デニムラバーが洗濯を毛嫌いするのは、「買ったときのデニムの色を落としたくない」「最初のパリッと感をキープしたい」という理由から。デニム用洗濯洗剤「デニムウォッシュ」は糊(ノリ)をブレンドした中性洗剤で、形状を保ちながら汗や油などの汚れをしっかり落とし、購入時の風合いをキープ。ノリが定着することで、インディゴの色落ちもケアします。

水洗いでは一番困難なインディゴの色落ちを防ぎますが、水洗いすることで、気になるデニムの臭いの元となる、汗やホコリなどをすっきりと洗い落とします。


【用意するもの】
■洗濯したいジーンズ
■水(約2リットル)
■ウォッシュタブ(桶)
■パンツ(スカート)ハンガー 2本
□使用する洗剤:デニムウォッシュ 無香料(デニム用洗濯洗剤) 2cc(*今後伊勢丹オンラインストアにて販売予定。)


▶手順① 洗濯液を作る。水約2リットルに対して、洗剤はその1000分の1(2cc)を入れよくかき混ぜる。

水約2リットルに洗剤2cc。購入時から「デニムウォッシュ」で洗うと、ノリが生地に蓄積していくので、インディゴの色が抜けにくくなります。


▶手順② デニムがしっかり洗濯液に浸かるよう押し洗いする。

水と洗剤をよく混ぜたら、ジーンズの表地の摩擦による色落ちやダメージを避けるため裏返してから、水に浸します。
押し洗いは3~5分程度で、約1分ほどで汚れが出てきます。水の色が徐々に黄色や黒に変わってきたら、汚れが落ちた目安になります。
*汚れがひどい時は、新たに①の洗濯液を作り直し同じ工程をもう一度繰り返します。



▶手順③ 洗濯機で約1分ほど脱水する。

洗濯機にジーンズを直接入れて1分ほど脱水。脱水を長くすると、生地が撚れ(よれ)てしまったり、風合いの変化が起きてしまう可能性がありますのでご注意を。


▶手順④ きれいな水ですすぎ洗いをする。

余分な洗剤成分を洗い落とすために、ウォッシュタブに新しい水を入れて、押しながらすすぎ洗いをします



▶手順⑤ もう一度洗濯機で脱水し、陰干しする。

手順③と同じ要領で、再度洗濯機で1分ほど脱水し、形を整えて干します。
ジーンズは干すと縫い目が縮むので、「耳」をよく伸ばしましょう。干すのは「陰干し」で、インディゴに直接日光を当てるのは厳禁!
さらに干すときのコツは、パンツハンガーを2つ使って、中に空気を入れるようにすると早く乾きます。裏返したままの方がポケットなどの布が重なっている部分の乾きも早くなります。