガー氏が同社を手に入れたことで再び表舞台に立つことになり、高品質のコレクションを作り続けている。
高いクオリティを維持するため、年間100本に満たない極めて少ない生産量ながら、現在は、ゾーレン・ペーターソン率いるデンマークのグループにより、スイスの工房にて偉大なる遺産と伝統を継承し続けている。


「ヤーゲンセン・ワン」 3,456,000円
SSケース:直径41mm、12気圧防水、自動巻

ブランド初となるスポーツウォッチ。スイスレバー脱進機仕様のCal.P4に、巻き上げ機構を追加したCal.P5を新規開発し、SSケースに収めた。ケースとブレスレットに使用される素材は高品質な医療用ステンレススティール。どっしりとしたプロポーションだが、装着感もかなり良い。同ブランドならではの繊細な針や文字盤の仕上げも健在だ。


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